やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

アカタテハ(猿倉山森林公園/富山市[大沢野町]舟倉)

2021-10-31 06:00:04 | 昆虫類

朝陽のあたったトイレのコンクリート目隠し壁に、アカタテハがとまっていました。暖かいのか、アカタテハだけでなく、アキアカネなどの虫たちもとまって陽を浴びています。

アカタテハの「成虫は年に数回発生し、早春から晩秋まで見られるが、個体数は夏に少なく秋に多い。冬は成虫で越冬するため、早春に見られる越冬個体は翅の一部が欠けているものも多い。不規則な軌道を描きながら速く飛ぶ。花にも吸蜜に訪れるが、秋が深まった頃には、サザンカの花に訪れたり、カキノキの下で、熟して落ちた果実から汁を吸ったりする姿が見かけられる。花や腐果だけでなく獣糞や樹液にも頻繁に集まる。…幼虫の食草は、カラムシ、ヤブマオ…などのイラクサ植物である」(ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/アカタテハ』2021/10/30)。

写真の蝶は、きれいな翅をしていますが、これから過酷な冬を越し、来年の春には傷んだ翅で姿を見せてくれるでしょう。


《朝陽の当たるコンクリートの壁にとまるアカタテハ 2021/10/29》


《朝陽の当たるコンクリートの壁にとまるアカタテハ 2021/10/29》


《朝陽の当たるコンクリートの壁にとまるアカタテハ 2021/10/29》

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オオケマイマイ(殻)(猿倉山森林公園/富山市[大沢野町]舟倉)

2021-10-30 06:02:47 | 貝類

猿倉山展望台脇のコンクリートの上に、オオケマイマイの殻が落ちていました。

オオケマイマイは、殻の巻きに沿って太い毛が生えている、黄褐色~淡褐色のカタツムリです。殻は扁平で円盤状。森林から人家付近の草地まで、幅広い環境に生息するようです。(ウェブサイト『昆虫エクスプローラ/カタツムリ・ナメクジの図鑑/オオケマイマイ』2021/10/30など参照)


《展望台脇のコンクリートの上に落ちていたオオケマイマイの殻 2021/10/29》


《オオケマイマイの殻 2021/10/29》


《オオケマイマイの殻 2021/10/29》


《オオケマイマイの殻 2021/10/29》

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ツユムシ(産卵)(富山市新名)

2021-10-29 05:26:06 | 昆虫類

水田地帯の中を通る農道を犬と散歩していて、ススキの葉に何かがとまっているのに気づきました(瞬間パターン認識なのでしょうか?ススキの葉ではない何かを横目で感じました)。

近寄ってよく見ると、ツユムシの仲間が下向きにとまっています。しかも、腹部が途中でなくなっています。何かに食べられたのか?と思い、もう少し近寄ると、腹部を180度近く折り曲げていたのです。ツユムシのこのようなポーズは、これまでに見たことがありません。風が吹いていて揺れるので、葉が邪魔してうまく撮れません。邪魔になる葉を除けたりしていると、気配を感じて逃げてしまいました。

ひょっとして産卵していたのかと思い、帰宅後ネットで「ツユムシ」「産卵」で検索すると、ピッタリあてはまるブログが見つかりました。ウェブサイト『ツユムシブログ/産卵』です。長くなりますが、その内容をそのまま紹介します。

「今日は産卵しているところを写真に撮れたのでお見せしましょう。
ツユムシは、薄っぺらな葉の中(表側と裏側の間)に産卵します。彼女たちの産卵管(腹の先についている)は、いわゆる鎌形をしており、それを葉の間に差し込むのです。
まず、産みやすそうな場所を口で調べて探し、見つかったらそこに軽く噛付きます。次にお腹をエビのように丸めて産卵管をあごのところにもってきます。ここには産卵管をガイドする溝があるようで、そこをスライドさせながら葉の中に産卵管を潜り込ませます。完全に潜り込んだところで、お腹から卵を葉のほうへ移動させ、それが終わったら産卵管を抜き出します。これで卵を1つ産んだことになります。
だいたいこれだけを3~5分ぐらいで終わらせますが、ほとんどは卵の移動にかかっています。葉に産卵管を差し込むのは意外に簡単なようで、あっという間です。
産卵後の葉は、少し膨らんでいるので、産んだことを知っていれば見つけることは難しくありません。しかし、知らないと、葉の中に卵があるなんて思いもしないほど、巧妙な産卵です。これなら外敵にも気付かれずにすむでしょう。」

