やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

頼成の森のキノコ(94)チチアワタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2017-12-31 07:32:42 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次(五十音順)報告していきたいと思います。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

チチアワタケは、夏から秋にかけて、二針葉マツ林の地上に単生~群生するイグチ科ヌメリイグチ属の中型~大型のキノコです。「傘」は栗褐色、著しい粘性があります。「管孔」は黄色~黄褐色になりやや垂生~直生、幼時には黄白色の乳液を分泌します。(『カラー版きのこ図鑑』参照) 

《チチアワタケ 2010/09/30》

《チチアワタケ 2010/09/30》

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頼成の森のキノコ(93)チシオタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2017-12-29 08:45:14 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次(五十音順)報告していきたいと思います。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

チシオタケは、夏から秋にかけて、広葉樹材上に束生~群生するキシメジ科クヌギタケ属の小型のキノコです。「傘」は円錐形~鐘形で淡赤褐色~暗赤色、縁部は平滑もしくは鋸状になります。「ひだ」はやや疎で白色からのちに淡紫色を帯び、「柄」は「傘」と同色で基部に白色の粗毛があります。傷つけると暗赤色の浸出液を出すのが特徴です。(『カラー版きのこ図鑑』参照)

《チシオタケ 2010/10/11》

《チシオタケ 2010/10/11》

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頼成の森のキノコ(92)タマゴテングタケモドキ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2017-12-28 16:14:55 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次(五十音順)報告していきたいと思います。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

タマゴテングタケモドキは、夏から秋にかけて、広葉樹林、針葉樹・広葉樹混生林などに発生するテングタケ科テングタケ属の小型~中型の毒性のあるキノコです。傘の表面は平滑で灰褐色、周縁部には条線があります。柄はほとんど白色で、「つば」と「つぼ」があります。ツルタケダマシと似ていますが、「ひだ」がピンク色であることや傘の条線が長いことで区別がつくようです。(『カラー版きのこ図鑑』参照)

《タマゴテングタケモドキ 2017/07/24》

《タマゴテングタケモドキ 2017/07/24》

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頼成の森のキノコ(91)タマゴタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2017-12-26 09:21:36 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次(五十音順)報告していきたいと思います。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

タマゴタケは、夏から秋にかけて、シイ、コナラなど種々の樹下に発生するテングタケ科テングタケ属の中型~大型の非常に美味な食用キノコです。傘は赤色~橙赤色で、周縁部に条線があります。柄はオレンジ色と黄色のだんだら模様、上部に橙色の膜質の「つば」、基部には膜質袋状の「つぼ」があります(『カラー版きのこ図鑑』参照)。

タマゴタケは、名前のとおり、初め外被膜に覆われた卵形の白い幼菌が現れ、しだいにその上部が破れて中から橙赤色の傘が見えてきます。

《タマゴタケ 2009/07/22》

《タマゴタケ 2009/07/22》

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ヤマトゴキブリ♀(越冬)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2017-12-23 06:11:37 | 昆虫類

冬の公園を、数少ない生きものの姿を探して歩いていると、幹の隙間に虫の影を見つけました。何かが潜んでいます。可哀そうですが確認のため細枝で追い出してみました。落ちてきたのは黒褐色のゴキブリでした。脚を動かしますが、動きは活発ではありません。成虫ですが、翅が腹節背面の中央くらいまでしかないので、ヤマトゴキブリの♀です。休眠状態で越冬していたのだと思います。

ヤマトゴキブリは寒さに強く、休眠性を示すゴキブリです。ただ、越冬するのは幼虫で、成虫での越冬は確認されていないようです(『ゴキブリのはなし』参照)。今回見つけた越冬成虫は、゛新発見”なのでしょうか?たまたまの例外なのでしょうか?越冬できないのでしょうか?注意して観察していきたいと思います。

 《幹の隙間で越冬していたヤマトゴキブリ♀ 2017/12/20》

《幹の隙間で越冬していたヤマトゴキブリ♀ 2017/12/20》

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ヤママユ(抜け殻繭?)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2017-12-22 06:12:21 | 昆虫類

マテバシイの葉叢の中に、ヤママユの抜け殻繭?が残っていました。成虫の脱出口が小さいことと、繭の形が楕円形でなく上部がンスタビガの繭のように直線的なことが気になります。秋に入ったばかりのころ、このあたりからヤママユのようなオレンジ色の大きな蛾がフワフワと飛び立ったところを遠くから見たことがありました。

《マテバシイに着いていたヤママユの抜け殻繭? 2017/12/20》

《マテバシイに着いていたヤママユの抜け殻繭? 2017/12/20》

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頼成の森のキノコ(90)タマキクラゲ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2017-12-21 04:43:07 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次(五十音順)報告していきたいと思います。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

タマキクラゲは、春から秋にかけて、ブナ科の落葉樹の材上に点々と群生するヒメキクラゲ科ヒメキクラゲ属の小型のキノコです。子実体は初め洋ゴマ形、類球形など多様で、単体で生長し接しても融合しません。色は淡黄褐色~赤茶褐色で半透明、肉質はゼラチン質でやわらかく、乾燥すると収縮して薄膜片になります。(『カラー版きのこ図鑑』参照)

《タマキクラゲ 2009/04/27》

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キツツキ類(食痕)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2017-12-20 04:49:33 | 鳥類

すっかり落葉したコブシの根元に、真新しい木屑が散らばっていました。見上げると、ハチノスタケ?の発生した枯幹に、キツツキの仲間の食痕がありました。そうとう白色腐朽が進んでいるようですが、餌になる虫は見つかったのでしょうか?

