やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

ニホンザル(痕跡)(富山市[大山町]岡田)

2014-01-30 03:27:35 | 哺乳類

常願寺川左岸の崖の上で、雪の上にニホンザルのものと思われる足跡が残っていました。雪がだいぶ解けているので足跡は明瞭ではありませんが、後ろ足の第1指が大きく開くなどの特徴が認められます。また、近くの樹木には食痕があり、雪の上には糞も残っていました。

《雪の上のニホンザルの足跡 2014/01/29》 

《高木の枝のニホンザルの食痕 2014/01/29》 

《雪の上のニホンザルの糞 2014/01/29》

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クサカゲロウの仲間(空港スポーツ緑地/富山市秋ケ島)

2014-01-28 05:53:03 | 昆虫類

空港スポーツ緑地の一角に、盛り土で造成され、立山連峰をはじめ富山空港滑走路まで360度の展望が楽しめる場所があります。雲を眺めに立ち寄ったところ、シラカシの幹にキバラヘリカメムシがとまっていました。そばには、クサカゲロウの仲間もいます。あいにくカメラを持っていなかったので、5時間ほどしてからもう一度行ってみると、狙っていたキバラヘリカメムシは見当たりませんでした。

クサカゲロウの仲間(クサカゲロウ科の昆虫)は日本に約40種いるそうですが、似た種が多く、どの種なのか(区別できる箇所がうまく写っていないので)この写真ではわかりませんでした。ただ、越冬型が黄褐色をしているヤマトクサカゲロウとは違うようです。

《クサカゲロウの仲間 2014/01/23》

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ウスキホシテントウ(空港スポーツ緑地/富山市秋ケ島)

2014-01-26 06:24:08 | 昆虫類

晴れ間が広がった公園で、樹木の幹の上を小さなテントウムシが動き回っていました。しばらく眺めていましたが、いっこうに動きを止めないので、ぶれた写真になっています。

黒地にある紋は黄白色ではなくて白色のように見えますが、上翅にある3対の紋が特徴的なので、ウスキホシテントウではないかと思います。 

《ウスキホシテントウ 2014/01/24》

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アオイラガ(繭)(空港スポーツ緑地/富山市秋ケ島)

2014-01-24 19:09:34 | 昆虫類

公園のエノキの根元に、アオイラガの繭が散乱していました。まるで、ヤマノイモのムカゴのようです。なかには、羽化済みの繭もありました。アオイラガの繭の表面には幼虫時代の毒棘が付着しているので、素手で触れるとかぶれます。

《エノキの根元のアオイラガの繭(赤矢印。黄矢印は羽化した繭) 2014/01/24》

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ホソヘリカメムシ(富山市)

2014-01-16 17:41:27 | 昆虫類

二階のベランダで、ホソヘリカメムシがもぞもぞ動いていました。どこか近くで越冬していた個体が、陽がさして気温が高くなったので動き出したようです。

ホソヘリカメムシは後肢腿節が特徴的な細身のカメムシで、豆類や稲類などの汁を吸う害虫です。

《二階のベランダで動いていたホソヘリカメムシ 2014/01/16》

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ツマグロオオヨコバイ(越冬)(神通川右岸/富山市草島)

2014-01-15 04:13:27 | 昆虫類

エノキの株元の落ち葉をめくってゴマダラチョウの越冬幼虫を探していたとき、ツマグロオオヨコバイが落ち葉の下で越冬していました。

ツマグロオオヨコバイは最もふつうのヨコバイの仲間で、家の庭でもよく見かけます。

《エノキの落ち葉の下で越冬するツマグロオオヨコバイ 2014/01/07》

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オオカマキリ(卵鞘)(神通川右岸/富山市草島)

2014-01-13 08:40:17 | 昆虫類

河川敷の雑木林の低木に、オオカマキリの卵鞘が産み付けられていました。卵鞘は厚いスポンジ状のもので、中にある卵を寒さや乾燥などから保護しています。

カマキリ類の卵鞘は、種類によって大きさや形、産み付けられる場所などが異なっています。オオカマキリの卵鞘は釣鐘型で、林縁の低木の細い枝などに多く見られます。

《小枝に産み付けられたオオカマキリの卵鞘 2014/01/07》

《オオカマキリ卵鞘の断面(黄色い卵が見える) 2014/01/07》

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ジャコウアゲハ(蛹)(神通川右岸/富山市草島)

