やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

モンキナガクチキムシ(氷見市稲積)

2014-05-31 03:12:59 | 昆虫類

昨年ボウズナガクチキを見かけたフラワーガーデンに、もう一度出かけました。遊具などに使われていた広葉樹の腐朽が進んだ丸太は、撤去されたり取り替えられたりしていました。http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/15b48c47f6b5cd224113bff9ad7011da

ボウズナガクチキはいませんでしたが、キノコムシダマシ科のモンキナガクチキムシを見つけました。モンキナガクチキムシは全身黒色ですが、触角の末端が白く、何よりも背中(小楯板)にある黄色の点が特徴です。 

《モンキナガクチキムシ 2014/05/25》

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コイ(産卵)(土川/富山市布瀬町)

2014-05-30 03:16:00 | 魚類

桐の花の写真を撮ろうと、土川の土手にあがりました。川面からバシャバシャと大きな水音がするので、音のする方を見ると、水草の塊のそばに大きなコイが何匹も集まり、白い水しぶきを上げながら産卵・放精しているところでした。

《水草のそばで産卵・放精するコイ 2014/05/29》

《水草のそばで産卵・放精するコイ 2014/05/29》

《水草のそばで産卵・放精するコイ 2014/05/29》

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ウシガエル(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市婦中町羽根)

2014-05-29 09:29:21 | 両生類

時折ハルゼミが思い出したように合唱する以外は静まりかえった池の水面に、ウシガエルが浮かんでいます。足の生えた大きな幼生(おたまじゃくし)もたくさん泳いでいました。

《水面に浮かぶウシガエル 2014/05/24》 

《水面に浮かぶウシガエル 2014/05/24》

《水面に漂うウシガエルの幼生(足が生えている) 2014/05/24》

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キアシナガバチ(営巣)(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市婦中町羽根)

2014-05-28 05:39:25 | 昆虫類

クワの古木で、キアシナガバチの女王蜂が巣作りを進めていました。キボシアシナガバチは「セグロアシナガバチとほぼ同じ大きさで…市街地には少なく,周辺に雑木林や緑地が多い」(ウェブサイト『都市のスズメバチ』)ところで見かけるアシナガバチの仲間です。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~vespa/polistes/wasp072.htm

《営巣するキアシナガバチ 2014/05/24》

《営巣するキアシナガバチ 2014/05/24》

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ベニカミキリ(富山市)

2014-05-27 03:19:17 | 昆虫類

鉢植えのバラの花の中に、ベニカミキリが潜りこんでいました。花の蜜を舐めていたようです。ベニカミキリの卵は竹の節に産み付けられ、孵化した幼虫が節のところから順に食べていくそうです。

(下の写真は、全体がわかるよう、レッドロビンの葉にとまらせて写しました。)

《鉢植えのバラの花の中に潜り込むベニカミキリ 2014/05/24》

《ベニカミキリ 2014/05/24》

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カラスアゲハ(乱橋池周辺/氷見市宮田)

2014-05-26 06:37:09 | 昆虫類

富山県内で「トンボの楽園」などと呼ばれる氷見市にある「乱橋池」には、一度行ってみたいと思っていました。たまたま、同じ方面に出かける機会があったので、短時間ですが立ち寄ってみました。予想に反して誰も来ていませんでしたが、静かで雰囲気がよく、今度はゆっくりとトンボなどの撮影に出かけたいと思います(「マムシに注意」の看板もあり、長靴は必要)。

池の周辺で咲き始めたノアザミの花で、カラスアゲハが蜜を吸っていました。カラスアゲハの翅の表は、見る角度によって青~緑色に輝いて、とてもきれいです。

《ノアザミの花の蜜を吸うカラスアゲハ 2014/05/25》

《ノアザミの花の蜜を吸うカラスアゲハ 2014/05/25》

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ヒロヘリアオイラガ(繭)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2014-05-25 03:42:05 | 昆虫類

イラガとヒロヘリアオイラガについて、発生消長などを富山市内の公園で調べていますが、冬を越したヒロヘリアオイラガの繭は少ない(イラガ38に対してヒロヘリアオイラガ3と8%程度)ので、いつ繭の中で前蛹から蛹になるのか別の公園で調べました。

5月13日に富山市営農サポートセンターで見かけたヒロヘリアオイラガの繭の中は、蛹でした。 

 

《ヒロヘリアオイラガの繭(上にあるのは古い羽化済みの繭) 2014/05/13》 

《蓋をはずしたヒロヘリアオイラガの繭(中に蛹が見える) 2014/05/13》 

《ヒロヘリアオイラガの繭 2014/05/13》  

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コツバメ(牛岳山麓/富山市山田)

2014-05-23 05:29:26 | 昆虫類

コツバメは、春先だけ低山の雑木林で見かける小さなシジミチョウの仲間です。春の光を十分に浴びるため、太陽に向かって体を倒す独特の姿勢をとります。

《春の光を浴びるコツバメ 2014/05/18》

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トゲヒゲトラカミキリ(牛岳山麓/富山市山田)

