やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

ハラビロカマキリ(卵鞘)(神通川左岸/富山市婦中町上轡田)

2016-02-29 03:46:13 | 昆虫類

以前、富山市科学博物館のNさんから、「神通川の河川敷などで、ウスバカマキリを見かけたら、教えて欲しい」と頼まれていました。河川敷などの草原で見かけることが多いようです。

先日、神通川の河川敷を、再開したブログのネタを探して歩いていたとき、消波ブロックの斜め下側にカマキリの卵鞘が付いているのに気づきました。ひょっとしてウスバカマキリのものか?と近づいてよく見るとハラビロカマキリの卵鞘のようでした。でも、念のために写真は撮りました。

帰宅して、本やインターネットで調べてみると、インタ-ネットのハラビロカマキリの卵鞘に関する写真のなかに、神通川で見かけたものとよく似たものがありました。「やはり、ひょっとして?」と、Nさんに写真を送ったところ、「ハラビロカマキリで、残念ながらウスバでは無いと思います」とのことでした。

『フィールド版昆虫ハンターカマキリのすべて』によると、ウスバカマキリの卵鞘は「河川敷や造成地などの荒れた土地の草や石の下側などに見られ」、一方、ハラビロカマキリの卵鞘は「樹木の太い幹のほか、高所の細枝に産付することもあり…塀や電柱などにもときどき見られます」とのことでした。 

《消波ブロックの斜め下側に産み付けられたウスバカマキリの卵鞘 2016/02/20》 

《消波ブロックの斜め下側に産み付けられたウスバカマキリの卵鞘 2016/02/20》 

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ニホンザル(富山市大山上野)

2016-02-26 07:51:06 | 哺乳類

(2015年11月中旬の観察記録です。)

一昨日のブログの続きです。

当初の目的地周辺では出会えませんでしたが、少し立山寄りに車を走らせると、道路の傍の灌木で、ニホンザル1頭に出会えました。冬芽を食べているようでした。

窓越しで、短い時間しか撮らせてくれなかったので、年賀状に使う写真は結局撮れませんでした。

 《ニホンザルの食痕?が残るジャガイモ?2015/11/12》

 《道路の傍で灌木の芽を食べるニホンザル 2015/11/12》

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アオマツムシ♂(富山市大山上野)

2016-02-24 21:00:37 | 昆虫類

(2015年11月中旬の観察記録です。)

昨年は心身ともに絶不調で、大好きな自然との触れ合いにもほとんど出かけませんでした。その数少ない記録ですが、その時は投稿する元気もありませんでした。

翌年の年賀状のためにニホンザルの写真を撮ろうと、大川寺公園(今はありませんが、かっては富山県随一のレジャーランドでした)の上にある絶景スポット(常願寺川側をはさんで立山連峰の素晴らしい眺めが楽しめる所です)で、ニホンザルが姿を現すのを待ちながら弁当を食べていましたが、そこでは結局待ちぼうけでした。

周辺からアオマツムシの元気のない鳴き声が聞こえてきてきたので、探しましたが、姿は見つかりません。ようやく見つけたのは、水路の蓋の上の1♂でした。

 

 《立山連峰の眺め 2015/11/12》

 

 《アオマツムシ♂ 2015/11/12》

 

 《アオマツムシ♂ 2015/11/12》

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ジャコウアゲハ(蛹)/神通川左岸(富山市上轡田)

2016-02-23 05:36:21 | 昆虫類

神通川の高水敷に設置してある消波ブロック群の中に、毎年ジャコウアゲハの蛹が見つかるところがあります。今年もジャコウアゲハの蛹が見つかりました。近くの土手に、ジャコウアゲハ幼虫の食草であるウマノスズクサが生育していますが、定期的に行われる草刈りが生育のプラスになっているのかも知れません。

《消波ブロックで見つかったジャコウアゲハの蛹 2016/02/20》

 

 《消波ブロックで見つかったジャコウアゲハの蛹 2016/02/20》

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コカマキリ(卵鞘)(空港スポーツ緑地/富山市塚原)

2016-02-22 01:53:21 | 昆虫類

冬の公園では、樹木に取り付けられた樹名板の裏側で、いろいろな小動物が冬越しをしています。

神通川のそばの公園では、いくつかの樹名板の裏側にカマキリの卵鞘が産みつけられていました。形状などからすると、コカマキリの卵鞘のようです。

カマキリム類の卵鞘の大きさや形、産み付けられる場所などは、種類によって異なっています。コカマキリの卵鞘は、「中央に凹凸がない。中央が白く左右に紫黒いスジ模様」(ウェブサイト『福光村・昆虫記』)があり、「地表の石や倒木の裏側や樹幹の低い位置に見られ」(『カマキリのすべて』)ます。

 《裏側にコカマキリの卵鞘が産みつけられていた樹名板 2016/02/20》 

  《樹名板の裏側に産みつけられていたコカマキリの卵鞘 2016/02/20》

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ヨコヅナサシガメ(幼虫)(越冬)(太田用水右岸/富山市赤田)

2016-02-21 04:02:30 | 昆虫類

太田川用水右岸の桜並木のソメイヨシノの老木の幹に、ヨコヅナサシガメの幼虫が集団で越冬していました。幹の南面でした。 

 

 《ソメイヨシノの幹(南向き)で集団越冬するヨコヅナサシガメ(幼虫)》

 《ソメイヨシノの幹(南向き)で集団越冬するヨコヅナサシガメ(幼虫)》

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クマバチ(越冬)(太田用水右岸/富山市赤田)

2016-02-20 06:28:14 | 昆虫類

ーーー(昨年1月に脳梗塞を再発症し左半身に麻痺の後遺症、2か月半ほど入院し、退院後にブログを再開、)このブログを5月上旬から休んでいましたが、少し気力が戻ってきたので、また始めようと思います。ブログ休止中にも拘わらず、50~70人もの方に毎日このブログを見ていただいていることに、「富山の自然に興味がある方」に少しは役立つことができるでは?と、後押しもされました。ーーー

二日続きの晴天、風はあるもののそれほど寒くないので、N地区センター内の図書館に自転車で出かけた帰り、太田用水縁のサクラ並木にムシなどがいないかと立ち寄ってみました。

右岸に植えられたソメイヨシノの並木の中に、何故かエノキが1本混じっています。ゴマダラチョウの越冬幼虫でもいないかと、根元の落ち葉の裏を探しましたが、見つかりませんが、直径10㎝、長さ50㎝ほどの枯枝が落ちていたので、よく見るといくつか丸い穴が開いています。クマバチが営巣していた痕なのか?他に何か潜んでいないだろうか?と、白腐れが進んだ枯枝を壊してみました。中から出てきたのは、越冬中の2頭のクマバチでした。

頭部に白い鼻眼鏡様の模様が見当たらないようなので、♀ではないかと思います。クマバチは、スズメバチとは異なり、♂♀ともに新成虫が越冬し、翌年の繁殖活動に参加するようです。

次は、越冬しているスズメバチなどに出会いたいと思います。また、枯れ木探しを始めようかな…。

《ソメイヨシノの並木の中にある1本のエノキ(老木ではない) 2016/02/19》

《エノキの根元にあった枯れ木を足で壊したところ 2016/02/19》

《枯れ木の中から出てきたクマバチ 2016/02/19》

《クマバチ♀?(顔に白い模様が見当たらない) 2016/02/19》

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