やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

クロモンキノメイガ(富山市)

2020-11-30 17:33:14 | 昆虫類

我が家のテラスの横の壁に、茶色っぽいノメイガの仲間の小さな蛾がとまっていました。とりあえず写真を撮りましたが、家庭菜園の害虫の可能性が大きいので、かわいそうですが処分しました。

後で『ポケット図鑑日本の昆虫1400①』で調べると、クロモンキノメイガのようです。

クロモンキノメイガは、多くの種類の農作物の害虫で、幼虫は、タデ科(イヌタデ)、ナデシコ科(カーネーション)、アブラナ科(ダイコン、ハクサイ、キャベツ、カリフラワー、カブ)、マメ科(ダイズ、シカクマメ、インゲンマメ、アズキ、ササゲ)、スミレ科(アオイスミレ、アリアケスミレ)、セリ科(セロリ、パセリ、ミツバ)、サクラソウ科(クリンザクラ)、ヒルガオ科(サツマイモ、アサガオ)、シソ科(ダンギク、ハッカ)、オオバコ科(キンギョソウ)、キク科(キク,マーガレット、ダリア、ヤグルマギク、レタス、マリーゴールド)など極めて多くの農作物などの葉を食べるそうです。(ウェブサイト『虫ナビ/クロモンキノメイガ』参照)

このクロモンキノメイガのとまっていた壁の下には、イタリアンパセリやスープセロリ(ともにセリ科)を植えたプランターが置いてあったので、ここで発生したのかも知れません。


《テラスの横の壁にとまっていたクロキンノメイガ 2020/11/17》


《テラスの横の壁にとまっていたクロキンノメイガ 2020/11/17》

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キタテハ(県総合運動公園/富山市南中田)

2020-11-29 07:47:45 | 昆虫類

穏やかな晴れ間が広がっていたので、犬の散歩も兼ねて、総合運動公園まで(車で10分あまり)。景色を眺めながら握り飯を食べ、食後のコーヒー(私たちの間では、ここも我が家の別荘の一つ。もちろん、一般の方にも広く開放しています)。

昼過ぎなのに斜めの陽がさすイヌシデやコナラの林のそばの遊歩道を歩いていると、「何かいるよ」と妻。キタテハが1頭、おだやかな陽を浴びていました。

キタテハは、成虫で越冬。越冬は、東京では12月から始まり、越冬個体は越冬前には比較的一定した場所に棲みつき、そこへ毎日かえってくるという習性があるそうです(『原色日本蝶類生態図鑑(Ⅱ)』参照)。

子どもの頃から身近なチョウの一つだったキタテハですが、幼虫や蛹を見たことがありません。幼虫の食草のカナムグラはどこにでも生えているので、来年は、探してみようと思います。

ちなみに、成虫で越冬するチョウは、タテハチョウ科のキタテハ、アカタテハ、ルリタテハ、ヒオドシチョウなど、シロチョウ科のキタキチョウなど、シジミチョウ科のウラギンシジミ、ムラサキツバメなどです。


《日光浴をするキタテハ 2020/11/24》


《日光浴をするキタテハ 2020/11/24》


《富山県総合運動公園の正面にそびえる立山連峰 2020/11/24》

※ 市立図書館から11月28日(土曜日)に借りだしてきた本です(妻の本も含まれています)。新型コロナウィルスなどの感染を避けるため、しばらくは図書館から本は借りないようにしたので、借り出す本が一気に少なくなりました(それまでに予約してあった本は別です)。
   1 『世界グルメ巡礼ー美味すぎる!-』(サラーム海上著)

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カラスヨトウ(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2020-11-28 16:45:16 | 昆虫類

コナラの林の中を少し歩いても、生きものの姿があまり見られないので、炊事棟の裏側に立てかけてある合板の隙間を覗いてみました。

今年の春に同じ場所を覗いたときには、オオトビサシガメやクサギカメムシ、ヒメホソアシナガバチ、マダラカマドウマ?などが越冬していましたが、今回見つけたのはカラスヨトウだけでした。このところ11月の下旬としては穏やかで暖かい日が続いているので、虫たちの本格的な越冬はまだなのかも知れません。

カラスヨトウは成虫越冬なので、このまま越冬するのでしょうか?


