やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

ジネズミ(死体)(富山市二俣新町)

2014-07-31 04:28:34 | 哺乳類

所要で訪ねたNさん宅の玄関先で、ジネズミが死んでいました。場所は、富山市南部、近くにやや大きめの用水が流れ、農耕地に囲まれた住宅団地です。

『ウィキペディア』(2014/07/30)のジネズミの記載の一部を再掲します。「…ジネズミ(学名:Crocidura  dsinezumi )は、哺乳綱トガリネズミ目トガリネズミ科に分類される小型の哺乳類である。ニホンジネズミと呼ぶ場合もある…「ネズミ」の名前がついているが、モグラの仲間である。モグラの仲間であるが、地中で生活せずに地上で生活するので、発達した前足などは持っておらず、外見はネズミに近い…水辺や森林をはじめ、河畔や農耕地周辺のしげみ、人家周辺などにもに生息する。小型昆虫、クモ類や土壌動物を捕食する。…」

富山市科学博物館の南部さんによると、住宅地でジネズミが見つかることはそれほど珍しくないとのことでしたが、とりあえず死体は博物館に届けました。ビニル袋に入れて密封したつもりでしたが、すごく臭いました。 

《住宅の玄関先で死んでいたジネズミ 2014/07/26》

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コムラサキ(空港スポーツ緑地/富山市秋ケ島)

2014-07-30 03:13:57 | 昆虫類

雲の観察を兼ね、空港スポーツ緑地へピクニックに出かけました。この緑地から、富山空港の滑走路はもちろん、立山連峰など360度を見渡すことができます。

昼食を済ませ、わずかな時間ですが公園の中を散歩しました。植栽されたコナラの幹からわずかに滲み出た樹液に、コムラサキがきていました。翅の表は写真に撮れませんでしたが、クロコムラサキではありませんでした。近くにある神通川の河川敷(ヤナギが多く生えています)から飛んできたのだと思います。ちなみに、富山空港は神通川の河川敷に整備された空港です。 

《コナラの樹液にきたコムラサキ 2014/07/29》 

《コナラの樹液にきたコムラサキ 2014/07/29》 

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トラフカミキリ(富山市[婦中町])

2014-07-29 04:10:58 | 昆虫類

昨年トラフカミキリを見つけたクワの大木が気にかかり、今年も7月に入って一、二度見に行っています。21日にも、別の場所に出かけるついでに、立ち寄ってみました。トラフカミキリは健在で、数頭がクワの幹を歩き回っていました。「また飛んできた」と思ってよく見ると、今度は本当のアシナガバチでした。http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/e8fd1ac3c5dd8f1a5541556930bb945d 

《クワの幹を歩くトラフカミキリ 2014/07/21》 

《クワの幹上のトラフカミキリ 2014/07/21》 

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ヒロヘリアオイラガ(繭)(太郎丸公園)(富山市太郎丸)

2014-07-28 18:07:55 | 昆虫類

昨年から本格的にイラガとヒロヘリアオイラガの羽化状況を調べています。ヒロヘリアオイラガの繭は、巧妙に隠蔽され、羽化して初めてそれと気づかされる場合もあります。確かこの木にはヒロヘリアオイラガの繭はなかった筈なのにという木に、ヒロヘリアオイラガの繭がありました。「見逃していた」と思い、繭の中を開けてみました。何と、中にはヒロヘリアオイラガの幼虫が入っていました。今、繭を作っている最中でした。イラガは羽化を始めたところなのに、ヒロヘリアオイラガは繭作りを始めていたのでした。

《作りかけの繭の中の幼虫 2014/07/26》 

《作りかけの繭の中の幼虫 2014/07/26》

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ノコギリカミキリ(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市[婦中町]羽根)

2014-07-27 03:05:46 | 昆虫類

ネムノキの幹の湿ったコケの生えたところに、ノコギリカミキリがとまっていました。黒っぽいところに黒っぽいノコギリカミキリがとまっていても、保護色になって目立ちません。意識してそういうところにとまっていたのかどうかは、わかりません。

