やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

アカホシテントウ(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2017-06-30 03:21:28 | 昆虫類

いつものように、歩きながら目線近くの葉の上などに眼をやっていると、エノキの葉上にナナホシテントウとは感じの違うテントウムシがとまっていました。黒塗りの漆細工のような微妙な色合いで、楕円形の朱色がぼんやりと、しかも透明感をもって浮かび上がっています(下手なグルメリポーターのような表現になってしまいましたが…)。

『日本の昆虫1400②』によるとアカホシテントウのようで、「平地~丘陵。広葉樹林で見られるが、数は少ない」そうです。私も、アカホシテントウと意識して見るのは、今回が初めてです。

《アカホシテントウ 2017/06/26》

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ハクセキレイ(雛)№2(富山市)

2017-06-29 04:59:47 | 鳥類

我が家のテラスの屋根に営巣しているハクセキレイについては、2017/06/24などのブログで報告しました。http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/666ac2f9e82507a5276b88dc936c2c98

6月27日、雛は少なくとも4羽は確認でき、6月24日より大きくなっており、口を大きく開けて餌をねだっていますが、まだ鳴き声はかぼそくほとんど聞きとれないくらいです。

《ハクセキレイの雛(4羽は確認) 2017/06/27》

《雛に餌を運ぶハクセキレイ(クモらしきものが見える) 2017/06/27》

《雛の世話をするハクセキレイ 2017/06/27》

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ヒロオビトンボエダシャク(呉羽丘陵・城山/富山市古沢)

2017-06-28 03:34:59 | 昆虫類

山道を歩いていると、葉陰に黒白まだらの蛾がとまっていました。トンボエダシャクと似ていますが、腹部背面の黒い紋が(トンボエダシャクと比べると)小さくて不規則な形をしていることから、ヒロオビトンボエダシャクだと思います。

トンボエダシャクについては、富山市婦中ふるさと自然公園で見かけたものを2014/07/01のブログで紹介しています。http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/0a3035ba7d9040a89206f10092b57a92 

《ヒロオビトンボエダシャク 2017/06/20》

《ヒロオビトンボエダシャク 2017/06/20》

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ビロウドサシガメ(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2017-06-27 06:07:18 | 昆虫類

アスファルト舗装の園路の上を、ビロウドサシガメが歩いていました。

黒色の翅には名前のいわれのようにビロードのような深い光沢があり、これに対して頭部や胸部は光沢のある黒色をしています。

ウェブサイト『ウィキペディア/ベルベット(2017/06/27)』には、ビロードについて次のように書かれていました。「ベルベット(英: velvet)は、平織か綾織の経糸にパイルを織り出したパイル織物の一種である。 ビロード(ポルトガル語: veludo、スペイン語: velludo)や天鵞絨てんがじゅう、とも呼ばれる。 柔らかで上品な手触りと深い光沢感が特長で、フォーマル・ドレスやカーテンに用いられる。レーヨンやシルクが一般的。縫いずれし易く、きれいに縫製するには高度な技術が必要である。」

《アスファルト舗装の園路の上を歩くビロウドサシガメ 2017/06/21》

《アスファルト舗装の園路の上を歩くビロウドサシガメ 2017/06/21》

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トビズムカデ(神通川右岸河川敷/富山市塩)

2017-06-26 03:50:55 | その他動物

何度も同じことを書きますが、綴ってある葉を見かけるとその袋状の巣の住人は誰なのか調べたくなります。

草原に生えた実生のクワの葉が二つに畳まれ綴られていたので、そっと開けてみると、大きなトビズムカデが入っていてビックリしました。ムカデが糸を出して袋を綴ったとは考えにくいので、空き巣に入ったのか、住人を食べてしまったのかだと思います(食べられたものの痕跡はありませんでした)。

《トビズムカデが潜んでいたクワの葉 2017/05/28》

《綴ったクワの葉の袋の中にいたトビズムカデ 2017/05/28》

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タカサゴハラブトハナアブ(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2017-06-25 06:06:17 | 昆虫類

腰のあたりの黄色い毛が特徴的なアブが、ヒメリンゴの幹にとまっていました。何かに執着しているようで、飛び立ってもまた近くにとまります。タカサゴハラブトハナアブのようです。

タカサゴハラブトハナアブの種名については、前富山市科学博物館の根来さんにアドバイスしていただきました。

《タカサゴハラブトハナアブ 2017/06/23》

《タカサゴハラブトハナアブ 2017/06/23》

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ハクセキレイ(雛)(富山市)

2017-06-24 14:30:49 | 鳥類

ハクセキレイの我が家での営巣については、2017/06/15のブログで報告しました。http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/f6d20dec91a14f428ea4bfd21b626b4b

6月12日に巣卵を確認した時は4卵まで確認したのできたのですが、6月19日に再確認すると5卵ありました。

6月22日、ハクセキレイが巣に戻っても、今までのようにすぐに卵を抱く仕草(尾羽くらいしか見えなくなる)をせず、巣から体を浮かせていることに気づきました。雛が孵り始めていたのかも知れません。