《炊事棟の裏側に立てかけてある合板 2020/11/22》


《炊事棟の裏側に立てかけてある合板の隙間にいたカラスヨトウ 2020/11/22》


《炊事棟の裏側に立てかけてある合板の隙間にいたカラスヨトウ 2020/11/22》

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マメハンミョウ(富山市太田南町)

2020-11-27 15:30:08 | 昆虫類

水田の中に設けられた農道を犬と散歩していると、アスファルトの上を見慣れない甲虫が足早に歩いていました。オレンジ色の大きな頭、上翅はくすんだ黒地に白い縦線模様。ツチハンミョウの仲間で、図鑑で似た虫を見た記憶があります。素早く歩き回るので、たくさん写しましたがうまくピントのあった写真が撮れませんでした。

後で『ポケット図鑑日本の昆虫1400②』で調べると、マメハンミョウでした。マメハンミョウは、「平地~丘陵。水田の畔や川の土手、草地で見られるが局地的。首都圏では激減し、…。幼虫はバッタ類の卵塊に寄生する」そうです。


《水田の中の農道を歩いていたマメハンミョウ 2020/11/22》


《水田の中の農道を歩いていたマメハンミョウ 2020/11/22》

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ハラビロカマキリ(産卵)(飼育)

2020-11-26 07:01:44 | 昆虫類

猿倉山から午前中に持ち帰ったお腹の大きなハラビロカマキリ♀を、庭のエゴノキの幹に放して、ときどき様子を見守ることにしました。

何度か様子を確認、変化がなかったので、犬と30分ほど散歩に出かけました。帰宅してすぐに庭のハラビロカマキリの様子を見に行くと、何やら青白色のものが枝に付いています。枝に逆さ向きにとまって、産卵を始めていたのです。しかも、卵鞘の色は明るい青灰色!ビックリしました。初めて見るハラビロカマキリの産卵です。

ハラビロカマキリは、ある程度卵鞘を作っては中に産卵していくという動作をゆっくり繰り返しています。夕方になって、暗くなり、雨も降り出しましたがまだ産み続けているようです。でも、私の観察はこれで終了。夜の10時過ぎに最後に見にいくと、どうやら産卵は終わっていたようで、卵鞘から腹端を離していました。


《エゴノキの小枝に逆さにとまって産卵していたハラビロカマキリ 2020/11/22 15:25》


《産卵していたハラビロカマキリ 2020/11/22 15:28》


《産卵し続けていたハラビロカマキリ 2020/11/22 15:52》


《暗くなっても産卵し続けていたハラビロカマキリ 2020/11/22 16:54》


《産卵し終えていたハラビロカマキリ 2020/11/22 22:10》

翌朝からも断続的に観察を続けましたが、ハラビロカマキリは卵鞘の傍を離れませんでした。卵鞘の色は、少しずつ変わって、ウグイス色になってきていました。


《雨露に濡れながらも1日中卵鞘のそばにじっとしていたハラビロカマキリ 2020/11/23 09:24》

産卵から3日目、昨日と同じように、早朝から断続的に観察を続けました。

昼前にハラビロカマキリの様子を見にいくと、何やら様子が変です。翅を少し開いて何やら食べています。よく見ると、違いました。食べているように見えましたが、腹部を180度折り曲げて、腹端の手入れをしているようでした。またどこかで産卵するのかも知れません。

しばらく経って見にいくと、ハラビロカマキリは卵鞘の傍に見当たらず、あたりをいくら探しても見つかりませんでした。

このハラビリカマキリは、昨日2020/11/25、エゴノキからはかなり離れたところにあるプランターに植えたピーマンの株を処分していたとき、葉叢の中に潜んでいたのを見つけました。(ピーマンの株などに卵鞘は付いていませんでした。)


《卵鞘のそばで腹端の手入れをするハラビロカマキリ 2020/11/24 11:12》

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ハラビロカマキリ♀(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2020-11-25 09:16:27 | 昆虫類

キャンプ場の標識の裏に、ハラビロカマキリの♀がとまっていました。ほとんど身動ぎもせず、産卵の準備にはいっていたのかも知れません。

このハラビロカマキリは、「自宅で産卵の様子を見る」「産卵増殖させて、自宅庭で来年の害虫防除に期待する」ために持ち帰りましたが、その結果は次回に紹介します。


《キャンプ場の標識の裏にとまっていたハラビロカマキリ♀ 2020/11/22》


《キャンプ場の標識の裏にとまっていたハラビロカマキリ♀ 2020/11/22》

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オオカマキリ(卵鞘)(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市[婦中町]新町)

