2020/02/10のブログ「ヒメアトスカシバ(虫こぶ)」以来、機会があればヒメアトスカシバの虫こぶを探してきました。ヘクソカズラは北陸自動車道のフェンスの至る所にからまっているのですが、ヒメアトスカシバの虫こぶはそれほど見つかりません。見つけた虫こぶも、既に羽化の終わった古いものなどで、現在繭が入っているものがなかなか見つかりません。
この日は、新たに見つけた新しそうな虫こぶ4個を持ち帰り、そのうち一つの中を調べてみました。
虫こぶを中身を傷つけないよう端から慎重に切っていくと、前回同様、中から黒い俵状のものが出てきました。ヒメアトスカシバの繭です。今回は、この繭の中を調べました。
小さいのでなかなか上手く開けず、少し中を傷つけてしまいましたが、中から出てきたのは白いウジ虫状のもの。幼虫なのか、前蛹なのか?ウェブサイト『かのんの樹木図鑑/昆虫図鑑/ヒメアトスカシバ』は、「幼虫越冬」としています。
できれば、もう少し虫こぶを集めて、段階的に繭の中の状況を確認したいと思います。
《フェンスに絡まったヘクソカズラにできた虫こぶ 2022/03/27》
《フェンスに絡まったヘクソカズラにできた虫こぶ 2022/03/27》
《フェンスに絡まったヘクソカズラにできた虫こぶ 2022/03/27》
《集めてきたヒメアトスカシバの虫こぶ 2022/03/27》
《ヒメアトスカシバの虫こぶの中から出てきた繭 2022/03/27》
《ヒメアトスカシバの繭の中 2022/03/27》
《ヒメアトスカシバの繭の中から出てきた幼虫?前蛹? 2022/03/27》
※ 昨年の秋ころから、私がいつも散歩する付近の北陸自動車道法面の樹木の伐採などの管理が行われています。道路の管理上は必要なことですが、生きもの観察にはチョット寂しいことです…。
公園でも、ほどほどに管理された公園の方が、きれいに管理された公園(薬剤散布、除草、倒木・枯木・落ち葉などの持ち出し処理、立ち入り規制、小川や池の泥浚い)より生きものの影は絶対的に濃いので、私は好きです。
《伐採整理されて明るくなった北陸自動車道の法面 2022/03/27》