2014-05-22 05:29:03 | 昆虫類

落葉樹の新芽が広がった明るい雑木林の尾根道を、被写体を求めてキョロキョロしながら歩いていると、コシアブラの葉上に10ミリほど(大型のアリほどの大きさ)の小さな虫がいました。せわしく動き回るので、なかなかうまく撮れません。

灰色に黒い模様が目立つトラカミキリの仲間で、前胸背部に1対の黒色紋があるトゲヒゲトラカミキリ(トゲ・ヒゲ・トラ・カミキリ「棘髭虎天牛?」)でした。触角(3、4節の端)にやや短いとげを持つとありますが、ルーペでやっと確認できる程度です。図版(「原色日本昆虫生態図鑑Ⅰカミキリ編」)をみても、あまりに小さくて模様も不鮮明、触覚のとげにいたっては心眼でも見えません。 

《コシアブラの新葉の上を歩き回るトゲヒゲトラカミキリ 2014/05/18》

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ヨコヅナサシガメ(富山市)

2014-05-21 03:44:50 | 昆虫類

鉢植えのアジアンタムの上に、ヨコヅナサシガメがとまっていました。近くにサクラやエノキなどの大木はないので、春に成虫になった個体が、分散、移動の途中に翅を休めていたのかも知れません。

《鉢植えのアジアンタムの上のヨコヅナサシガメ 2014/05/14》

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キボシアシナガバチ(富山市)

2014-05-20 02:51:59 | 昆虫類

鉢植えのバラの葉裏で、キボシアシナガバチが巣作りを始めていました。このキボシアシナガバチとヤマトアシナガバチの巣は、育房の蓋が黄色をしているのが特徴ですが、見つけた巣は産卵したばかりで、まだ黄色の蓋が作られていません。

キボシアシナガバチは丘陵地に多いようで、このあたりでは初めて見かけました。

《鉢植えのバラの葉裏で営巣を始めたキボシアシナガバチ 2014/05/16》

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モリアオガエル(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2014-05-19 04:16:46 | 両生類

公園の小さな池で、今年も5月13日にキショウブの葉陰でモリアオガエルを見ました。17日には、キショウブの葉に産み付けられた卵塊1個を見ました。

この池と周辺では、モリアオガエルのほか、トノサマガエル、ツチガエル、アマガエルを確認しています。 

《キショウブの葉にとまるモリアオガエル 2013/05/13》

《キショウブの葉にとまるモリアオガエル 2014/05/13》

《キショウブの葉に産み付けられたモリアオガエルの卵塊 2014/05/17》

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シマヘビ(城山/富山市古沢~西金屋)

2014-05-17 04:30:48 | 爬虫類

山道を歩いていると、何かの気配を感じました。目をやると、コンクリート製擬木柵の上で、シマヘビが日光浴をしていました。体温を上げているのだと思います。ヘビには、いつどこで出会ってもギョッツとし、血圧が上がってしまいます。

シマヘビは、アオダイショウとともに私たちに最も身近なヘビで、名前の由来となった4本の黒褐色の縦縞が特徴です。

《擬木柵の上で日光浴をするシマヘビ 2014/05/10》

 《擬木柵の上で日光浴をするシマヘビ 2014/05/10》

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エゾカタビロオサムシ(牛岳温泉スキー場/富山市山田小谷)

2014-05-16 04:26:45 | 昆虫類

天気がよかったので牛岳温泉スキー場方面にドライブし、ゲレンデの最上部、パノラマ展望台の前でシートを広げ眼下に広がる景色を楽しみながら弁当を食べていました。下から吹き上げてくる風にのって、チョウや甲虫などいろいろな昆虫が時々飛んできます。

やや大きめの甲虫が下から飛んできて、眼の前の草地に着地しました。写真を撮ろうとしましたが、勢いよく歩きまわり止まってくれません。後翅が退化せず飛ぶことのできるカタビロオサムシの仲間、エゾカタビロオサムシでした(同定については、富山県昆虫同好会の野村孝昭氏にアドバイスしていただきました)。

《ゲレンデ最上部から見下ろした牛岳温泉スキー場 2014/05/14》 

《エゾカタビロオサムシ 2014/05/14》 

 《エゾカタビロオサムシ 2014/05/14》 

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クロナガオサムシ(樹木園/立山町吉峰)

2014-05-15 03:50:40 | 昆虫類

山で立ち枯れした樹木を見つけると、何かが潜んでいるのではないかと、つい剥ぐってしまいます。越冬昆虫を探すにはもう遅すぎる時期でしたが、アカマツの立ち枯れ木の樹皮を剥がすと、クロナガオサムシが落ちてきました。

ハルゼミの鳴き声がときどき聞こえますが、その姿も、抜け殻も確認できませんでした。

《立ち枯れしたアカマツの樹皮下から落ちてきたクロナガオサムシ 2014/05/11》

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