やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

モリアオガエル(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2024-05-30 12:38:19 | 両生類

勾配のある山道を、キョロキョロ、ヨロヨロ歩いていて、ササの葉の上にアオガエルが休んでいるのに気づきました。先日(2024/05/05)はこの近くの寺家公園でシュレーゲルアオガエルに出会い、このブログ(2024/05/07)で紹介したばかりです。

今回見かけたのは、虹彩の色がオレンジ色であることや皮膚の質感などから、モリアオガエルだと思います。ちなみに、すぐ近くの猿倉山森林公園キャンプ場にある防火水槽では、毎年モリアオガエルが産卵しています(今年はまだ産卵していませんが、水槽の排水パイプの中からは鳴き声が聞こえていました)。


《ササの葉の上に休んでいたモリアオガエル 2024/05/23》


《ササの葉の上に休んでいたモリアオガエル 2024/05/23》


《毎年モリアオガエルが産卵する猿倉山森林公園キャンプ場の防火水槽 2024/05/23》

先日のブログ(2024/05/07)で紹介したウェブサイト『久保川イートハーブ自然再生研究所*くぼかわ里山日記*/モリアオガエル シュレーゲルアオガエル 見分け方』を再掲します。
 「①目(虹彩)の色
   ・モリアオガエル      ‐ オレンジ色
   ・シュレーゲルアオガエル  - 黄色
  ②皮膚の質感、斑紋
   ・モリアオガエル      ‐皮膚はボコボコした様子。背中、喉んなどに斑紋が出やすい。
   ・シュレーゲルアオガエル  - 皮膚は滑らかな様子。
                 斑紋のない個体が多い。      
  姿がとても似ている両種ですが、①目(虹彩)の色での見分け方が分かりやすいと思います。ですが、個体差が多くて判断が難しい場合もあります。」


《モリアオガエル(左)とシュレーゲルアオガエル(右)の虹彩、皮膚の比較》


《ササの葉の上にいたシュレーゲルアオガエル(虹彩が黄色) 2024/05/05》

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シュレーゲルアオガエル(寺家公園/富山市[大沢野町]寺家)

2024-05-07 04:11:48 | 両生類

寺家公園背後の山道(「船崎山西国霊場三十三観音」巡拝路の一部)を散歩してきました。

小さな谷を横切る少し湿った所の下草の葉の上などに、アオガエルがいました。虹彩が黄色いので、シュレーゲルアオガエルだと思います。
なお、近くでアマガエルも見かけています。

ウェブサイト『久保川イートハーブ自然再生研究所*くぼかわ里山日記*/モリアオガエル シュレーゲルアオガエル 見分け方』には、次のように書かれていました
「①目(虹彩)の色
  ・モリアオガエル      ‐ オレンジ色
  ・シュレーゲルアオガエル  - 黄色
 ②皮膚の質感、斑紋
  ・モリアオガエル      ‐皮膚はボコボコした様子。
                背中、喉、後ろ脚の裏側に斑紋が出やすい
  ・シュレーゲルアオガエル  - 皮膚は滑らかな様子。
                斑紋のない個体が多い      
 姿がとても似ている両種ですが、①目(虹彩)の色での見分け方が分かりやすいと思います。ですが、個体差が多くて判断が難しい場合もあります。」


《ササの葉の上にいたシュレーゲルアオガエル 2024/05/05》


《ササの葉の上にいたシュレーゲルアオガエル(虹彩が黄色) 2024/05/05》


《下草の葉の上にいたシュレーゲルアオガエル 2024/05/05》


《下草の葉の上にいたシュレーゲルアオガエル(虹彩が黄色) 2024/05/05》


《「寺家公園」案内図 2024/05/05》

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ウシガエル(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市[婦中町]羽根)

2024-05-01 03:22:30 | 両生類

今まで何度も同じような写真を撮っているのに、見かけるとまた撮りたくなるものがいます。ウシガエルもその一つです。

今年も、この公園の池のそばを通るたび、息をひそめて池に浮かぶスイレンの葉の上にその姿を探してしまいます。

このカエルの後ろ姿には、いつもながら、なぜかしら郷愁?を覚えます。


《池に浮かぶスイレンの葉の上で休むウシガエル 2024/04/19》


《池に浮かぶスイレンの葉の上で休むウシガエル 2024/04/19》


《池に浮かぶスイレンの葉の上で休むウシガエル 2024/04/26》


《池に浮かぶスイレンの葉の上で休むウシガエル 2024/04/26》

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アマガエル(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2024-04-02 05:15:20 | 両生類