このツユムシの仲間は、後脚腿節にトゲがないので、「ツユムシ」だと思います。


《ススキの葉に産卵するツユムシ 2021/10/28》


《ススキの葉に産卵するツユムシ 2021/10/28》

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ヤマナメクジ(富山市新名)

2021-10-28 08:39:54 | 貝類

水田地帯の中を通る農道を犬と散歩していると、道路を大きなナメクジが這っていました。8㎝ほどはあるので、ヤマナメクジではないかと思いますが、場所が平野部の水田地帯であるのが気になります。

「ヤマナメクジ は日本原産のナメクジの1種。10cmを越える大型種…。軟体部はとても大きくて13-16cmに達する例も…。背面は灰褐色から黒褐色で、両側に幅の広い黒っぽい縦に走る帯状の紋があり、足に近い部分では色薄くなる。また背面真ん中にも黒い斑文が縦に並び、背面から側面にかけて黒から灰色の顆粒状の隆起が縞模様をなして並んでいる。」(ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/ヤマナメクジ』2021/10/28)


《水田地帯の農道を這っていたヤマナメクジ 2021/10/27》


《水田地帯の農道を這っていたヤマナメクジ 2021/10/27》

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ミノウスバ♂(富山市太田南町)

2021-10-27 06:10:19 | 昆虫類

北陸自動車道と立体交差する道路のトンネルの壁に、ミノウスバがとまっていました。触角が両櫛歯状なので、♂です。

ミノウスバは、マダラガ科の蛾で、翅は半透明。腹部には鮮やかなオレンジ色の毛、尾端には長い黒色の毛があります。成虫は年1回、秋にのみ出現する秋の蛾で、昼に飛び回ります。幼虫の食餌植物はマサキ、ニシキギなど。(ウェブサイト『昆虫エクスプローラ/昆虫図鑑/ミノウスバ』2021/10/27など参照)

私にとって、ミノウスバは初めて見る蛾です。


《トンネルの壁にとまっていたミノウスバ♂ 2021/10/28》


《トンネルの壁にとまっていたミノウスバ♂ 2021/10/28》


《トンネルの壁にとまっていたミノウスバ♂ 2021/10/28》


《トンネルの壁にとまっていたミノウスバ♂(触角が両櫛歯状) 2021/10/28》

※ 「身近な鳥 大きく減少 ツバメ・スズメ・コアジサシ…」
  北日本新聞朝刊2021/10/26の社会面の見出しです。鳥類繁殖分布調査会が25日に発表したデータだそうです。地域によって差があるのでしょうか、5年あまり前に現在地に越した現在地では、コアジサシは別として、スズメやツバメは周りにたくさん見かけます。発表データは1947年との比較なので、私の生まれる1年前、さすがに当時との比較はできません(このあたりは、水田地域に繊維工場が建っていたのではないかと思いますが…)。
  いつも犬と散歩に出かける少し離れた(500mほどか)水田地帯では、アマサギやコサギは毎年見かけます。最も多いのは、アオサギです。

 
《北日本新聞朝刊2021/10/26》

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ベッコウバエ(富山市)

2021-10-26 05:26:52 | 昆虫類

庭で、このあたりでは見たことのないハエより大きめの黄褐色の虫が飛んでいました。

シソの葉にとまったので、近づいてよく見ると、翅に黒い紋がある大きなハエの仲間、ベッコウバエのようです。ベッコウバエは、雑木林のコナラの樹液などでよく見かけますが、こんなところで見かけるとは意外でした。

ベッコウバエについて、記念日に孫たちからもらった図書券で(原則を破り例外的に)昨日買った『手すりの虫観察ガイド』には、こう書いてありました。「…平地から山地の手すりや樹皮にとまっているのを見かける。落ちた果実や獣糞に集まるため、犬の多い都市部でも見かける。」
ちなみに、我が家は中都市郊外の住宅地。犬は多いのですが、さすがに最近は放置される糞はあまりありません。


《シソの葉にとまるベッコウバエ 2021/10/24》


《シソの葉にとまるベッコウバエ 2021/10/24》

※ 市立図書館から10月25日(月曜日)に借りだしてきた本です(妻の本も含まれています)。
   1 『数学パズル(別冊Newton)』
   2 『標本バカ』(川田伸一郎編)
   3 『今日でなくてもいい』(佐野洋子著)
   4 『自分の始末』(曽野綾子著)
   5 『老年の品格ー笑われる老人になろうー』(三浦朱門著)
   6 『今が人生でいちばんいいとき!ー年を重ねるほど幸せになるー』(久田恵著)

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ケラ(富山市新名)

