立ち枯れしたアカマツの大木が目立つ林があったので、その枯れ木の樹皮を何本か剥がしてみました。思ったほど生きものは見つかりませんでしたが、越冬しているウバタマコメツキが何匹か見つかりました。ウバタマコメツキの幼虫は、マツの朽ち木中でほかの昆虫の幼虫やさなぎを食べて育つそうです。
《ウバタマコメツキ 2013/03/26》
《ウバタマコメツキ 2013/03/26》
立ち枯れしたアカマツの大木が目立つ林があったので、その枯れ木の樹皮を何本か剥がしてみました。思ったほど生きものは見つかりませんでしたが、越冬しているウバタマコメツキが何匹か見つかりました。ウバタマコメツキの幼虫は、マツの朽ち木中でほかの昆虫の幼虫やさなぎを食べて育つそうです。
《ウバタマコメツキ 2013/03/26》
《ウバタマコメツキ 2013/03/26》
富山市郊外にある農村の古い屋敷の前の空き地に、放置されてかなり腐朽が進んだ枯れ木がありました。手でさわってもすぐ崩れてしまうような部分を少し掘ってみると、10頭以上の大きなカブトムシの幼虫が潜んでいました。枯れ木が、多様な生物が生きるために非常に大きな役割を果たしていることを実感することができました。
カブトムシは、終齢である三齢幼虫で越冬するようです。
《カブトムシの幼虫がいた枯れ木 2013/03/30》
《カブトムシの幼虫 2013/03/30》
《カブトムシの幼虫 2013/03/30》
寒かった冬がようやく終わり、急激に春らしくなってきていますが、身近では紹介できる生きものの姿をなかなか撮ることができません。そこで、ヤナギが芽を開きだした神通川の河原に行ってみました。ルリシジミやキタテハが飛んでいましたが、風が強くてなかなかとまらず、写真に撮れません。
春らしい話題ではありませんが、河原に横たわっている枯れ木の中で越冬しているマイマイカブリをようやく見つけました。マイマイカブリは翅が退化し飛ぶことができないので地域ごとの変異が大きく、関東や中部地方のマイマイカブリはヒメマイマイカブリという亜種のようです。
《マイマイカブリ 2013/03/28》
昨日は南風が吹き込み、富山市で今春の最高気温21.9度を記録、春らしい陽気になりました。陽気につられるように、モンシロチョウ、ルリシジミ、ツバメなどの初見日となりました。
あいにく今年初見の生きものの写真が撮れなかったので、植木鉢や石の下などを探し、やっと鉢の下に潜んでいたアカシマサシガメを1頭見つけました。アカシマサシガメは、ヤスデだけを捕食する狭食性のサシガメだそうです。
《アカシマサシガメ 2013/03/28》
富山空港近くの緑地公園で、やや大きめのガを見つけました。トビモンオオエダシャクではないかと思われます。
トビモンオオエダシャクは3月中旬~4月上旬に出現、東京付近の山地・平地にきわめて普通(『原色日本蛾類図鑑』保育社)とあります。
《トビモンオオエダシャク 2013/03/16》
厳しかった冬も終わり、急激に春がやってきました。各地でソメイヨシノの開花情報が出されています。
イラガの繭を探していると、イラガセイボウが中で羽化しているものがありました。イラガセイボウは、6月から7月にかけて出現するそうなので、それまで繭の中でじっとしているのでしょうか?
《イラガの繭の中のイラガセイボウ 2013/03/16》