オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

煮物など

2013-01-28 | Weblog

1/28(月) 今朝は煮物と炒め物に卵焼きとなった。朝、台所に立つまでメニューは白紙であった。冷蔵庫を開けてからゆるゆると食材を取りだし、のろのろと準備に入る…、家人が「雪が舞ってる」と云う。雪を眺める気にもならず、弁当作りをしたのであった。

とまあ、こんな状況の朝であったが、弁当だけは作るのであった。

煮物は、鶏肉と大根・蒟蒻・筍にジャンボインゲンが入る。最後に、昨夜摩り下ろした長芋の残りまで入れてみたのであった。 

                    

炒め物は、平貝のスライスと小エビをオリーブオイルとバターでソテーし、人参・ピーマン・シメジの野菜を添えた。そして、最後に定番の卵焼きだが、茹で小松菜を巻いた。

               

カボチャは、昨夜に自分で煮たものだが、甘みがあって美味かったのでKと長女の弁当に入れた。弁当が小さいので一つ二つしか入らない。このカボチャは、勇知の悠遊ファームから取り寄せてあった「伯爵」と云う皮が白い種類。12月までは持ちますと聴いていたが、今になっても上々であった。

                     

かくして、今朝も三人分の手抜きお弁当が出来上がった。弁当が仕上がった頃、既に雪は止んでいた。

                       

弁当の向こうに見えているが、今朝のスムージーは「リンゴ・ミカン・トマトに小松菜」である。土日と飯を喰い過ぎたので、朝はスムージーオンリー。

                       

 

 「鯖すし&鮎すし・甘露煮」

土・日と飯を食べ過ぎた。休みの悪いパターンであるが、土曜日に富士見台の老人ホームに入居している伯父を訪ねた。訪ねるにあたって、昔伯父が高知に来た折に喜んで食した「鯖寿司」を差し入れようと考えた。

金曜の朝、築地の場内市場に買い出しに行く奈加野のオヤジに同行。ここで鯖を見繕い「終わりだから持って行ってよ」と云われた、ヤリイカと平貝も買ったのであった。後は、田舎の従姉妹に鮭と明太子を送ったのだが、この従姉妹には奈加野で使う「米」や「猪肉」まで依頼する・・・。

何を云いたいかというと、鯖すし・鮎すし&甘露煮を土曜日に作り、飯を喰い過ぎてしまった。ということである。

土曜日の10時に事はスタートした。先ずは、寿司用に飯を五合を仕掛けた。飯には、昆布・塩・酒が適量入った。

冷凍の鮎を取り出して寿司用は開きにする。大きな鯖が二本、幸いなことにこの下処理は奈加野のオヤジに頼んであった。板長がオヤジの指示で開いてくれたとのこと。

                        

鯖と鮎の小骨を取り、塩・酢・柚子酢の順で〆る。鮓用の生姜を刻む、これと胡麻しか入れないのだ。後は、柚子酢と塩・砂糖で加減して鮓飯ができる。

 鮓用の下準備が整った処で、バーベキュー用のコンロで炭を熾して鮎を素焼きにする。此のあたりから、長女が娘を連れて現れ「バーベキューだ!」騒がしい。一番大きな鮎を喰われてしまった。肝心のビールが品切れ・・・。

鮎の開きの一部、三枚は開き干しに、奈加野から仕入れた柳カレイも塩を振って一緒に天日干しにする。鯖は二匹だがデカイ、鮎は全部で十数匹か・・・。たかだかこれだけのことが、時間を要した。甘露煮の方は、一寸目を離したら、汁タレが焦げてしまった・・・。

                       

結局、全てが終わったのは午後1時となっていた。そして、富士見台のホームに居る伯父を訪問したのであった。

                      

                    鮎鮓も、 鯖鮓の傍らではコバンザメ

不器用に鯖すしと、鮎ずしを一切れづつ食し「これで酒を飲むと旨いんだよな・・」と、在りし日の土佐での酒を懐かしんだ。そんなことを懐かしく思い出してくれる、それだけで作った甲斐があった。

 

九十三歳となる伯父はすっかり耄碌をした。年齢からすれば致し方なしだが・・・私に云う、『お前さんは随分と大きくなったな、横幅も立派になった。背も高くなったな・・・』。おじさん、そんな訳ないでしょう・・・。

伯父は車椅子とベットでの暮らし、すっかり目線が下がり何でも大きく見えるのだ。そんなことを自身では気付かなくなってしまった。 記憶の方も溶け、残滓しか残っていないだろうが、残滓があるだけでも救われる・・・。親父の兄弟・姉妹のこと、私の家族のことが繰り返された。

帰路、新宿にてHIROさんに会い、生ビールを一・二杯やって帰宅。すると、長女の一家が全員居る。「今夜は亭主の誕生日なので家で食事」と言っていたのに・・・。

                      

自家製の手巻き寿司と私の握り寿司等で、ご亭主殿の誕生祝いとなった。誰も手を出さない鯖寿司や鮎寿司を一人喰う私であった。

 

 

コメント
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