2020-11-24 16:08:16 | 昆虫類

富山市婦中ふるさと自然公園内にある溜池の看板の裏に、オオカマキリの卵鞘が付いていました。

ウェブサイト『福光村・昆虫記/カマキリの卵鞘(卵鞘)』には、ハラビロカマキリの卵鞘は、「丸いおむすび形」で、「ススキなどの草の茎や、低木の細枝の高さ50~150cmの所」に産み付けられると書かれています。

看板の裏側に卵鞘が産み付けられていた今回のケースは、一般的ではないのかも知れません。


《看板の裏側に産み付けられていたオオカマキリの卵鞘 2020/11/10》


《看板の裏側に産み付けられていたオオカマキリの卵鞘 2020/11/10》

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ハラビロカマキリ(卵鞘)(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市[婦中町]新町)

2020-11-23 15:13:16 | 昆虫類

生きものの気配を探して、富山市婦中ふるさと自然公園内の石仏の表、裏を見て歩いていると、ハラビロカマキリの卵鞘が付いていました。

ウェブサイト『福光村・昆虫記/カマキリの卵鞘(卵鞘)』には、ハラビロカマキリの卵鞘は、「全体が濃いウグイス色で、中央は縦に白く」「主に樹木の太い幹や電柱、小枝にも付き、高さ70~150㎝の所」と書かれています。私がこれまでに見てきたハラビロカマキリの卵鞘は、濃いウグイス色というより灰色に近い感じの色で、塀などにもよく産み付けられていた気がします。


《石仏に産み付けられていたハラビロカマキリの卵鞘 2020/11/10》


《石仏に産み付けられていたハラビロカマキリの卵鞘 2020/11/10》

※ 市立図書館から11月21日(土曜日)に借りだしてきた本です(妻の本も含まれています)。新型コロナウィルスなどの感染を避けるため、しばらくは図書館から本は借りないようにしたので、借り出す本が一気に少なくなりました(それまでに予約してあった本は別です)。
   1 『おらおらでひとりいぐも』(若竹千佐子著)
   2 『ベニシアと正、人生の秋に 正ありがとう。すべて、ありがとう』(梶山正、スタンリー・スミス・ベニシア著)
   3 『渡辺有子の家庭料理 季節ごとの覚え書きとレシピ』(渡辺有子著)

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コカマキリ(卵鞘)(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市[婦中町]新町)

2020-11-22 07:32:58 | 昆虫類

溜池への管理道に設けられた防護ロープの裏側に、コカマキリの卵鞘が産み付けられていました。

コカマキリの卵鞘は、地表の石や倒木の裏側、樹幹の低い位置などに見られます(『フィールド版昆虫ハンターカマキリのすべて』参照)。

いつか、卵を産んでいるところを見てみたいと思っています。


《管理道の防護ロープの裏側に産み付けられていたコカマキリの卵鞘 2020/11/20》


《管理道の防護ロープの裏側に産み付けられていたコカマキリの卵鞘 2020/11/20》


《管理道の防護ロープの裏側に産み付けられていたコカマキリの卵鞘 2020/11/20》

季節外れに暖かい晩秋の公園に、生きものの姿はあまり見られませんでしたが、コナラなどの紅葉や空に広がる「ひつじ雲(?)」などを堪能した1時間あまりの散歩でした。

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スズメ(富山市太田南町)

2020-11-21 08:16:32 | 鳥類

犬と稲刈りの済んだ水田の中の農道を歩いていると、スズメの集団の鳴き声が聞こえてきました。鳴き声は、この日だけでなく、数日前から何回も聞こえてきていたので、どこに群がって鳴いているのか気になっていました。

この日は、散歩の後、声のした方向へ車で移動、小学校の校庭のケヤキなど心当たりを探しましたが、見つかりません。もしや、と思って近づいた送電線鉄塔に、スズメが群がっています。鉄塔のまわりの水田には、刈り取った後に出た二番穂が一面に稔っているので、これを食べていたのでしょうか?でも、私はスズメが二番穂を啄んでいるのを見かけたことがありません。


《鉄塔に群がって鳴いているスズメ 2020/11/13》


《鉄塔に群がって鳴いているスズメ 2020/11/13》


《鉄塔に群がって鳴いているスズメ 2020/11/13》

※ いちど刈り取った後で伸びてくる穂のことを最近では「二番穂」を呼ぶそうです。昔は、こうして再生した稲のことを穭(稲孫)と書いて「ひつじ(ひつち、ひづち)」などと呼んでいました。穭(羊穂、穭稲、穭田)」は晩秋の季語です。
    『ひつじ田の案山子もあちらこちらむき』(蕪村)


《二番穂のでた水田 2020/11/06》

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オナガササキリ♀(富山市太田南町)

2020-11-20 11:54:47 | 昆虫類

両側が水田の農道を(空の雲と路上の虫と犬の排便の気配などに気配りしながら)散歩していると、アスファルトの路上に直翅類の虫がいました。生きている虫です。犬のリードを足で踏みながら、写真を撮りました。産卵管が目立つササキリの仲間です。

後で、写真をもとに『ポケット図鑑日本の昆虫1400①』で調べると、オナガササキリのようです。この図鑑には、「草丈の高い草原に生息。…。後翅の突出が短く、体型は太め」とあります。イネの植えられた水田も草丈の高い草原ですが…。

少し気になってウェブサイトをいくつか探してみました。ありました。昆虫写真家海野和男さんのサイト「緑のgoo/自然を学ぶ/海野和男のデジタル昆虫記/オナガササキリ」です。「水田にオナガササキリの鳴き声を聞くようになった。ジッジッジ・・・という鳴き声をたよりにオナガササキリをさがしてみたが、深い稲の中に隠れていてなかなか見つからない。ようやく見つけても、敏感で近づくのも難しい。 稲刈り後には周辺の草原に移るが、その頃には今よりずっと簡単に近寄れるようになる。」

稲刈り後だったので、水田に棲んでいたオナガササキリが周辺の畔などに移ってきていたのです。


《農道にでてきたオナガササキリ♀ 201115》


《農道にでてきたオナガササキリ♀ 201115》

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キアゲハ(羽化)(飼育)

2020-11-19 10:21:17 | 昆虫類

暖かいので、気になっていた自転車の手入れを1時間ほどして庭に戻ってくると、テラスの屋根の柱につけていた蛹の一つ、キアゲハの蛹から成虫が羽化していました。ビックリです。てっきり、越冬して来春羽化するものとばかり思っていました。この11月中旬としては異常な暖かさの所為で羽化したのでしょうか?

『原色日本蝶類生態図鑑(Ⅰ)』にはキアゲハの周年経過について、次のように書かれています。「関東、中部以南の地域の観察では、夏型は6月中旬ごろから羽化し、通常10月までみられる。愛知県での最も遅い野外採集の一例として1970年11月1日1♂がある。…日本ではすべて蛹越冬で、幼虫越冬は知られていない。」

蜜を吸う花もほとんどない、交尾する相手もいない、成虫では越冬できない、この時期に羽化したキアゲハはいったいどうなるのでしょうか?

なお、この蛹は、テラスに置いたスープセロリで見つけた幼虫を飼育、10月2日に蛹化したものです。


《羽化していたキアゲハ 2020/11/18 12:17》


《羽化していたキアゲハの羽化殻(ほかにもアゲハ、キアゲハ、アオスジアゲハの蛹) 2020/11/18 12:17》


《羽化していたキアゲハの羽化殻 2020/11/18》

※ 昨日(2020/11/18)は、晩秋としては異例の夏日。富山の最高気温は、26.1度。1939年の統計開始以降で最も遅い夏日でした。今日は昨日より気温が高くなる予想がでています。

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カヤキリ?(死骸)(富山市堀川本郷)

2020-11-18 18:16:42 | 昆虫類

数年間に、3月から10月までの雲の写真を撮っていたので、今度は11月から2月までの雲の写真を撮る予定にしています。雲を見ると、何か心が騒ぎます。

複合商業施設の駐車場は、空間が大きく開けているので、空(雲)の撮影にもってこいです。

この日、雲の写真を撮っての帰り際、アスファルトの上に大き目の直翅類の死骸が落ちていました。鮮やかな淡い緑色に見えました。色合いや大きさから、「ひょっとして」と自転車を停め引き返しました。近くでよく見ると、(当然のことながら)ウスバカマキリではありませんでした(私はウスバカマキリを見たことがありませんが…)。

後で、写真の虫を『ポケット図鑑日本の昆虫1400①』などで調べました。頭部などが潰されていて、「大あごは赤褐色」かどうかはわかりませんが、頭は尖っています。また、測った訳ではありませんが、大きさはハラビロカマキリくらいあり、「頭がとがったキリギリス中、九州以北で全長が60㎜以上なのは本種のみ」ということからすると、カヤキリのような気がします。頭から胸に白線があるような気もします。


《アスファルトの上に落ちていたカヤキリ?の死骸 2020/11/16》


《アスファルトの上に落ちていたカヤキリ?の死骸 2020/11/16》


《アスファルトの上に落ちていたカヤキリ?の死骸 2020/11/16》

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アオマツムシ?♀(死骸)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2020-11-17 08:45:12 | 昆虫類

東屋の床に、中ぐらいの大きさの直翅目の虫の死骸がありました。かなり傷んでいるので、はっきりとはわかりませんが、アオマツムシの♀ではないかと思います。

そういえば、数年前まで、秋の夜には喧しいほど鳴いていたアオマツムシの声を、今年はあまり聞いていないような気がします。


《東屋の床に落ちていたアオマツムシ?♀の死骸 2020/11/15》


《東屋の床に落ちていたアオマツムシ?♀の死骸 2020/11/15》


《東屋の床に落ちていたアオマツムシ?♀の死骸 2020/11/15》

※ 長い間買うかどうか迷っていた「尻あて」、しかも「熊皮の尻あて」を、ついに購入しました。野外観察用です。これに「腕抜き」「膝あて」と完全武装で臨むつもりです(この年になっても人目を気にすることもあるので、実際の現場で完全武装できるかどうか…。これで、どこでも座ったり、膝をついたり、肘をついたりして写真が撮れます)。
  50年以上の昔、山に登り始めたころ、いいなと思って「尻あて」を買いました。おそらく「狸皮」だったと思います。一度くらいは人気のない近くの藪山で使ったとは思いますが、その後は気恥ずかしいこと、面倒なことなどから、まったく使っていませんでした。数年前に脳梗塞を発症、山には登れなくなったので、引っ越しのときにニッカーボッカーのズボン、キスリング、輪かんじきなどといっしょにほとんどの登山用具を処分してしまいました。
  でも、虫たちの写真を撮るとき、どこでも腰を下ろしてしまうので、「尻あて」が欲しくなったのです。今は、山賊気分で、テラスの椅子の座布団にしています。  


《熊皮の尻あて》


《テラスに置いた椅子の座布団にしている熊皮の尻あて》

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ホタルトビケラ(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2020-11-16 08:40:55 | 昆虫類

小春日和の穏やかでいい天気が続いているので、富山市営農サポートセンターまでポタリング。緩やかに続く上り坂のみちを、片道30分ほどです。往きは少し力がいりますが(特に南風の強いときはたいへんです)、帰りは楽でほとんどこがずに帰ることができます。

公園の真ん中を流れる用水のそばには、小さな蛾のようなものが飛び交っていました。とまったところ近寄ってみると、トビケラの仲間で、胸が橙赤色です。

後で、『ポケット図鑑日本の昆虫1400②』で調べると、ホタルトビケラでした。11月~12月上旬に平地の小川や流れの緩やかなところで見られるようです。

ウェブサイト『虫ナビ/ホタルトビケラ』には、次のように書かれていました。「エグリトビケラ科の一種。黒い体色に前胸部は橙赤色をしており、ホタルを思わせる色合いからホタルトビケラの和名がある。…トビケラの仲間は水中で蛹化するものが多いが、本種は偶然にもホタルと同様に陸上で蛹化する…。幼虫は水生で、砂や小石をミノムシのように体に纏って藻類などを食し、初夏に上陸し、蛹化・羽化、そのまま休眠し、11~12月に新成虫が出現する。ヤツデなどの蜜源がオープンな花に吸蜜し、2週間少々生きる。」


《ホタルトビケラが飛び交う用水付近 2020/11/15》


《地上にとまったホタルトビケラ 2020/11/15》


《地上にとまったホタルトビケラ 2020/11/15》


《地上にとまったホタルトビケラ 2020/11/15》

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