やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

ゴマダラキコケガ(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2019-07-31 05:28:54 | 昆虫類

黒っぽい幹に、小さい黄色の蛾がとまっていました。 

ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2/ヒトリガ科(Arctiidae) コケガ亜科(Lithosiinae) 成虫縮小画像一覧』で32種の画像を最初から順に見ていき、ゴマダラキコケガにたどりつきました。ゴマダラキコケガは「胡麻斑ー黄ー苔蛾」でしょうか?幼虫は、地衣類を食べるようです。


《細い幹にとまっていたゴマダラキコケガ 2019/07/18》


《細い幹にとまっていたゴマダラキコケガ 2019/07/18》  

※ 『花のアルペンルート立山ーフラワーウオッチングガイドー』
    地元の北日本新聞に、知人が『花のアルペンルート立山ーフラワーウオッチングガイドー』を出版されたことが紹介されていので、さっそくAMAZONで購入して読みました。懐かしい立山(立山室堂2,450mに4年間暮らしていました)の植物がきれいな写真とともに「わかりやすく」「簡潔に」紹介されており、立山で見られる植物の名前などを現地で知りたいという人のポケットに必携のガイドブックだと思います。 


《佐藤卓『花のアルペンルート立山ーフラワーウオッチングガイドー』(ほおずき書籍2019) 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナガフトヒゲナガゾウムシ(ペア)(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2019-07-30 06:32:39 | 昆虫類

昨年に線下伐採された丸太がそのまま置かれている場所で、コナラの丸太に見慣れない甲虫がペアできていました。黒褐色で円筒形、上翅の翅端近くに淡褐色の紋があり、触角は数珠状でした。

手元の図鑑などでは見当がつかなかったので、甲虫に詳しいNさんに見てもらいました。ナガフトヒゲナガゾウムシだそうです。

ウェブサイト『コトバンク/ヒゲナガゾウムシ』(2019/07/30)によると、ヒゲナガゾウムシは甲虫目ヒゲナガゾウムシ科に属するゾウムシ類に似た近縁の昆虫の総称で、世界に約2600種、熱帯域に多く、日本では百数十種が記録されているとのことです。

また、別のウェブサイトには、このナガフトヒゲナガゾウムシは元々は外来種らしく、最初に和歌山県で発見されたものが最近では分布を北に広げているとの情報が載せられていました。


《コナラの丸太にきていたナガフトヒゲナガゾウムシのペア 2019/07/21》


《コナラの丸太にきていたナガフトヒゲナガゾウムシのペア 2019/07/21》 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

センノキカミキリ(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2019-07-29 06:33:39 | 昆虫類

この公園には、必ず訪れる(訪れたくなる)場所がいくつかあります。
① 小さな池の周辺(モリアオガエルの産卵、トンボ類の羽化・羽化殻・成虫など)
② 樹液の出たサンシュユ(クワガタムシ類、カブトムシ、カナブン、****、スズメバチ類など)
③ エノキの実生(ゴマダラチョウの幼虫など)
④ タラノキ(センノキカミキリ)
⑤ マテバシイ(****の再確認)
⑥ 用水沿いのサクラ並木(オニヤンマの羽化・羽化殻)
などで、時に応じてこれらのうちいくつかを、長靴を履き一脚を杖替わりに、ふつうの公園利用者ではない怪しげな目線と足取りで歩いています。

この日は、今年初めてタブノキでセンノキカミキリを見かけました。このカミキリも敏感で、近寄るとすぐにポトリと落ちてしまいなかなか写真を撮らせてくれません。


《タラノキの樹液を舐めるセンノキカミキリ 2019/07/27》 


《タラノキの樹液を舐めるセンノキカミキリ 2019/07/27》 


《タラノキの樹液を舐めるセンノキカミキリ 2019/07/27》 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルリボシカミキリ(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2019-07-28 05:57:23 | 昆虫類

昨年に線下伐採された丸太の上を、ルリボシカミキリが歩き回っていました。写した写真をよく見ると、樹皮の割れ目に産卵しているようです。

ルリボシカミキリは、ほかに似たものがない鮮やかな空色をした中型の綺麗なカミキリムシで、昆虫切手第1集(1986/07/30発行)にウスバキチョウなど他の3種とともにとりあげられています。


《丸太の上を歩き回るルリボシカミキリ 2019/07/21》


《丸太の上を歩き回るルリボシカミキリ 2019/07/21》

※ 2019/07/27に、図書館で借りた本です(妻の本も含まれています)。

   1 『90歳を生きること』(童門冬二著)
   
2 『ざんねんな食べ物事典』(東海林さだお著)
   
3 『仏像のひみつ』(山本勉著)
   4 『むーさんの自転車』(ねじめ正一著)
   5 『グレイヘアと生きる』(近藤サト著)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒグラシ(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2019-07-27 11:49:52 | 昆虫類