ソメイヨシノはまだ「蕾ふくらむ」の状態ですが、カンヒザクラの花は満開の公園を、午前中2時間ほど歩いてきました。出会った利用者は、1歳半ほどの子供連れの老婦人のみ(自分も「老自分」です)。

いろいろな生きものの隠れ家になっていた大きなエンジュの幹を覗いてみると、樹皮の下にアマガエルが隠れていました。動きも鈍く、ここで越冬していたのだと思います。


《エンジュの樹皮の下に隠れていたアマガエル 2024/03/31》


《エンジュの樹皮の下に隠れていたアマガエル 2024/03/31》


《エンジュの樹皮の下に隠れていたアマガエル 2024/03/31》

 

公園のサクラです。


《満開のカンヒザクラ 2024/03/31》


《満開のカンヒザクラ 2024/03/31》


《蕾がふくらむソメイヨシノ 2024/03/31》

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アマガエル(富山県中央植物園/富山市[婦中町]上轡田)

2024-01-15 05:57:39 | 両生類

2003~2009年に、富山県中央植物園で見かけた生きものを、紹介しています。

哺乳類、鳥類、爬虫類の紹介が終わり、今回は両生類のアマガエルです。

中央植物園には、このほか、トノサマガエルやツチガエルも生息していますが、紹介できるような写真がありませんでした。


《アマガエル 2007/08/15》


《噴水池で泳ぐアマガエル 2007/08/15》


《アマガエル 2007/09/02》


《アマガエル 2008/10/25》


《アマガエル 2008/11/03》

※ 2月の中央植物園(7) 15年ほど昔の写真なので、状況は変わっていると思います。


《雪の中のスノードロップの花 2009/02/17》


《雪の上の鳥の足跡(「一足跳び」なのでセキレイ類「交互歩み」ではないと思います) 2009/02/17》

※ 市立図書館から1月13日(土曜日)に借り出してきた本です(妻の借りた本が含まれています。借りた本を返却期限内に読み切れるのかどうか…)。
   1 『時を乗せて(中国文学逍遥①)』(井波律子・著)
   2 『清冽ー詩人茨木のり子の肖像ー』(後藤正治・著)
   3 『みつばの泉ちゃん』(小野寺史宣・著)
   4 『イタリアワインの愛し方ー土着品種でめぐるー』(内藤和雄・著)
   5 『京都37コース(詳細地図で歩きたい町)』(情報メディア編集部・編)
   6 『〈新版〉原田泰司ー野の道を歩く画家ー』(別冊太陽)

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ウシガエル(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市[婦中町]羽根)

2022-06-19 04:53:38 | 両生類

最近、いろいろな方がゼフィルスを素敵な写真で紹介しておられるのを見て、ミドリシジミの鮮やかな金属光沢の緑色を見たくなりふるさと自然公園に出かけてみました。ミドリシジミの♂は夕方に活発に活動するのですが、なんとかなるだろうと出かけたのは午前中です。

いくつかある溜池周辺は、地区住民総出による草刈りが行われていたので、最奥の溜池(「お池」)から野鳥の園への道(農道くらいの広さ)を歩くことにしました。

お池のそばの駐車スペースに車を停めると、さっそく「ブオー、ブオー」というウシガエルの大きな鳴き声が聞こえてきます。成体は敏感でなかなか写真を撮らせてくれませんが、池の中に浮いているスイレンの葉の上で休んでいる若い個体は警戒心がそれほどでもありません。

というわけで、今回もまた、これまでに何度も紹介している池の中に浮いているスイレンの葉の上で休んでいる若い個体の写真になりました。(老熟個体の背後からの写真が撮れれば、冷や汗ものの自身の腰あたりの肉付きそのものなので、少しはダイエットする気がおきるのでしょうが…。)


《「お池」のスイレンの葉の上で休むウシガエル 2022/06/18》


《「お池」のスイレンの葉の上で休むウシガエル 2022/06/18》


《「お池」のスイレンの葉の上で休むウシガエル 2022/06/18》


《「お池」のスイレンの葉の上で休むウシガエル 2022/06/18》

下の写真は、昔に頼成の森で撮ったウシガエルの後ろ姿です。


《どこか懐かしい後姿のウシガエル(頼成の森) 2014/06/17》

※ 市立図書館から6月18日(土曜日)に借り出してきた本です(妻の借りた本が含まれています)。
   1 『「世間」心得帖』(嵐山光三郎・著)
   2 『唐招提寺への道ー東山魁夷画文集⑧ー』(東山魁夷・著)
   3 『タダキ君、勉強してる?』(伊集院静・著)

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アカハライモリ(死骸)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2022-05-20 06:13:21 | 両生類

公園を犬を連れて妻と散歩していると、園路に何かが落ちていました。近寄ってよく見ると、アカハライモリ(アカハラ、イモリ、ニホンイモリ)です。赤い腹側を見せて死んでいました。少し干からびていました。(ちなみに、この公園は水田に囲まれた農村地帯にあり、中央を大きな農業用水路が横切り、公園内には用水から引水した流れや池があります。)

アカハライモリは、昔は(といっても60年ほど前と歴史的な昔になりますが…)至るところで見かけたような気がします。

ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/アカハライモリ』によると、田園地帯や森林に囲まれた水域では目にする機会も多いのですが、市街地などの護岸された水域では少ないそうです。市街地での個体数の減少に伴い、2006年には環境省レッドリストでも準絶滅危惧種として記載されるなど、他地域でも絶滅が危惧されている個体群は少なくないようです。

アカハライモリは水生動物で終生水の中で生活しているイメージがありましたが、以前、山の中の倒木で越冬している個体を何度か見かけて、やはり両生類なのだと実感した覚えがあります。
同サイトには、こう説明されています。「幼生は十分成長すると、外鰓が消えて成体と同じような形の幼体となり、上陸する。幼生の皮膚は滑らかだが、幼体の皮膚は成体と同じくざらざらしており、乾燥には幾分抵抗性がある。…幼体は、森林内などで小さな昆虫や陸棲貝類、ミミズなどの土壌動物を捕食して3-5年かけて成長し、成熟すると再び水域に戻ってくる。」


《園路上で死んでいたアカハライモリ 2022/05/19》


《園路上で死んでいたアカハライモリ 2022/05/19》


《園路上で死んでいたアカハライモリ 2022/05/19》


《園路上で死んでいたアカハライモリ 2022/05/19》

※ 「富山で30.3度もう真夏日 暑さ全国一」
  今朝の北日本新聞の見出しです。昨日は午前中は晴れ間が多かったのですが、昼からは曇り空。滅茶苦茶暑いという感じではなかったのに、真夏日で全国一位の暑さだったのです。体がだいぶ暑さに慣れてきたのでしょうか。
  脳梗塞を再再発しないよう、野外では水分を十分摂るよう心がけます。
  同じ朝刊に、剣沢小屋の佐伯友邦さんの訃報が出ていました。79歳。病名は違いましたが、7年ほど前に同じリハビリ病院でリハビリしていました。ご冥福をお祈りいたします。

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ウシガエル(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市[婦中町]羽根)

2022-04-27 04:30:42 | 両生類

この池に来ると、ついついウシガエルの姿を探してしまいます。この日は晴れた夏日。「ブオー、ブオー」という独特の鳴き声は聞こえてきませんでしたが、浮かんだスイレンの葉の上で、数匹のウシガエルが休んでいました。


《ウシガエルが生息する池 2022/04/25》


《スイレンの葉の上で休むウシガエル 2022/04/25》


《スイレンの葉の上で休むウシガエル 2022/04/25》

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モリアオガエル(オタマジャクシ)(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2022-02-13 03:48:35 | 両生類

2021年9月下旬の観察記録です。

猿倉山森林公園のキャンプ場に、(防火用でしょうか?)小さなコンクリート製の水槽があります。この水槽の上にかぶさる木の枝で、毎年、モリアオガエルが産卵し、たくさんのオタマジャクシが泳いでいます。このオタマジャクシを目当てに、アカハライモリやクロスジギンヤンマのヤゴも棲んでいます。

9月下旬にこの水槽をのぞくと、夏にはたくさんいたモリアオガエルのオタマジャクシがほんの数匹になっていました。前後の足が出ているので、変態して上陸してしまったのかも知れません。