《コブシの根元に散乱していた木屑 2017/12/07》

《ハチノスタケ?の発生したコブシの幹に残されたキツツキ類の食痕 2017/12/07》 

《ハチノスタケ?の発生したコブシの幹に残されたキツツキ類の食痕 2017/12/07》 

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頼成の森のキノコ(89)センボンイチメガサ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2017-12-19 05:56:44 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次(五十音順)報告していきたいと思います。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

センボンイチメガサは、春から秋にかけて、広葉樹または針葉樹の枯幹や切株に多数束生~群生するモエギタケ科センボンイチメガサ属の小型のキノコです。傘は初め丸山形からやや中高の平に開き、黄褐色~肉桂色または茶褐色で、周辺部に明瞭な条線があります。柄には細かい顕著なささくれ鱗片があり、膜質~繊維状の「つば」をつけます。(『カラー版きのこ図鑑』参照)

《センボンイチメガサ 2010/10/02》

《センボンイチメガサ 2010/10/02》

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頼成の森のキノコ(88)セイタカイグチ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2017-12-18 06:28:34 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次(五十音順)報告していきたいと思います。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

セイタカイグチは、夏から秋にかけて、アカマツ・コナラ林内地上または腐植土上に単生~群生するオニイグチ科キクバナイグチ属の中型のキノコです。傘は薄茶色からやや黄土色をおびた灰色、柄は円柱状で下部に向かって肥大し色は赤褐色、粗い網目状の著しい隆起が認められます。(『カラー版きのこ図鑑』参照) 

 

《セイタカイグチ 2010/09/26》

《セイタカイグチ(異常) 2010/09/09》

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頼成の森のキノコ(87)ススケヤマドリタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2017-12-16 06:11:26 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次(五十音順)報告していきたいと思います。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

ススヤマドリタケは、夏から秋にかけて、アカマツ林やトドマツ林などに発生するイグチ科ヤマドリタケ属の中型から大型のキノコです。傘は焦茶色、ビロード状で、しばしば細かくひび割れます。(『カラー版きのこ図鑑』参照) 

《ススケヤマドリタケ 2010/09/26》

《ススケヤマドリタケ 2010/09/26》

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ツヤアオカメムシ?(県空港スポーツ緑地/富山市秋ケ島)

2017-12-14 04:01:42 | 昆虫類

初冬の公園を散歩していると、サクラの幹にアオカメムシの仲間がとまっていました。似た種がいくつかいますが、体色が光沢のある緑色であることなどからツヤアオカメムシではないかと思います。ツヤアオカメムシは成虫で越冬するようです。

《サクラの幹にとまるツヤアオカメムシ? 2017/12/10》

《サクラの幹にとまるツヤアオカメムシ? 2017/12/10》

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頼成の森のキノコ(86)スギヒラタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2017-12-13 05:51:31 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次(五十音順)報告していきたいと思います。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

スギヒラタケは、夏から秋にかけて、針葉樹ときに広葉樹、特にスギの古い倒木や切株に重生するキシメジ科スギヒラタケ属の小型から中型のキノコです。傘ほとんど無柄で全体が白色、初めはほぼ円形で、しだいに生長して耳形から扇形になります。(『カラー版きのこ図鑑』参照) 

スギヒラタケはこれまで食用キノコとして知られていましたが(私もときどき食べていました)、最近、食べた人が急性脳症を発症する事例が相次いで報告され、本種が関与している疑いが強くなったため、食べるのを控えるように呼びかけられています。

《スギヒラタケ 2010/10/15》

 《スギヒラタケ 2010/10/15》

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マエアカスカシノメイガ(県空港スポーツ緑地/富山市秋ケ島)

2017-12-11 06:18:04 | 昆虫類

冬の生きものを探して、晴れ間がのぞく空港近くの公園を少し散歩しました。

クヌギの幹にとまっていたのは、前翅の前縁に沿って赤褐色の帯があり、半透明の翅をしている小さな蛾、マエアカスカシノメイガでした。マエアカスカシノメイガの幼虫はネズミモチやキンモクセイなどモクセイ科植物の葉を食べ、成虫で越冬するようです。

《マエアカスカシノメイガ 2017/12/10》

《マエアカスカシノメイガ 2017/12/10》

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ハマオモトヨトウ(幼虫)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2017-12-09 04:38:42 | 昆虫類

冬枯れの公園の中で緑が目立つ遠路沿いに植えられたヒガンバナの葉に、ハマオモトヨトウの幼虫がついていました。こんなに寒くなってもまだ蛹にならず、葉を食べているようです。

ハマオモトヨトウの幼虫は、今年の10月6日に初めて見かけています。http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/6b95563d4f2398e07b9b141f8d9f283d

《ヒガンバナの葉で見つけたハマオモトヨトウ 2017/12/03》

《ヒガンバナの葉で見つけたハマオモトヨトウ 2017/12/03》

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