雑木林の中を歩いていると、あちこちからヒグラシが飛び立ちます。ヒグラシは、日中、樹木の低いところや草むらで休んでいるようです。

いつも同じことを書きますが、ヒグラシの鳴き声を聞くと、童謡『夕方のおかあさん』(曲/中田喜直・詞/サトウ ハチロー)の出だしの歌詞「カナカナぜみが遠くで鳴いた」が思い浮かんできます。ヒグラシの鳴き声は、セミの声の中では一番好きな鳴き声です。二番目はミンミンゼミ、三番目はツクツクボウシです。


《木の根元近くにとまっていたヒグラシ 2019/07/25》 


《木の根元近くにとまっていたヒグラシ 2019/07/25》 


《木の根元近くにとまっていたヒグラシ 2019/07/25》 

※ 昨日(2019/07/26)、富山県は最高気温が37.5 ℃と全国一暑くなりました。「夏だ、スイカが食べたい‼」という感じです。7月24日に梅雨明けをして2日。まだ十分に暑さに慣れていない身には厳しい暑さでした。我が身の安全のため、おとなしく一日中部屋の中にいました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オオムラサキ♂(吸汁)(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2019-07-26 09:13:44 | 昆虫類

樹液が滲み出てスズメバチやカナブンなどがきているコナラの幹に、ルリタテハなどより少し大きめ、裏面は肌色っぽい蝶が翅を閉じて樹液を吸っていました。ひょっとしてオオムラサキか?と、刺激しないように、とりあえず遠くからコンデジの望遠で数枚撮りました。やがて翅を開閉し始め、紫色がちらっと見えたので、正面から撮ろうとゆっくり移動したのですが、逃げられてしまいました。翅はかなり傷んでいましたが、オオムラサキの♂でした。

オオムラサキは、「生息密度が低く個体数も減少している」として富山県のレッドデータブック(2012)で「準絶滅危惧」とされています。私がオオムラサキを最後に見たのも40年ほど前なので、個体数は確実に減少していると思います。来年は新鮮なオオムラサキの写真が撮れるでしょうか…。


《コナラの幹で樹液を吸うオオムラサキ♂ 2019/07/25》 


《コナラの幹で樹液を吸うオオムラサキ♂ 2019/07/25》 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミヤマカミキリ(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2019-07-25 06:27:08 | 昆虫類

昨年に線下伐採されコナラなどの丸太がそのまま置かれている場所で、コナラの丸太にミヤマカマキリがきていました。

ミヤマカミキリは、日本のカミキリムシの仲間では最も大きな種類の一つで、体色は褐色、前胸背板に横皺があります。 


《コナラの丸太にきていたミヤマカミキリ 2019/07/21》


《コナラの丸太にきていたミヤマカミキリ 2019/07/21》 


《コナラの丸太にきていたミヤマカミキリ 2019/07/21》 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オニヤンマ♂(富山市)

2019-07-24 17:28:24 | 昆虫類

スーパーでの買い物から帰ってきて、家の壁の上の方に大きなトンボがとまっているのに妻が気づきました。あわてて家の中に駆け込み、カメラを持って出て写した写真を見ると、オニヤンマの♂でした。

はっきりとは写っていないのですが、複眼がきれいな緑色ではなく灰色に濁っているようなので、羽化してからまだそれほど日にちが経っていない個体のようです。


《家の壁にとまるオニヤンマ♂ 2019/07/23》


《家の壁にとまるオニヤンマ♂ 2019/07/23》


《家の壁にとまるオニヤンマ♂ 2019/07/23》

※ 今日(2019/07/24)、九州南部、九州北部(山口県を含む)、四国、近畿、北陸で梅雨明けしたとみられると発表がありました。北陸地方の梅雨明けは平年並み(例年7月24日ころ)ですが、昨年(7月9日ごろ)よりはかなり遅い梅雨明けです。いよいよ夏本番、日射病や脳梗塞の再再発に注意して、ネイチャーウォッチング(Nature Watching)を楽しみたいと思います。
  妻は(いい年をして)「虫取り」ばかりに出かけてと言いますが、基本的に虫は取りませんが写真は撮ります。「自然観察」「自然とのふれあい」、どの言葉もしっくりこないので、最近はとりあえず「ネイチャーウォッチング」ということにしています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アカマダラコガネ(アカマダラハナムグリ)(吸汁)(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2019-07-24 05:41:28 | 昆虫類

樹液が滲み出てスズメバチやカナブンなどがきているコナラの幹で、樹皮に紛れるような赤っぽい地色に黒い斑模様の中ぐらいの大きさのコガネムシが樹液を舐めていました。アカマダラコガネです。

富山県のレッドデータブックで絶滅危惧Ⅱ類、希少といわれているアカマダラコガネですが、最近になって増えているのでしょうか?私も、ここ以外に頼成の森、富山市南部の公園でコナラなどの樹液にきているところを見つけています。


《コナラの樹液にきていたアカマダラコガネ 2019/07/21》


《コナラの樹液にきていたアカマダラコガネ 2019/07/21》


《コナラの樹液にきていたアカマダラコガネ 2019/07/21》 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムラサキシジミ(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2019-07-23 03:45:18 | 昆虫類