《キャンプ場のコンクリート製水槽 2021/09/28》


《水槽の中で泳ぐモリアオガエルのオタマジャクシ 2021/09/28》


《水槽の中で泳ぐ変態間近のモリアオガエルのオタマジャクシ 2021/09/28》


《水槽の上のスギの葉に産み付けられたモリアオガエルの卵塊 2020/06/16》

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ヤマアカガエル(猿倉山森林公園/富山市[大沢野町]舟倉)

2022-02-06 04:58:00 | 両生類

2021年9月下旬の観察記録です。

猿倉山の麓にある芝生広場のそばの林に足を踏み入れると、何かが動きました。薄茶褐色のカエルです。林床の枯葉に紛れるような色合いで、動かなければ気づかなかったと思います。

写真で確かめると、ヤマアカガエルです。ヤマアカガエルとニホンアカガエルとは、同じような場所に生息し、よく似ています。写真のカエルは、目の後方からのびる背側線が鼓膜の背側で左右が近づくように曲がっているので、ヤマアカガエルです。ニホンアカガエルは、この背側線が真っ直ぐに伸びています。(ウェブサイト『日本のカエル/ヤマアカガエル/ヤマアカガエルとニホンアカガエルの見分け方』参照)


《林の林床にいたヤマアカガエル 2021/09/24》


《林の林床にいたヤマアカガエル 2021/09/24》

※ 市立図書館から2月5日(土曜日)に借りだしてきた本です(妻の本も含まれています)。
   1 『日本のサンショウウオーフィールド探索記』(川添宣広・著)
   2 『世界はもっと!ほしいモノにあふれている(3)』(松山加珠子・編)
   3 『老いる意味ーうつ、勇気、夢』(森村誠一・著)

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アカハライモリ(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2021-01-06 03:34:06 | 両生類

2020年5月上旬の観察記録です。

小さな谷間に段々に整備されたミズバショウの苑では、アカハライモリをよく見かけます。

アカハライモリは、「富山県の絶滅のおそれのある野生生物-レッドデータブックとやま2012-」において、「山地や平地の水辺に広く分布していた種であるが、分布域や個体数が減少している」として『準絶滅危惧』種とされています。


《アカハライモリ 2020/05/05》


《アカハライモリ 2020/05/05》


《アカハライモリ 2020/05/05》

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アカハライモリ(死骸)(富山市関)

2020-11-08 08:55:19 | 両生類

北陸自動車道に沿って設けられた車道を自転車で散歩(ポタリング)していると、アスファルトの路上にアカハライモリの死骸が落ちていました。路上を横断していて自動車に轢かれたものと思います。これも「ロードキル」です。

アカハライモリは、水田や池沼、川の淀みなど流れのない(または、少ない)淡水に生息する両生類で、冬は水路の落ち葉の下や水辺近くの石の下などで冬眠します(ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/アカハライモリ』など参照)。

付近は水田地帯ですが、農業用水路は流れが早く、晩秋から春にかけては水が流れなくなります。


《アスファルトの路上で死んでいたアカハライモリ 2020/11/01》


《アスファルトの路上で死んでいたアカハライモリ 2020/11/01》

※ 市立図書館から11月7日(土曜日)に借りだしてきた本です(妻の本も含まれています)。同居している孫娘が現在高3、来年の入試が終わるまで、新型コロナウィルスなどによる感染を避けるため、図書館から本を借りないようにしました。それまでは新しく本を予約しないことにします。協力できることはこれくらいですが…。
   1 『蝶がいっぱい(自然術②)』(腰本文子著)
   2 『数学そぞろ歩き』(Brian Hayes著)
   3 『日本庭園のひみつー見かた・楽しみかたがわかる本ー』(宮元健次著)
   4 『日本ぶらりぶらり』(山下清著)
   5 『流浪の月』(凪良ゆう著)
   6 『アウトドア料理の基本』(太田潤著)
   7 『四季の宿根草で庭づくり』(荻原範雄著)

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ツチガエル(富山市[大山町]寺家)

2020-10-05 10:27:45 | 両生類

アカガシ林の中を、積もった落ち葉を足で探りながら、ヒナカミキリを探して歩いていると、中ぐらいの大きさのカエルが跳び出しました。背中には大小のイボ状突起があるツチガエル(俗称イボガエル)です。

