池を一周する道路のそばのササの葉に、コチャバネセセリの幼虫を見つけました。
コチャバネセセリの幼虫は、食草の葉をまいて筒状の巣をつくり、そこから先の葉を主脈を残して食べる習性があり、その特徴的な形状から簡単に見つけることができます。
《コチャバネセセリ(幼虫) 2011/09/24》
池を一周する道路のそばのササの葉に、コチャバネセセリの幼虫を見つけました。
コチャバネセセリの幼虫は、食草の葉をまいて筒状の巣をつくり、そこから先の葉を主脈を残して食べる習性があり、その特徴的な形状から簡単に見つけることができます。
《コチャバネセセリ(幼虫) 2011/09/24》
桜ケ池に流れ込む谷川に沿って整備された小さな湿地の上を、タカネトンボが行ったり来たりしていました。しばらく見ていると3mほどの高さのところにとまったので、望遠で写真を撮りました。
タカネトンボは、胸部が緑色の金属光沢をしているエゾトンボ科のトンボで、この仲間では最もふつうの種類だそうです。
《タカネトンボ 2011/09/24》
天気はよいのですが、庭に出ても生き物の姿が少なくなってきました。
ナカグロクチバは、黒色の模様の真中を分断分断する淡黄色の帯が特徴的なヤガ科のガです。
《ナカグロクチバ 2011/09/28》
河原に設置してある消波ブロックで、ジャコウアゲハが蛹になっていました。蛹は下の写真のとおり特徴的な形をしており、「お菊虫」とも呼ばれています。
《ジャコウアゲハ(蛹) 2011/09/27》
河原のニラの花で、ヒメアカタテハが蜜を吸っていました。
ヒメアカタテハは、世界では最も分布の広いチョウの一つですが、寒さに弱いため寒冷地では越冬できません。富山県でも、夏から秋にかけて見かけることが多くなりますが、冬越しはできないようです。
ヒメアカタテハの幼虫の食草は、ヨモギ、ハハコグサなどキク科の植物です。
《ヒメアカタテハ 2011/09/06》
庭を歩くと、伸びた雑草の中から白っぽい小さいガがたくさん飛び出しますが、名前がわかりません。
シロオビノメイガは、10ミリほどの小さなガですが、翅の模様が特徴的なので、名前を推定できました。人家周辺の草むらでも見られる普通種だそうです。昼間にも飛ぶガです。
《シロオビノメイガ 2011/09/25》
枯れかかったトマトの葉で、ツマグロヒョウモンの♀が日光浴をしていました。翅が不自然にいたんでいるのは、何かに襲われたのかも知れません。
今年、このあたりでは、あまりツマグロヒョウモンを見かけませんでした。
《ツマグロヒョウモン 2011/09/23》
河原に、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ウラナミシジミの3種のシジミチョウが飛んでいました。
ツバメシジミは、名前のいわれとなった尾状突起が後翅にあるシジミチョウです。幼虫は、シロツメクサなどマメ科植物を食べます。
《ツバメシジミ 2011/09/11》
オンブバッタは、♂が♀の上に乗っていることを見かけることが多いことから名づけられたようです。
今年はおんぶ状態のオンブバッタを見かけることできないので、単独のオンブバッタの写真しかありません。シソの葉も好んで食べますが、今年は発生が少ないため食害された葉が少なく、きれいなシソの葉を摘むことができます。
《オンブバッタ 2011/09/18》
庭のイタリアンパセリやミツバには、いつの間にかキアゲハの幼虫がついていますが、成虫の姿はほとんど見かけません。
下の写真は、終齢幼虫を室内で蛹化させ、羽化した成虫をイタリアンパセリに止まらせて写したものです。
《キアゲハ 2011/09/13》
9月18日には、幅3メートルほどの狭い庭で、3種類のトンボを見かけました。常連に近いミヤマアカネとアキアカネ、ウスバキトンボです。ウスバキトンボも止まってくれたので、写真を撮ろうと動いたとたん、飛んでいってしまいました。
トンボの仲間では、このほか、オニヤンマ、シオカラトンボ、ハグロトンボ、ノシメトンボ?、アジアイトトンボを確認しています。
《アキアカネ 2011/09/18》
秋になってセミの声が静かになる頃、気になりだしてくるのが、アオマツムシの「リーリーリーリー」という大きな鳴き声です。木の上で大きな声で鳴きますが、姿はなかなか確認できません。
今年初めてアオマツムシの声を聞いたのは、8月30日でした。
アオマツムシは、明治時代に中国から侵入してきた外来昆虫だといわれています。
《アオマツムシ♀ 2011/09/18》
河原のクズの葉陰に、チョウセンカマキリがいました。
チョウセンカマキリはオオカマキリとよく似ていますが、左右の前脚基部の間にオレンジ色の斑紋があることで見分けがつきます。
《チョウセンカマキリ 2011/09/11》
《前脚基部の間の斑紋 2011/09/11》
庭の草むしりをしていると、大きな蜂が何か目的でもあるかのようにシュウメイギクの葉の裏に一直線で飛んできて、止まりました。葉柄を捻って葉裏を見ると、モンスズメバチでした。何枚か写真を撮ると、嫌がって飛んでいきました。富山は5日連続の真夏日だったので、日陰で休んでいたのでしょうか?
モンスズメバチは、単眼の周囲が黒いこと,腹部の模様が波形をしていることなどでコガタスズメバチなどと区別できます.
《モンスズメバチ 2011/09/15》
モンシロチョウは、私たちにとって最も身近なチョウの一つですが、このあたりではキャベツや菜の花などがあまり植えられていないため、それほど多くはありません。庭にもときどき飛んできますが、キチョウと同じようにこれまで、シャッターチャンスがありませんでした。
モンシロチョウがフウチョウソウやルッコラ、アブラナ科の野草などに産卵するところは見かけますが、そこから成虫にまでなっているのかどうかはよくわかりません。
モンシロチョウとよく似たスジグロシロチョウは、このあたりでは見かけません。
《モンシロチョウ 2011/09/15》