2020年5月上旬の観察記録です。
まだ新緑のまばらな芝生広場で、モンキチョウを見かけました。羽化して間もないのかも知れません。
『富山県の蝶Ⅰ、Ⅱ』(1999)によると、モンキチョウは、年3~5回発生。幼虫越冬し、蛹越冬するモンシロチョウより2週間ほど遅れて発生、通常は4月中旬~10月下旬に見られます。
《モンキチョウ 2020/05/03》
《モンキチョウ 2020/05/03》
2020年5月上旬の観察記録です。
まだ新緑のまばらな芝生広場で、モンキチョウを見かけました。羽化して間もないのかも知れません。
『富山県の蝶Ⅰ、Ⅱ』(1999)によると、モンキチョウは、年3~5回発生。幼虫越冬し、蛹越冬するモンシロチョウより2週間ほど遅れて発生、通常は4月中旬~10月下旬に見られます。
《モンキチョウ 2020/05/03》
《モンキチョウ 2020/05/03》
2020年8月上旬の観察記録です。
北陸自動車道と交差する農道のトンネルの壁に、灰色の蛾が、まるで展翅されたようにとまっていました。
名前がわからないのでずっと放置していましたが、冬の間は紹介できる生きものが少ないので、ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』のシャクガ科の成虫縮小画像一覧の写真を片端から見ていき、アオシャク亜科のコアヤシャクにたどりつきました。ウスアオアヤシャク、オオアヤシャクなど似た種もいるので、自信があるわけではありません。
《トンネルの壁にとまっていたコアヤシャク 2020/08/08》
《トンネルの壁にとまっていたコアヤシャク 2020/08/08》
《トンネルの壁にとまっていたコアヤシャク 2020/08/08》
2020年5月中旬の観察記録です。
大乗悟山への登山道となる林道を、生きものの姿を探しながら1時間ほど散策。
車の通行が少ない林道を歩いていると、足元から飛び立つニワハンミョウ。少し先の路上にまたとまります。近づくと、また飛んで逃げて、の繰り返し。まさに「道教え」です。
ハンミョウ(ナミハンミョウ)のような鮮やかな色彩ではありませんが、よく見ると暗銅色~暗緑色の渋い色合いです。よく見かける馴染みの虫です。
《林道の路上にとまるニワハンミョウ 2020/05/11》
《林道の路上にとまるニワハンミョウ 2020/05/11》
2020年5月中旬の観察記録です。
大乗悟山への登山道となる林道を、生きものの姿を探しながら1時間ほど散策。
湿った法面の下草に、黒と橙色のトビケラの仲間がちらちら飛び交っていました。
後で、ウェブサイト『新・理科教材データベース/トビケラ図鑑』を見ると、キマダラシマトビケラに似ています。いつものことですが、よく似た種がいくつかあるようで、自信はありません。
《キマダラシマトビケラ? 2020/05/11》
《キマダラシマトビケラ? 2020/05/11》
2020年5月下旬の観察記録です。
立山山麓家族旅行村から竜神の滝近くまで、生きものの姿を探しながらの散歩です。
林道沿いの少し湿った法面に、黒色に白い模様が入った小さな蛾が、ちらちら飛んでいました。草の葉にとまったところを写真に撮って、後でウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』で調べると、シャクガ科、 ナミシャク亜科のシラフシロオビナミシャクです。成虫の出現は5月と7~8月、幼虫の食餌植物は、アジサイ科のヤマアジサイだそうです。一見、蝶のようにも見えます。
《シラフシロオビナミシャク 2020/05/28》
《シラフシロオビナミシャク 2020/05/28》
2020年5月下旬の観察記録です。
コナラ林の下草に、頭の黄色が目立つアミメカゲロウの仲間がとまっていました。
後で『ポケット図鑑日本の昆虫1400②』で調べると、スカシヒロバカゲロウに似ています。
《コナラ林の下草にとまっていたスカシヒロバカゲロウ? 2020/05/22》
《コナラ林の下草にとまっていたスカシヒロバカゲロウ? 2020/05/22》
予想外の豪雪に埋まった庭に、2羽のヒヨドリがやってきて、ロウバイや梅の花芽を啄んでいます(寒いので、窓ガラス越しに写しています)。
富山地方は、非常に強い寒気のもと、発達した雪雲が日本海から流れ込み続け、 富山市で今朝(1月9日)1mの積雪を記録しました。富山市で積雪が1mを超えるのは1986年以来35年ぶり。 また、2時間に降った雪の量は48㎝と観測史上最大となりました。
久しぶりの突然の豪雪と、加齢による体力・気力の減退のため、雪かきは休み休みにしかできず、雪に埋もれた生活になりました。
ちなみに、私が富山で経験した豪雪は、「五六豪雪」(1980-81年、最大積雪深160㎝)、「五九豪雪」(1983-84年、最大積雪深139㎝)などで、私は30歳代でした。
《雪に埋もれた庭にやってきた2羽のヒヨドリ 2021/01/09》
《雪に埋もれた庭にやってきたヒヨドリ 2021/01/09》
2020年5月下旬の観察記録です。
コナラ林の下草に、白地に白い点紋様のシャクガの仲間の蛾がとまっていました。
いつものように、ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2/シャクガ科』で片端から成虫縮小画像をみていき、ナミシャク亜科のオオナミシャクに辿り着きました。
オオナミシャクについては、ウェブサイト『北茨城周辺の生き物/オオナミシャク』に見分け方がやさしく説明されていました。