2021-10-25 05:51:50 | 昆虫類

小春日和のように暖かく穏やかに晴れた昼過ぎ、水田地帯の中を通る農道を犬と散歩していると、道路をケラ(螻蛄)が横切りました。すばしこく歩き回って、なかなか写させてくれません。

ケラについては、2020/04/06のこのブログで、我が家の庭で見つけたケラを♂(♂前翅の翅脈は複雑で、鳴くための発音器官があり、メスの翅脈は前後に平行に伸びた単純なもの)として紹介しましたが、前翅の翅脈を見れば一目瞭然と一目でわかるものではないようです。「恐るべし、ケラ!」(孤独のグルメの見過ぎです)


《農道を横切るケラ 2021/10/24》


《あちこち逃げ回るケラ 2021/10/24》


《あちこち逃げ回るケラ 2021/10/24》

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トノサマバッタ(産卵)(富山南総合公園/富山市友杉)

2021-10-24 06:47:29 | 昆虫類

ピクニックに出かけた富山南総合公園で、芝生の上で昼食をすませ、犬といっしょに園内を散歩しました。

舗装された園路に黒っぽい影。交尾しているトノサマバッタに見えました。いつものように遠くから1枚、少し近づいて1枚、接近してもう1枚と写しました。警戒心が強くてなかなか近づかせてくれないトノサマバッタが、カメラが触れるほどに近づいても、逃げません。

よく見ると、♀は園路舗装の風化した(?)部分に腹端を差し込んでいます。産卵していたのです。(交尾をせまる♂を背中に乗せたまま産卵したのでしょうか?産卵していた♀に♂が交尾をせまったのでしょうか?)

ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/トノサマバッタ』2021/10/24には、トノサマバッタの警戒心について、こう書かれていました。「警戒心がやや強く、成虫は外敵や人が近付くと、地面を跳ねて飛んだ後に、長めの翅を拡げて、長い距離では十数メートル程も飛翔して再び草の中に溶け込んで身を守るようにする。強い筋力による翅の力による飛翔力は強く、一度飛び立たれると、ジグザグに飛翔して狙いを付けられないようにするので、近づくのも捕まえるのも難しい。」


《公園の園路に♂を上に乗せて産卵していたトノサマバッタ♀ 2021/10/21》


《公園の園路に♂を上に乗せて産卵していたトノサマバッタ♀ 2021/10/21》


《園路の舗装に腹端を差し込んで産卵していたトノサマバッタ♀ 2021/10/21》

※ 園路に沿って植えられたケヤキの根元近くに、ハナワラビの仲間が生えていました。
  ハナワラビの仲間(ハナワラビ属)は、ハナヤスリ科のシダ植物の群。日本では13種ほどが知られ、また、自然雑種も見つかっていて、分類そのものが十分に理解されているとは言えない状態であるとも言われているようです。(ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/ハナワラビ属』2021/10/24参照)
  『富山県植物誌』(大田弘ほか、1983)には、オオハナワラビ、ミヤマハナワラビ、ヒナハナワラビ、ヤマハナワラビ、エゾフユノハナワラビ、ナガボノハナワラビ、フユノハナワラビ、ナツノハナワラビの8種類があげられていましたが、むつかしいことを抜きにして生育地などから考えると、フユノハナワラビなのかなと適当に思ってしまいます。


《ケヤキの根元に生えたフユノハナワラビ? 2021/10/21》


《ケヤキの根元に生えたフユノハナワラビ? 2021/10/21》

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ウストビモンナミシャク(猿倉山森林公園/富山市[大沢野町]舟倉)

2021-10-23 10:13:11 | 昆虫類

猿倉山中腹の林の中にあるキャンプ場の炊事棟で、シャクガの仲間の蛾が翅をたてて梁にとまっていました。帰宅後、撮った写真の蛾を『蛾の生態標本図鑑』などの生態写真と比べ、ウストビモンナミシャクにたどりつきました。

同図鑑によると、ウストビモンナミシャクは、年に2化、6~10月各地に普通。幼虫の寄主植物は、イワガラミ、ヤマブドウなど。前翅頂には明瞭な茶褐色の紋。

(数日後も同じポーズでとまっていたことから、この蛾は既に死んでいたことがわかりました。)


《炊事棟の梁にとまるウストビモンナミシャク 2021/10/18》


《炊事棟の梁にとまるウストビモンナミシャク 2021/10/18》


《炊事棟の梁にとまるウストビモンナミシャク 2021/10/18》

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アオバハガタヨトウ(猿倉山森林公園/富山市[大沢野町]舟倉)