ツチガエルは、ヌマガエルとよく似ていますが、「背中のイボ状突起が大きいこと、腹が白くないこと、体臭が異なることなどで区別できる」ようです。このカエルの腹側を見ると、薄褐色でした。(ヌマガエルは本州中部以西の水田などでよくみられる南方系のカエルです。ただ、1990年代頃から関東地方などでも確認されるようになってきています。)

ツチガエルは、「水辺からあまり離れず、すぐに水に飛び込める位置にいることが多い」といわれていますが、今回出会った場所は近く(少なくても100m以上)には水場のない林の中でした。

(以上、ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/ツチガエル』参照2020/10/05)。


《林の中にいたツチガエル 2020/09/26》


《林の中にいたツチガエル 2020/09/26》


《林の中にいたツチガエル 2020/09/26》


《林の中にいたツチガエル(腹側は白くありません) 2020/09/26》

※『わくわく昆虫記ー憧れの虫たちー』(丸山宗利著・山口進写真)の虫たち 52/56 ナナホシテントウ(春)

「ナナホシテントウ」の副題は、「見ると有名人に出会ったようでうれしかった」です。テントウムシは丸山さんが物ごころついたころからの身近な遊び相手。ナミテントウの蛹を集め、羽化させて、個体によって違う模様が面白く、収集家としての丸山さんの原点のようです。一方、天道虫の典型であるナナホシテントウは、ナミテントウに比べて珍しく、見かけるとなんだか有名人に出会ったような気になったそうです。
私が小さいころ、天道虫はすべてテントウムシで、いろいろな種類があることも知りませんでした。
下の写真は、我が家の庭の梅の木にびっしりついていたアブラムシを食べに来ていたナナホシテントウです。


《梅の木の下のヤマブキの葉にとまっていたナナホシテントウの成虫 2020/05/22 富山市》

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シュレーゲルアオガエル?(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市[婦中町]新町)

2020-08-15 15:43:59 | 両生類

歩道を歩いていると、前方の茂みから、かなり重量のある生きものが動く(落ちる?)音が聞こえてきました。早朝の明るい斜めの陽射しが反射して見にくいのですが、アオガエルが灌木の茎につかまってぶら下がっているのをなんとか見つけました。そのまま写したのではハレーションをおこしそうなので、自分の影の中で写しました。

モリアオガエルとシュレーゲルアオガエルとは、昔は同一種とされていたくらいで、非常によく似ています。いろいろな図鑑やウェブサイトを見てみましたが、いまだに決定的な見分け方がわかりません。写真のアオガエルは、虹彩が黄色っぽいので、一応シュレーゲルアオガエルとしましたが、自信はありません。


《灌木の枝にぶら下がるシュレーゲルアオガエル? 2020/08/10》


《灌木の枝にぶら下がるシュレーゲルアオガエル? 2020/08/10》

※ 市立図書館から8月14(土曜日)に借りだしてきた本です(妻の本も含まれています)。
   1 『雲と出会える図鑑』(武田康男著)
   2 『犬のための家づくり』(建築知識特別編集著)
   3 『作りおき×すぐできおかず400品』(阪下千恵著)
           4 『野菜が長持ち&使い切るコツ、教えます』(島本美由紀著)

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ヤマアカガエル(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-05-29 15:03:39 | 両生類

今回の樹木園からの生きもの紹介で3番目のカエル。池の上部、「ミズバショウの苑」の草の間に、ヤマアカガエルがひそんでいました(なんとなく気配で気づきます)。このカエルもニホンアカガエルとよく似ていて、(区別点をすぐに忘れてしまい)現地で見かけたときはとっさに判断できないのが常です。

ウェブサイト『日本のカエル/ヤマアカガエルとニホンアカガエルの見分け方』2020/05/29によると、ヤマアカガエルは、鼓膜(目の後ろの黒い部分)の後ろから、背側線粒上隆条(下の写真で赤い線)が左右が近づくように曲がっており、それに比べるとニホンアカガエルでは、ほぼ真っ直ぐに伸びています。 また、写真では見えませんが、ヤマアカガエルを下から見ると下顎に斑紋が多く、ニホンアカガエルではそれがありません。 


《草の間にひそんでいたヤマアカガエル 2020/05/23》

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