①前翅も後翅も地の色は白です。
②頭から腹端まで黄色です。
③腹部背面には,下から5つまで黒いW紋があります。
④前翅前縁中央付近に独特な紋があります。
⑤シャクガ科の多くは止まるとき触角を翅の下にしますが,上に乗せています。
⑥縁毛(外縁の外側にある毛)にも斑模様があります。
写真の蛾は、①から⑤のすべてに当てはまっているような気がします。
なお、幼虫の食餌植物は、わかっていないようです。
《オオナミシャク 2020/05/22》
《オオナミシャク 2020/05/22》
2020年5月下旬の観察記録です。
キャンプ場の炊事棟の調理台の上に、白地に特徴的な黒筋模様の蛾がとまっていました。これくらい特徴的な蛾だと、名前が調べやすくていいのですが…。これで違っていたら、救いようがありません。
クロフシロヒトリは、ヒトリガ科ヒトリガ亜科の蛾です。
《クロフシロヒトリ 2020/05/22》
《クロフシロヒトリ 2020/05/22》
《クロフシロヒトリ 2020/05/22》
2020年5月上旬の観察記録です。
シリアゲムシの仲間はよく見かけるのですが、何故だか、写真に撮ることもあまりなく、このブログで紹介したこともほとんどないと思います。
写真のシリアゲムシは、体は黒色で、翅に2本の太い黒帯を持つシリアゲムシです。ヤマトシリアゲ、マルバネシリアゲ、キバネシリアゲの3種がよく似ていますが、ヤマトシリアゲが日本では最もふつうに見られる種のようなので、ヤマトシリアゲ?にしました(正確な同定にはオスの腹端の形態を確認する必要があるそうです)。初夏に現れるヤマトシリアゲは黒色で比較的大きく、晩夏に現れるものは黄色っぽく小さいく、ベッコウシリアゲと呼ばれて昔は別種と思われていました。(ウェブサイト『昆虫エクスプローラ/ヤマトシリアゲ』参照)
《ヤマトシリアゲ? 2020/05/05》
《ヤマトシリアゲ? 2020/05/05》
《ヤマトシリアゲ? 2020/05/05》
2020年5月上旬の観察記録です。
小さな谷間に段々に整備されたミズバショウの苑では、アカハライモリをよく見かけます。
アカハライモリは、「富山県の絶滅のおそれのある野生生物-レッドデータブックとやま2012-」において、「山地や平地の水辺に広く分布していた種であるが、分布域や個体数が減少している」として『準絶滅危惧』種とされています。
《アカハライモリ 2020/05/05》
《アカハライモリ 2020/05/05》
《アカハライモリ 2020/05/05》
2020年4月下旬の観察記録です。
春に野山でキイチゴ類の新葉を見かけると、シロオビナカボソタマムシをついつい探してしまいます。
シロオビナカボソタマムシは、大きさ5~9mmと小さなタマムシの仲間です。金銅色~紫銅色で金属光沢があり、上翅に数本の白い筋が入っています。(ウェブサイト『昆虫エクスプローラ/シロオビナカボソタマムシ』参照)
《クマイチゴの葉上のシロオビナカボソタマムシ 2020/04/30》
《クマイチゴの葉上のシロオビナカボソタマムシ 2020/04/30》
2020年4月下旬の観察記録です。
新葉が開き始めたクリの枝に、クリタマバチの薄赤い虫こぶがたくさん着いていました。虫こぶの着いた枝は成長が阻害され、花を付けなくなります。
《クリの枝に着いたクリタマバチの虫こぶ 2020/04/30》
《クリの枝に着いたクリタマバチの虫こぶ 2020/04/30》
※ 今日1月3日は、雪かき2回約1時間のほかは、一日中テレビでスポーツ観戦でした。「箱根駅伝」、「全国高校サッカー」(富山第一高が3回戦突破)、「ライスボウル」。明日から、がんばって減量です。
池の岸近く、水草の葉の上に8本の脚をいっぱいに広げて、蜘蛛がとまっていました。水辺でよく見かけるハシリグモの仲間ので、スジブトハシリグモではないかと思います。
ウェブサイト『自然観察雑記帳/スジブトハシリグモ』によると、スジブトハシリグモは、「平地、山地に生息。池や沼の周囲、水田、河川などの水辺で多く見られ」、「背甲、腹部とも緑褐色で、両側に白色の細い縦条があ」り、「腹背の正中縦条の中に数対の白点があり、後半は波状にな」ります。
《水草の葉の上のスジブトハシリグモ? 2020/05/05》
《水草の葉の上のスジブトハシリグモ? 2020/05/05》
2020年4月下旬の観察記録です。昨年撮った生きものの写真のうちこれまでに紹介していないものは、?か⁇の付くものばかりになります。
いつもの犬との散歩道、北陸自動車道と交差する農道のトンネルの壁に、茶色っぽい蛾がとまっていました。ナミシャク仲間と見当をつけ、ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』のナミシャク亜科の成虫縮小画像一覧の写真を片端から何度も見て、ツマキナカジロナミシャクに似ていると感じました。ところが、ここに載せられていた幼虫の食餌植物は、タカネウスユキソウやベニバナイチゴ、ウラジロタデ、クロマメノキ、ハクサンシャクナゲなどほとんど平野では見られないものばかり。これは違うかなと思いましたが、名古屋市などの写真記録もあり、よくわかりません。
というわけ(どういうわけ?)で、?付きのツマキナカジロナミシャクとして紹介します。
《トンネルの壁にとまっていたツマキナカジロナミシャク? 2020/04/30》
《トンネルの壁にとまっていたツマキナカジロナミシャク? 2020/04/30》