2014-01-11 04:28:11 | 昆虫類

神通川河口近くの川辺に生えているエノキの小枝に、ジャコウアゲハの越冬蛹を見つけました。神通川の河原では、中流から下流まで、ところどころ(食草のウマノスズクサの生育地)にジャコウアゲハの生息地があるようです。

《エノキの小枝で蛹化したジャコウアゲハ(対岸の煙突は富山火力発電所)  2014/01/07》

《エノキの小枝で蛹化したジャコウアゲハ 2014/01/07》

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ヨコヅナサシガメ(越冬)(神通川右岸/富山市草島)

2014-01-09 05:31:08 | 昆虫類

河原に生えたハンノキの樹皮の割れ目で、ヨコヅナサシガメの幼虫数十頭が群がって越冬していました。狭い割れ目にぎっしり入っており、小枝で多少つっついたくらいではびくとも動きませんでした。

ヨコヅナサシガメは幼虫で越冬し、翌春に羽化して成虫になるようです。

《ハンノキの樹皮の割れ目で越冬するヨコヅナサシガメの幼虫 2014/01/07》 

《ハンノキの樹皮の割れ目で越冬するヨコヅナサシガメの幼虫 2014/01/07》 

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アカテガニ(越冬)(神通川右岸/富山市草島)

2014-01-08 05:22:14 | その他動物

アカテガニは、ベンケイガニ科の中型のカニで、乾燥によく適応し、海岸や川辺の岩場、森林などに生息しています。

富山県内では「各地で見られたが、近年、きわめて生息域と生息数が減少し、神通川下流の特定の場所等限られた場所でしか確認されなくなった」(『富山県の絶滅のおそれのある野生生物』)とされています。神通川堤防の耐震工事で生息場所が狭められているのが、気懸かりです。

《倒木の樹皮下で越冬するアカテガニ 2014/01/07》 

《倒木の樹皮下で越冬するアカテガニ 2014/01/07》 

《立ち枯れした木の中で越冬するアカテガニ 2014/01/07》 

《石の下で越冬するアカテガニ 2014/01/07》 

《石の下で越冬するアカテガニ 2014/01/07》 

《堤防の耐震工事が進められて狭められるアカテガニの生息地 2014/01/07》 

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ヒロヘリアオイラガ(繭)(太郎丸公園/富山市太郎丸)

2014-01-06 04:27:55 | 昆虫類

最近になって、
① ヒロヘリアオイラガの古い羽化済みの繭殻はたくさん見かけるのに、(生きている)繭や越冬繭はあまり見かけないこと
② イラガの繭の死亡原因は何か
などが気になり、昨年の春から富山市内の公園で樹木に付けられた両種の繭の状態を調べています。

滋賀県ではヒロヘリアオイラガの「第2世代繭は9月中旬~10月下旬に形成され、そのまま越冬して、翌年の6月上旬~7月上旬に羽化した」(沢田ほか『緑化害虫ヒロヘリアオイラガの個体群動態:繭密度の季節的年次的変動』)とあったので、富山県では11月以降に羽化することはないだろうと、2013年10月30日を最後に調査を中断していました。

ところが、昨日(2014年1月5日)調べると、ヒロヘリアオイラガの繭は、新たに羽化したものや捕食されたものが多く、生き残っているものはわずかでした。滋賀県での調査結果との相違の理由はよくわかりませんが、昨年の夏の異常高温が影響しているのかも知れません。

調査対象にしていない樹木についたヒロヘリアオイラガの繭の中を見ると、前蛹の状態でした。また、イラガの繭は、この2か月間に被食などの変化はほとんどありませんでした。

《11月~12月にかけて(?)羽化したヒロヘリアオイラガの繭 2014/01/05》

《ヒロヘリアオイラガの繭の中の前蛹 2014/01/05》

《ヒロヘリアオイラガの繭から取り出した前蛹 2014/01/05》

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ジャコウアゲハ(蛹)(神通川左岸/富山市[婦中町]上轡田)

2014-01-03 15:42:35 | 昆虫類

今年、富山市内は積雪のない正月三が日でした。1月3日は朝から晴れたので、神通川の河原に出かけてみました。

河原の高水敷に置かれた消波ブロックで、例年どおりジャコウアゲハが蛹で越冬していました。

《河原の消波ブロックで蛹化しているジャコウアゲハ 2014/01/03》

《ジャコウアゲハの蛹 2014/01/03》

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