昨年に線下伐採されコナラなどの丸太がそのまま置かれている場所で、産卵にやってくるカミキリムシなどを探していると、林縁の低木にシジミチョウがとまっているのに気づきました。ムラサキシジミです。アップで撮ろうとしたのですが、足場が悪く、何度か逃げられているうちに見失ってしまいました(望遠マクロで撮ればよかったのです…)。

ムラサキシジミは、富山県内ではそれほど普通ではない蝶です。


《林縁の低木の葉にとまるムラサキシジミ 2019/07/21》 


《林縁の低木の葉にとまるムラサキシジミ 2019/07/21》


《林縁の低木の葉にとまるムラサキシジミ 2019/07/21》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クロカタビロオサムシ(吸汁)(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2019-07-22 06:28:28 | 昆虫類

樹液の滲み出たコナラに、スズメバチやカナブンなどにまじってクロカタビロオサムシもきていました。

オサムシの仲間は後翅が退化していて飛べないものが多いのですが、クロカタビロオサムシには後翅があり飛ぶことができます。


《コナラの樹液にきていたクロカタビロオサムシ 2019/07/17》 


《コナラの樹液にきていたクロカタビロオサムシ 2019/07/17》  


《コナラの樹液にきていたクロカタビロオサムシ 2019/07/17》

※ 蒸し暑いと思ったら、富山は昨日(2019/07/22)の最高気温が35.2℃。今年初の猛暑日で、全国一の暑さでした。家族皆がウナギ好き、1年に1回は食べたいので、土用の丑の日には早いのですがこの夏を乗り切るため「うな重」を食べてきました。


《暑い夏を乗り切るための「うな重」》  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スミナガシ(吸汁)(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2019-07-21 04:03:09 | 昆虫類

樹液の滲み出たコナラに、スズメバチやカナブンにまじってスミナガシもきていました。

スミナガシの幼虫は、アワブキ科のアワブキやミヤマハハソなどの葉を食べます。幼虫はずっと以前に南砺市旧平村のブナ林で、ミヤマハハソの葉で見つけたことが一度だけあります。もう一度スミナガシの幼虫を、そして、できることなら蛹も見つけたいものです。


《コナラの樹液にやってきたスミナガシ 2019/07/17》 


《コナラの樹液にやってきたスミナガシ 2019/07/17》


《コナラの樹液にやってきたスミナガシ 2019/07/17》

※ 2019/07/20に、図書館で借りた本です(妻の本も含まれています)。 

   1 『僕はこうして科学者になった』(益川敏英著)
   
2 『養老孟司の人生論』(養老孟司著)
   
3 『ぼくは虫ばかり採っていた』(池田清彦著)
   4 『ゼフィルスの卵』(池田清彦著)
   5 『イモムシの教科書』(安田守著)
   6 『向田邦子全集新版③』(向田邦子著)
   7 『孤篷のひと』(葉室麟著)
   8 『大原千鶴の簡単・絶品おつまみ帖』(大原千鶴著)
   9 『家でたのしむ手焙煎コーヒーの基本』(中川わに著)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウスイロトラカミキリ(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2019-07-20 03:42:45 | 昆虫類

昨年に線下伐採されコナラなどの丸太がそのまま置かれている場所に、午後から少しだけ出かけてみました。期待していたコナラなどの丸太に虫はほとんど来ていませんでしたが、伐開地に隣接したカエデの幹に、ウスイロトラカミキリがとまっていました。コナラなどの丸太目がけてやってきていたのかも知れません。


《カエデの幹にとまっていたウスイロトラカミキリ 2019/07/17》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニイニイゼミ(羽化)(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2019-07-19 03:54:13 | 昆虫類

雑木林の中を歩いていると、木の根元近くでニイニイゼミが羽化していました。羽化してそれほど時間が経っていないようで、まだ青白っぽく、ニイニイゼミ特有の色は出ていません。時刻は14:55。セミが羽化に要する時間は45分から1時間程度のようなので、午後2時ころに羽化を始めたのでしょうか?


《木の根元近くで羽化していたニイニイゼミ 2019/07/17》 


《木の根元近くで羽化していたニイニイゼミ 2019/07/17》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマトタマムシ♀(産卵)(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2019-07-18 12:15:31 | 昆虫類

昨年に線下伐採されコナラなどの丸太がそのまま置かれている場所を、今年の早春に見つけました。夏になればカミキリムシなどが産卵にやってくるのではと期待して何度か見に行っていますが、ほとんど空振りに近い状態でした。

昨日は、梅雨の晴れ間に午後から少しだけ現地に出かけてみました。期待していたコナラなどの丸太に虫はほとんど来ていませんでしたが、コナラの切株に緑青色に光るものがいました。ヤマトタマムシです。

ヤマトタマムシはコナラの切株の上を、あちこち歩き回って、樹皮の隙間や道管などに産卵していました。


《コナラの切株の上を歩き回りながら産卵するヤマトタマムシ 2019/07/17》


コナラの道管(年輪に沿って環状に配列)に産卵するヤマトタマムシ 2019/07/17》


《コナラの道管(年輪に沿って環状に配列)に産卵するヤマトタマムシ 2019/07/17》 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする