ナガメ(「菜亀」)は、黒と赤の模様が特徴的なカメムシで、菜の花やダイコンなどアブラナ科植物に集まることから名づけられたようです。庭のルッコラ(アブラナ科)にきていました。
《ナガメ 2011/06/29》
ナガメ(「菜亀」)は、黒と赤の模様が特徴的なカメムシで、菜の花やダイコンなどアブラナ科植物に集まることから名づけられたようです。庭のルッコラ(アブラナ科)にきていました。
《ナガメ 2011/06/29》
数は多くありませんが、我が家の庭にも必ずやってくるのが、ベニシジミです。どこか近くの草原(くさはら)で発生しているのでしょうか、幼虫の食草はスイバ、ギシギシなどタデ科の植物です。
《ベニシジミ 2011/06/29》
神通川の河原に、ブチヒゲカメムシを見つけました。
ブチヒゲカメムシはイネのほかダイズなど多くの作物の害虫で、河原などに多く見かけられるようです。
《ブチヒゲカメムシ 2011/06/28》
雨の止み間にキュウリを採りにいくと、ウリハムシが葉の裏にとまっていました。
ウリハムシは、キュウリなどウリ科の野菜の葉などを食べ、幼虫もウリ科植物の根を食べます。
《ウリハムシ 2011/06/25》
昨晩から本格的な雨で、外では雷が鳴っています。提供できる新しい話題がないので、少し前に確認した昆虫について、お伝えしたいと思います。
2011年5月13日、車庫から車を出そうとして何気なくマーガレットの鉢を見ると、スズメガの仲間がとまっていました。蛾の仲間は苦手で、名前も調べずにいたのですが、詳しい方に教えていただきました。コスズメとのことです。
コスズメはスズメガ科の蛾で、幼虫はブドウ科やアカバナ科などの葉を食べるそうです。
《コスズメ 2011/05/13》
昨日は夏至。白くなったハンゲショウの葉に、セマダラコガネがとまっていました。
セマダラコガネの斑紋には変異が多く、真っ黒なものまであるようです。写真の個体は、触覚の先端部が鰓状に広がっているので、♂です。
《セマダラコガネ 2011/06/23》
樹木園の園路を歩いていると、アスファルトの路面に少し大きめのトンボが羽を広げてとまっていました。近づくと、ハンミョウのように少し先の安全距離のところに同じようにとまり、それを何回か繰り返していました。ムカシヤンマでした。
ムカシヤンマは、生殖弁でなく産卵管を持つという原始的な特徴があることから「ムカシ」の名が冠されたトンボです。幼虫の生息場所が水のにじみ出た崖などであることから、低山地の谷間の限られたところに生息しています。
《ムカシヤンマ 2011/06/12》
イタリアンパセリの実に、黒地に赤い縦線模様のカメムシがきていました。アカスジカメムシは、シシウドやヤブジラミなどセリ科植物の花の蜜や種子の汁を吸います。
イタリアンパセリは、もちろんセリ科の植物です。
《アカスジカメムシ 2011/06/21》
スズメは、カラスやツバメなどと並んで、私たちの身近に生息する鳥の一つです。気のせいか、最近は少なくなってきたようです。人の生活と密着していながら(いるからでしょうか?)警戒心も強く、なかなか写真を撮らせてくれません。
《スズメ 2011/06/15》
富山県の山麓部では、カモシカと出会う確率が高くなってきています。立山町の樹木園でも、カモシカが人のすぐ傍を悠々と歩いていました。
《カモシカ 2011/06/12》
河川敷のオニグルミや枯れ枝にキボシアシナガバチが巣を作り始めていました。
キボシアシナガバチは雑木林の周辺などで見かける黒と茶色の地味なアシナガバチで、巣の育房の繭のキャップが黄色をしています。
《キボシアシナガバチ 2011/06/12》
水の流れなくなった河川敷で、ハラビロトンボを見つけました。
ハラビロトンボの生息記録はそれほど多くなく、「レッドデータブックとやま」では「情報不足」とされています。
《ハラビロトンボ 2011/06/12》
先日、庭のヤマボウシを剪定していると、枝にコガタスズメバチの作りかけの巣がついていました。
コガタスズメバチは、繁みの中や軒下などの開けたところに巣を作ります。女王バチだけで巣作りをしている時は、トックリを逆さにしたような形をしていますが、下の写真の巣はトックリ形になる途中段階のものです。
2009年にペットボトルを利用した手作りのトラップを仕掛けて庭でスズメバチの調査をしたところ、コガタスズメバチ、ヒメスズメバチ、シダクロスズメバチの3種類が確認できました。
《コガタスズメバチ 2011/06/12》
アマサギの群に混じって、大きなアオサギが水田でオタマジャクシを食べていました。
アオサギは、日本で最も大きいサギです。
《アオサギ 2011/06/13》
《アオサギとアマサギ 2011/06/13》
河原の草原を歩いていると、ススキの葉の下の空中に、2~3cmの黒っぽい埃の塊のようなものが浮かんでいました。近づいてよく見ると、クモの子の集団でした。ちょっと刺激すると、まさしく「くもの子を散らす」ように散らばりました。残念ながら、クモの種類はわかりません。
広辞苑には、「(蜘蛛の子の入っている袋を破ると多くの子が四方に散ずることから)群集などがちりぢりばらばらに逃げ去るさまなどにいう」とありました。
《クモの子 2011/06/12》