2021-10-22 09:28:46 | 昆虫類

猿倉山中腹の林の中にあるキャンプ場の炊事棟で、緑色のキリガの仲間の蛾が、コンクリートの壁にとまっていました。帰宅後、撮った写真の蛾を『蛾の生態標本図鑑』などの生態写真と比べ、アオバハガタヨトウにたどりつきました。

同図鑑によると、アオバハガタヨトウは、年に1化、10~11月に出現する秋の林の蛾です。幼虫の寄主植物は、ウラジロガシ(ブナ科)、サクラ類(バラ科)など。前翅は焦げ茶色で緑色の斑紋。横線は波状となり、外横線と亜外縁線の間、腎状紋、環状紋、基部付近は緑色。環状紋の外縁側には白色条。(などと転載していますが、私は絵合わせが主体です。)

(余談ですが、ゴボウトガリヨトウの紹介でも述べたように、「…ヨトウ」なる蛾は、我が家の家庭菜園の天敵「夜盗虫」を連想させ、敵愾心を持ってしまいます。)


《炊事棟のコンクリートの壁にとまっていたアオバハガタヨトウ 2021/10/18》


《炊事棟のコンクリートの壁にとまっていたアオバハガタヨトウ 2021/10/18》

※ 立山初冠雪
   立山(3,015m)で10月21日に初冠雪を観測したと富山地方気象台が発表。
   平年より9日、昨年より4日遅い。
   昨日、山は2,000mより下の方まで白くなっていたと思います。


《立山初冠雪を報じる北日本新聞2021/10/22朝刊》

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ヒメヤママユ(♂&♂)(猿倉山森林公園/富山市[大沢野町]舟倉)

2021-10-21 05:16:10 | 昆虫類

旧大沢野町に用ができたので、少し足を伸ばして(自宅から2~30分程度)、また猿倉山森林公園に行ってきました。この日は平日にも関わらず、3張のテントが張られていました(午後2時過ぎ)。

キャンプ場の炊事棟では、先日(2021/10/15)にも見かけたヒメヤママユが交尾中(と思っていました)。

帰宅して写真を整理してビックリ。♂♀のペアと思っていたヒメヤママユが、実は♂の同性カップルだったのです。よく見ると当然交尾はしていないのですが、一見交尾と思えるような恰好です。


《3張のテントが張られていたキャンプ場 2021/10/18》


《炊事棟の蛍光灯にとまっていた2匹のヒメヤママユ♂ 2021/10/18》


《炊事棟の蛍光灯にとまっていた2匹のヒメヤママユ♂ 2021/10/18》


《炊事棟の蛍光灯にとまっていた2匹のヒメヤママユ♂ 2021/10/18》

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ゴボウトガリヨトウ(猿倉山森林公園/富山市[大沢野町]舟倉)

2021-10-20 06:11:44 | 昆虫類

猿倉山中腹の林の中にあるキャンプ場の炊事棟で、黄褐色の蛾が梁にとまっていました。帰宅後、撮った写真を『蛾の生態標本図鑑』の生態写真と片端から見較べていき、ゴボウトガリヨトウにたどりつきました。

同図鑑によると、ゴボウトガリヨトウは、9~11月に出現、幼虫の食餌植物はタケニグサ、ヨモギなど広食性。前翅は内・外横帯は灰褐色、中央帯および翅頂部は淡短黄色、後翅は淡い灰褐色。

同じ仲間のヒメトガリヨトウと似ているようですが、「…本種の方が大型で、色彩が明るい。…前翅外縁の形状が異なるが微妙。亜外縁線が、本種は途中で内側にやや入るが、ヒメトガリヨトウは滑らかに湾曲する。」(ウェブサイト『かのんの樹木図鑑/渓舟の昆虫図鑑/ゴボウトガリヨトウ』2021/10/20)となると、面倒で、ついつい確認を怠ってしまいます。

余談ですが、「…ヨトウ」なる蛾は、我が家の家庭菜園の天敵「夜盗虫」を連想させ、敵愾心を持ってしまいます。


《炊事棟の梁にとまっていたゴボウトガリヨトウ 2021/10/15》


《炊事棟の梁にとまっていたゴボウトガリヨトウ 2021/10/15》

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ウスキツバメエダシャク(猿倉山森林公園/富山市[大沢野町]舟倉)

2021-10-19 17:36:49 | 昆虫類

猿倉山中腹の林の中にあるキャンプ場の炊事棟で、白っぽいツバメエダシャクの仲間が梁にとまっていました。蛾は似た種が多く、見分けるのは苦手です(まして、写真からとなると…)。

ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』2021/10/19には、ツバメエダシャクの仲間としてフトスジツバメエダシャク、 シロツバメエダシャク、 ウスキツバメエダシャク、ノムラツバメエダシャク、コガタツバメエダシャク、ヒメツバメエダシャクの6種があげられています。このうち、ノムラツバメエダシャクは亜高山性なので除外できると思います。

上記ウエブサイトの記載と、写真のものとを比べます。
1 フトスジツバメエダシャク 「ウスキツバメエダシャクより大型のことが多い。また、顔の色が違い、本種は白、灰色。前翅は全体にさざ波が強い。すじは灰色っぽい。山地で少ない。」
2 シロツバメエダシャク 「帯が茶色っぽくて、前翅の2本の帯の間にさざ波がなく真っ白。中型。顔面背中側半分橙色、半分白。尾錠突起は長いが、尾状突起というよりは脈M1なので横のこぶが突出傾向。平地~山地でやや普通。触角に櫛歯があるのは仲間の中では本種の♂のみ。」
3 ウスキツバメエダシャク 「フトスジツバメエダシャクに似るが、顔の色で区別でき、本種の顔は橙褐色。大~中型で前翅は黄色っぽく全体にさざ波が強い。すじは茶色っぽい。平地~山地に普通。尾状突起が比較的長く、かなり尖る。」
4 コガタツバメエダシャク 「ウスキツバメエダシャクより一回り小さめ。顔面ほぼ白。前翅は純白に近い。すじは灰色で茶色味がない。平地~山地に多い。」
5 ヒメツバメエダシャク 「小型。顔面ほぼ白。コガタツバメに似るが後翅のスジが「く」の字に強く曲がる。少ない。探すときは食草のサワフタギが目印か。」

写真のツバメエダシャクは、顔面が橙褐色に見えるので、ウスキツバメエダシャクとしました。


《キャンプ場の炊事棟の梁にとまっていたウスキツバメエダシャク 2021/10/15》


《キャンプ場の炊事棟の梁にとまっていたウスキツバメエダシャク 2021/10/15》


《炊事棟の梁にとまっていたウスキツバメエダシャク(顔面が橙褐色) 2021/10/15》

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エグリヅマエダシャク(猿倉山森林公園/富山市[大沢野町]舟倉)

2021-10-18 06:07:01 | 昆虫類

猿倉山中腹の林の中にあるキャンプ場の炊事棟で、エグリツマエダシャクを見かけました(種名は、帰宅してからウェブサイトなどを調べてわかったもので、ほとんどの蛾は何度見てもその場では名前が出てきません)。

エグリヅマエダシャクは、茶褐色地に1本の細い筋模様と一対の小黒班があるシャクガで、前翅外縁上部が鋸歯状になっており、春~初夏と秋に出現し、灯火によくやって来ます。幼虫は、チャ、サクラのほか、ブナ科、ミズキ科、ツツジ科など、さまざまな樹木の葉を食べます。(ウェブサイト『昆虫エクスプローラ/昆虫図鑑/エグリヅマエダシャク』2021/10/17参照)


《キャンプ場の炊事棟にいたエグリヅマエダシャク 2021/10/15》


《キャンプ場の炊事棟にいたエグリヅマエダシャク 2021/10/15》


《キャンプ場の炊事棟にいたエグリヅマエダシャク 2021/10/15》

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ヒメヤママユ(猿倉山森林公園/富山市[大沢野町]舟倉)

2021-10-17 05:06:43 | 昆虫類

猿倉山に出かけたら、できるだけ建物の壁面などをチェックするようにしています(そうとう怪しい人物に見えるかも知れません)。

この日、中腹の林の中にあるキャンプ場の炊事棟(2棟あります)では、何種類かの蛾が見つかりました。

なかでも、炊事棟のコンクリートの調理台にとまっていたヒメヤママユにはギョッとしました。大きいのです。しかも、蛾嫌いの私でも綺麗と思いました。触角が羽毛状なので、♂です。私にとっては、初見の蛾でした。

ヒメヤママユは、秋深くに現れる、オリーブ褐色の翅を持った大きな蛾です。4枚の翅に一つずつ眼状紋があります。灯火に飛んできます。幼虫は、サクラ、クリ、クヌギ、ケヤキなど、いろいろな樹木の葉を食べます。(ウェブサイト『昆虫エクスプローラ/昆虫図鑑/ヒメヤママユ』2021/10/17参照)


《ヒメヤママユのいた炊事棟 2021/10/15》


《調理台にとまっていたヒメヤママユ♂ 2021/10/15》


《調理台にとまっていたヒメヤママユ♂ 2021/10/15》


《調理台にとまっていたヒメヤママユ♂(気づいた時の状況) 2021/10/15》

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