ノコギリカミキリと似た仲間にニセノコギリカミキリがいますが、ニセノコギリカミキリの前胸は光らずざらついているそうです。 

《ネムノキの幹の湿ったコケの生えたところにとまるノコギリカミキリ 2014/07/21》

《ネムノキの幹の湿ったコケの生えたところにとまるノコギリカミキリ 2014/07/21》

 

《前胸が光っているノコギリカミキリ》 

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マダラミズメイガ(交尾)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2014-07-26 04:05:37 | 昆虫類

池の縁に生えた植物の周辺を歩くたびに、たくさんの小さな蛾が飛び出します。幼虫がスイレンを食べるマダラミズメイガが多いようです。池のそばのケヤキの幹で交尾しているマダラミズメイガを撮りましたが、露出がオーバー気味で本来の色合いが出ていません。

《池のそばのケヤキの幹で交尾するマダラミズメイガ 2014/07/22》

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クロカナブン(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2014-07-25 04:14:29 | 昆虫類

サンシュユから滲み出て発酵した樹液に、オオスズメバチやカナブンに混じってクロカナブンがやってきていました。今年初めて確認したクロカナブンです。このセンターでは、2011/07/26から毎年クロカナブンを確認しています。
http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/e739f43e4d45c48d2c656dbf2ff26f8c 

《オオスズメバチなどとサンシュユの樹液を舐めるクロカナブン 2014/07/24》 

《サンシュユの樹液を舐めるクロカナブン 2014/07/24》

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コフキトンボ(十二町潟水郷公園/氷見市十二町)

2014-07-23 05:10:09 | 昆虫類

十二町潟水郷公園は、氷見市にある地区公園で、面積は12.97ha (うち、潟面積6.0ha)です。十二町潟は、万葉時代にあった布勢の水海(ふせのみずうみ)という大きな湖の名残りで、オニバスやイタセンパラなどの希少な動植物の生育、生息地でもありました。

《十二町潟水郷公園 2014/07/21》

梅雨明けを思わせる強い太陽の照りつける日、この公園を1時間ほど散策しました。水辺では、シオカラトンボを小型にしたようなコフキトンボが、独特のポーズをとっていました。

《水辺の草にとまり独特のポーズをとるコフキトンボ 2014/07/21》

《支柱にとまるコフキトンボ 2014/07/21》

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モンスズメバチ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2014-07-22 11:43:57 | 昆虫類

コナラの樹液を舐めていたモンスズメバチ(大きさからみると働き蜂のようです)が、すぐ近くの土の中に消えました。アカマツの古い切株にできた空洞に営巣しているようです。

《モンスズメバチの巣があると思われるアカマツの古い切株 2014/07/08》 

《巣があると思われるアカマツの古い切株の洞近くにとまるモンスズメバチ 2014/07/08》  

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ギンヤンマ(羽化)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2014-07-21 04:14:47 | 昆虫類

7月19日から20日にかけては、東日本上空に寒気が流れ込み、断続的に雷雨が続く不安定な天気でした。晴れ間がみえた朝の9時ころ、営農サポートセンターに出かけると、池の縁で羽化したギンヤンマが翅を伸ばしていました。ギンヤンマの羽化は、「主に夜間に水辺の挺水植物などにつかまって行われ」(『富山県のトンボ』)るので、早朝に観察しても羽化殻が残っているだけのことが多いのですが、夜間の天気が悪いときは羽化が遅れる所為なのか、朝になっても羽化して飛び立つ前の成虫を見かけることがあります。http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/23c04ccbc9cde579bf5ac73aa02a305d

《羽化して翅を伸ばすギンヤンマ(赤丸内は羽化殻) 2014/07/20》 

《羽化して翅を伸ばすギンヤンマ 2014/07/20》  

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イラガセイボウ(富山市)

2014-07-20 03:38:30 | 昆虫類
ベニカナメモチの生垣の葉の間を縫うように、青緑色の虫が飛んでいました。今年初めて見るイラガセイボウです。イラガセイボウは、ベニカナメモチの樹液を目当てに飛んできているようです。
 
近くの太郎丸公園で調べているイラガの繭は、まだ羽化していません。今飛んでいるイラガセイボウは、間違えて、越冬したイラガの繭(中は、蛹)に産卵してしまうことはないのでしょうか?これから羽化してくるイラガが交尾、産卵、孵化し、幼虫が大きくなって繭を作る(中は前蛹)まで、産卵せずに待っているのでしょうか?

