5/21(水) 朝から雨が、強い雨が降っている。降り出したのは昨晩の零時前ごろであったか。昨夜の帰宅は23時頃、雨が降り出す前であったのが幸いである。
昨夕、スタッフとして丁度七年在籍したAKAGI君が、この日で退社したので軽く一杯やった。何時もの安酒場「ちょっぷく」でハイボールをやりながら諸々の話をしながら、これからの計画などを訊く。が、特に計画や予定も、やりたいことも無いとのこと、私より一回り歳下にしては余裕がある・・・。
私から語るべきものもないが『君も世渡り下手だな~』の一言だけを伝えた。いつ何処で、誰と出会うことがあっても元気に挨拶をかわせる人生・生き方であって欲しいと願う。
そうこうすうるちに、後輩のIMAI君からの連絡が入った。人形町に着いたとのこと。夕方、彼から連絡があり近々に会いたいとのことであった。今週と来週の前半の私の予定は詰まっており、急遽この夜に会うこととしたのだ。
AKAGI君との懇談を切り上げ、IMAI君を誘って蕎麦屋「高松」に入った。引き続きハイボールをやりながら彼の話を聞いた。会社を辞める、なんていう話じゃないかと内心心配をしていたが違った。先ずは良かった。酒が進むうちに、昔の仲間のことが話題となり、富山に蟄居したMURAI君に電話を入れた。
富山の田舎暮らしだ、もう寝てんだろうと言いながらであったが、電話は通じた。既に田植えも終わったとのこと、のんびりと骨休めの時期か。湯治に行ってもおかしくはないな・・・なんてことが浮かんだ。昨年の四月だったか、取材で金沢に赴いたおりに、MURAI君のセッチングで昔の仕事仲間数人と会ったのは・・・もう一年経つか。
今夜は娘たちの処に泊まるというIMAI君と日比谷駅で別れ、帰宅した。終電まで開いている東急ストアで、翌日の菜でも見繕うかと過ぎったがやめにした。明日の弁当は簡素に「海苔弁」と、瞬時に決めたのであった。
と云うことで、今朝の弁当は「海苔弁当」である。先ずは飯を炊く。そして紅鮭を焼き、卵焼きの準備をした。海苔の下にチリメンジャコでもパラつかそうと、安芸の浜で揚ったチリメンジャコを取り出す。三年ものの自家製梅干し、これに海苔さえあればいいようなものだが・・・。何故かもの足りなさを感じる。
そこで、鶏の唐揚げを作ることにしたのだ。生姜・ニンニクを刻み、酒・出汁・醤油で鶏肉に漬け込む。先ずは、人参・ジャガイモ・薩摩芋を乱切りにしたものを素揚げ。色っ気が足りないと、ブロッコリも素揚げに。
炊きあがった飯が、なんとも美味そうである。香りがいい・・・ホッカホッカがいい、炊き上がりご飯のムワーッとくる匂いがいい。となれば、禁を破って喰いたくなるが人情と云うもの。揚げたての鶏唐揚げを一口味見すると・・・これがまた絶品。こんなに上手く唐揚げが揚ったのは、奇跡・晴天の霹靂、お釈迦様もビックらだ。
そんな分けで余りの美味さに、飯に鮭・ジャコを乗せ海苔で包んでパクついてしまった。高級レストランより、次郎の寿司より旨かったよ!多分。なんと言っても、従兄弟が丹精した清流育ちの米、水は九重連山黒岳の麓に湧く白水鉱泉の「微炭酸水」、炊き手の水の塩梅が抜群ときてるからね・・・。