足元の笹の葉の上に、ゴイシシジミがとまっていました。翅の裏面は、名前のとおり白地に碁石のような黒の斑紋があり、間違うことのないシジミチョウです。
ゴイシシジミの幼虫は、日本のチョウの食肉性種の代表で、植物はまったく食べず、ササなどの葉裏につくアブラムシを食べます。(『原色日本昆虫生態図鑑Ⅲチョウ編』を参照)
《笹の葉の上のゴイシシジミ 2013/05/28》
足元の笹の葉の上に、ゴイシシジミがとまっていました。翅の裏面は、名前のとおり白地に碁石のような黒の斑紋があり、間違うことのないシジミチョウです。
ゴイシシジミの幼虫は、日本のチョウの食肉性種の代表で、植物はまったく食べず、ササなどの葉裏につくアブラムシを食べます。(『原色日本昆虫生態図鑑Ⅲチョウ編』を参照)
《笹の葉の上のゴイシシジミ 2013/05/28》
ホタルカミキリも、昨日ご紹介したカラカネハナカミキリと同じ土場で見かけたました。
ホタルカミキリは、「5月中旬~6月中旬にネムノキの枯木や…などに盛んに産卵する」(『原色日本昆虫生態図鑑Ⅰカミキリ編』)そうです。この土場にはいろいろな広葉樹の伐採木が置いてあるので、なかにネムノキがまじっていたのかも知れません。
なお、ホタルカミキリの同定にあたっては、富山県昆虫同好会のKさんにアドバイスしていただきました。
《ホタルカミキリ 2013/05/24》
《ホタルカミキリ(交尾) 2013/05/24》
昨日ご紹介した同じ土場で見かけたのが、ヒシモンナガタマムシです。いくつもの個体が飛び回っていますが、大きさは5~8㎜で、その気になって見ないと蚊か小さな蠅くらいにしか見えません。
ヒシモンナガタマムシの上翅中央には菱形の斑紋があり、このためヒシモン(菱紋)と名付けられたようです。
なお、ヒシモンナガタマムシの同定にあたっては、富山県昆虫同好会のNさんにアドバイスしていただきました。
《ヒシモンナガタマムシ 2013/05/24》
甲虫が専門のKさんとNさん(富山県昆虫同好会)に誘われて、五箇山方面へ出かけました。途中にある土場に、カラカネハナカミキリがやってきていました。
カラカネハナカミキリの「カラカネ(唐金)」は、中国からその製法が伝えられた「青銅」のことで、上翅の色が金属光沢のある赤紫から青紫まで変化に富んでいることから名づけられたようです。
なお、カラカネハナカミキリの同定にあたっては、富山県昆虫同好会のKさんにアドバイスしていただきました。
《カラカネハナカミキリ 2013/05/24》
昨年はよく樹液が出て、カブトムシなどが集まっていたコナラの中には枯れてしまったものもありますが、一部のコナラからは既に樹液が滲み出しています。発酵して甘酸っぱい香りの漂うこの樹液に、昼間の樹液酒場の常連、ヨツボシオオキスイやオオスズメバチなどもやってきていました。
《ヨツボシオオキスイ(黒字にオレンジの模様の虫はヨツボシケシキスイ) 2013/05/21)
山道を歩いていると、足元からカエルが跳びだしました。ヤマアカガエルです。
ヤマアカガエルは、ニホンアカガエルとよく似ていますが、背面には「筋状の隆起があり、鼓膜の上部で一度外側へ曲がり鼓膜の後部でまた内側に曲がる」(『ウィキペディア』2013/05/27)ことで見分けがつきます。
《ヤマアカガエル 2013/05/21》
黒色で白い紋が目立つ小型のガのようなものが、ちらちらと多数飛び回っていますが、なかなか止まってくれません。やっと止まったとので、よく見るとガでなくトビケラの仲間のヨツメトビケラです。
ヨツメトビケラは、トビケラの仲間では大きい方で、翅は黒色です。♂には4枚の翅に一つずつ白または黄色の紋がありますが、♀には紋がありません。したがって、このとき見かけたのは、すべて♂でした。
《ヨツメトビケラ♂ 2013/05/21》
庭の草むしりをしていると、シオカラトンボが飛んできました。近くにあるシオカラトンボの幼虫の生息環境は水田ですが、中干しなどの作業があるため、常時水をはられているわけではありません。どこで発生しているのでしょうか?
レジ袋ではなく草木にとまっているようなな写真を撮ろうとしたのですが、飛んでいってしまいました。
《シオカラトンボ 2013/05/22》
頼成の森の竹林に、ベニカミキリがいました。前胸部や前翅が赤で、前胸部に黒い斑紋があるなど特徴的なカミキリムシで、幼虫は竹類を食べます。
ベニカミキリは、「若令幼虫で1年目の冬を越」し、「翌春、越冬からさめた幼虫は…7月から8月の間に蛹にな」り、「蛹化後2週間ほどで羽化するが、成虫はそのまま竹の中で2年目の冬を越し、翌年の春になってようやく外に出る」(『山渓谷フィールドブックス甲虫』)そうです。
《ベニカミキリ 2013/05/21》
アカマツ立ち枯れ木の樹皮の下に、胸の赤い大型のアリの巣がありました。ムネアカオオアリだと思い、一応写真に撮りました。写真をよく見ると、胸などに棘があります。トゲアリでした。トゲアリは、「前胸の肩の部分に前方を向くとげ…」(『アリハンドブック』)があるなど、一見して区別ができるようです。
《トゲアリ 2013/05/21》
旧大沢野町の神通川を見下ろす高台に、清水建設株式会社の創業者を記念する小さな公園があります。公園はきれいに管理され、アカマツを中心にソメイヨシノやスギの大木があります。
昨年、ここでハルゼミが鳴いていると教えてもらい、発生の時期は過ぎていましたが、羽化殻を確認しました。今年は、多数の羽化殻と鳴き声を確認できました。
《アカマツの幹のハルゼミの羽化殻 2013/05/23》
アゲハが庭のチャイブの花で、吸蜜していました。吸蜜を終えたアゲハは、近くに植えてあるサンショウの葉に産卵していました。
《アゲハ(吸蜜) 2013/05/22》
《アゲハ(産卵) 2013/05/22》
アカスジカメムシは、シシウドなどセリ科植物の花の蜜や種子の汁を吸います。我が家の庭でも、このところ毎年のようにイタリアンパセリにやってきていました。
今年は、イタリアンパセリの花を蕾のうちにすべて摘み取っているので、花は咲いていません。そのせいか、キク科のカモミールの花にやってきています。
《アカスジカメムシ 2013/05/22》
エオノキの新芽に小さなタマムシの仲間、アサギナガタマムシを見つけました。この間紹介したムネアカナガタマムシよりもまだ小さいタマムシです。こんなに小さいのに、ちゃんとタマムシの顔をしています。
なお、アサギナガタマムシの同定にあたっては、富山県昆虫同好会のNさんにアドバイスしていただきました。
《エノキの新芽にとまるアサギナガタマムシ 2013/05/02》
キショウブの葉陰にクロスジギンヤンマの羽化殻を探していて、モリアオガエルを見かけました。今年になって初めてです。♂の鳴き声は聞こえず、卵塊もまだ見当たりません。
《モリアオガエル 2013/05/18》