《イラガセイボウ(捕まえて写したもの) 2014/07/18》

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ツキノワグマ(糞)(山之村/岐阜県飛騨市神岡町和佐府)

2014-07-19 03:36:22 | 哺乳類

大規模林道高山大山線を和佐府(山之村)から有峰方面に走っていると、反対車線の黒い塊りがチラッと眼に入りました。一瞬しか見えませんでしたが、大きさや形などからツキノワグマの糞ではないかと思いましたが、予定どおり飛越トンネルの手前まで行き、車の陰で弁当を食べました。

食事の後、クマの糞に注意しながら来た道を引き返しました。通行する車も少なくありませんでしたが、幸いクマの糞は轢かれずに落ちていました。植物繊維が目立つ、新しい糞でした。

《アスファルト舗装の林道上に残されたツキノワグマの糞 2014/07/12》

《植物繊維が目立つツキノワグマの糞 2014/07/12》

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エゾハルゼミ(羽化殻)(山之村キャンプ場/岐阜県飛騨市神岡町森茂)

2014-07-18 03:22:52 | 昆虫類

標高1000mほどの山之村(※)キャンプ場の炊事棟の柱で、セミの羽化殻を見つけました。ハルゼミに似た小型で色が薄い羽化殻です。周りの林からはエゾハルゼミの鳴き声が聞こえてくるので、エゾハルゼミの羽化殻だと思います。
(※)http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/d71db6c28c99ef9d9ae9de5a28ed0001 

《炊事棟の柱で見つけたエゾハルゼミの羽化殻 2014/07/12》

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ミドリヒョウモン(山之村キャンプ場/岐阜県飛騨市神岡町森茂)

2014-07-17 03:36:46 | 昆虫類

前回に引き続き、山之村キャンプ場の炊事棟で見かけた蝶についてです。炊事棟の庇の裏側の木材で、10数頭のミドリヒョウモンがしきりに吸汁していました。不思議なことに、キバネセセリはレンガやコンクリートから吸汁していたのに対して、ミドリヒョウモンは木材からだけ吸汁していました。http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/d71db6c28c99ef9d9ae9de5a28ed0001 

 《炊事棟の庇の裏の木材から吸汁するミドリヒョウモン 2014/07/12》

《炊事棟の庇の裏の木材から吸汁するミドリヒョウモン 2014/07/12》 

《炊事棟の庇の裏の木材から吸汁するミドリヒョウモン 2014/07/12》

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キバネセセリ(山之村キャンプ場/岐阜県飛騨市神岡町森茂)

2014-07-16 12:50:32 | 昆虫類

富山県にはほとんどない山深い高原の雰囲気にふれるため、毎年のように岐阜県の「山之村」に出かけています。「山之村」は、「岐阜県飛騨市神岡町内にある、高地(標高約1000m付近)に集まった7つの村落(伊西、森茂、岩井谷、下之本、瀬戸、和佐府、打保)の総称で…地図や住所には山之村という地域は存在しませんが、昔からそのように呼ばれて」(ウェブサイト『山之村地区のくらし調査』2014/07/16)きたそうです。

山之村キャンプ場を散策していると、天蓋山(1527m)への登山道の入り口近くにある炊事棟に、たくさんの蝶が集まっていました。富山県ではそれほど多くない(と思われる)キバネセセリも、10数頭の♂が、煉瓦ブロックやコンクリート床から何かを吸っていました。キバネセセリのほか、ミドリヒョウモン、サカハチチョウ、アカタテハ、エルタテハ?もこの炊事棟に集まって、木材や煉瓦、コンクリートから何かを吸っていました。
 

《炊事棟の煉瓦ブロックから何かを吸っているキバネセセリ♂ 2014/07/12》

《炊事棟の煉瓦ブロックから何かを吸っているキバネセセリ♂ 2014/07/12》

《炊事棟のコンクリート床から何かを吸っているキバネセセリ♂ 2014/07/12》

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