早朝、庭のミニトマトを収穫していて、ギョッとしました。鮮やかな黄色の大きな幼虫が緑色の葉叢の中にいるのです。毎朝ミニトマトを収穫しているのに、まったく気づきませんでした。
ひととおり収穫した後、カメラを持ってきて撮影。特徴的な色彩のスズメガの仲間の幼虫なので、種類はすぐにわかるだろうと、踏みつぶしてしまいました(私は、蛾、特に大きな蛾は苦手です)。
水遣りなどを終えて部屋に戻り、撮った写真を見直しました。直感的にはメンガタスズメの仲間です。ウエブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2/スズメガ科(Sphingidae) スズメガ亜科(Sphinginae) Acherontia属 幼虫など縮小画像一覧』で幼虫の縮小写真を見ていきました。メンガタスズメかクロメンガタスズメのどちらかではないかと思いますが、終齢幼虫の尾角の曲がり具合が異なるようです。
ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/メンガタスズメ』(2019/08/12)には、「幼虫も成虫に負けないくらい大きく、終齢になると成虫の開翅長とほぼ同じ120mmに達する。幼虫は典型的なイモムシであり、緑色型と褐色型と黄色型の3つの色彩型が見られる。体表は、若齢幼虫では頭部と胴部の全面が顆粒で密に覆われるが、終齢幼虫では小さなしわに覆われるほかは滑らかである。逆に、尾角は若齢幼虫では滑らかでまっすぐであるが、齢を重ねるに従いイボのような突起で凸凹になり、終齢幼虫では10~11mmに達し、先端部が背方に湾曲して?字形となる。」とあります。
写真の幼虫はきちんと尾角が写せていなかったので、踏みつぶした幼虫の尾角を確認しました。あいにく尾部を踏みつぶしていたのではっきりしませんが、どうやらメンガタスズメのようです。
《ミニトマトにいたメンガタスズメ?幼虫 2019/08/12》
《ミニトマトにいたメンガタスズメ?幼虫 2019/08/12》
《踏みつぶしたメンガタスズメ?幼虫の尾角 2019/08/12》