6月23日、これまでで初めて、2羽で巣に来ていました。嘴に虫を咥えているように見えました。

6月23日、親鳥が巣から離れているすきに巣の中を撮影すると、雛が孵っていました。雛の数は確認できませんでした。親鳥は2羽で巣に餌を運んできています(必ずしも交互に餌を採りに出るわけではなく、2羽とも出かけて巣を留守にすることもあります)。

《ハクセキレイの巣卵(5個) 2017/06/19》

《巣に戻っても卵を抱くような様子がみえないハクセキレイ 2017/06/22》

《孵っていたハクセキイの雛 2017/06/24》

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ハッカハムシ(富山市)

2017-06-23 05:21:56 | 昆虫類

庭のパイナップルミントの葉を、ハッカハムシが食べていました。

ハッカハムシは暗金胴色の体色に黒い丸状の列状斑紋があるハムシで、幼虫、成虫ともにシソ科の葉を食べます。

私は、野外では原則的に虫を捕まえたり殺したりしませんが、庭の花や野菜につく害虫(?)は捕殺することにしています。もちろん例外もあり、幼虫を蛹化、羽化させてブログネタにすることもあります。

《パイナップルミントの葉を食べるハッカハムシ 2017/06/20》

《パイナップルミントの葉を食べるハッカハムシ 2017/06/20》

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ニイニイゼミ(セミの塔)?(呉羽丘陵・城山/富山市古沢)

2017-06-22 03:07:43 | 昆虫類

久しぶりに呉羽少年自然の家から城山にかけて、汗をかきながら2時間ほど散歩しました。

急登の山道のそばに、ニイニイゼミの「セミの塔」と思われるものがありました。

「セミの塔」については、次のように説明されています。「終齢に達して羽化が近くなると、老熟幼虫は地上近くまで移動し、薄い土層の天井をもった部屋でくらすようになる。中には、ツクツクボウシのように、孔道の土を脱出孔の上に積み上げて、いわゆるセミの塔をつくる種もある。待機している孔の中で、薄い天井から外部の情報をたえずキャッチし、適当な条件になれば孔を脱出して地上に出る。そして木の幹をはい上がり、好みの場所に静止して羽化する。」(『セミの自然誌』)

北陸地方は6月21日に梅雨入りが宣言されましたので、ニイニイゼミが鳴きだす日も近そうです。

《山道のそばにあったニイニイゼミの「セミの塔」 2017/06/20》 

 《「セミの塔」を取り除くと現れた孔道(赤矢印) 2017/06/20》

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ワモンキシタバ(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2017-06-21 04:54:16 | 昆虫類

富山は、6月18日の涼しいくらいの曇り空(最高気温22.5度)から一転、6月19日には最高気温27.4度、この日は晴れて最高気温28.2度と夏日が二日続きました。緑が一段と濃くなった公園を歩いていると、何かの視線を感じました。何か生き物がそこにいるのでは?という直観です。見上げると、樹肌に溶け込むような模様のガがとまっていました。写真には撮れませんでしたが、後翅は黄色に黒の模様があり、「キシタバ」の仲間です。

初めて(それと認識して見る)ガなので、写真をもとに図鑑などで調べると、どうやらヤガ科シタバガ亜科のワモンキシタバのようです。ワモンキシタバは、「前翅では中央部は淡色、外横線は一部が腎状紋の下方まで入り込んだ奇妙な走向を示している。斑紋、色彩により他種との区別はすぐできる。7~8月、やや山地で出現する。…食草はリンゴ・ナシ・スモモ・ウメ・アンズ・サンザシ。」(『原色日本蛾類図鑑下』)とありますが、見かけたのは6月下旬でしかも平野部、少し心配です。

「外横線」「腎状紋」など専門用語がよくわからないので、ウェブサイト『【現代蛾学の基礎知識】(全然未完)』を参考にしました。http://www.jpmoth.org/base/L2.html

《ワモンキシタバ 2017/06/20》 

 《ワモンキシタバ 2017/06/20》 

 《ワモンキシタバ 2017/06/20》 

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エサキモンキツノカメムシ(卵保護)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2017-06-20 19:54:42 | 昆虫類

キハダの葉裏でエサキモンキツノカメムシが産んだ卵を保護している様子を、久しぶりに見ました。2012年にはたいへん多くのエサキモンキツノカメムシを見かけたのですが、ここ数年はほとんど目にすることがありませんでした。http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=741936352b8e055ab64eb1b3a5fd7fe2&p=22&disp=50

《キハダの葉裏で卵を保護するエサキモンキツノカメムシ 2017/06/19》 

《キハダの葉裏で卵を保護するエサキモンキツノカメムシ 2017/06/19》

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ルイスオオゴミムシ(富山市[細入村]割山)

2017-06-19 06:02:57 | 昆虫類

今回は、気温が低く曇り空なので、虫との出会いは期待薄でした。森林公園「天湖森」最奥の駐車場に車を停め、そこから2時間ほどの予定で林道を往復することにしました。

駐車場そばのほとんど落ち葉などが落ちていないきれいな側溝の底に、ちょっと大きめのゴミムシがいました。頭部、胸部の背の色が金属光沢のある赤銅色のルイスオオゴミムシでした。(種名は富山市科学博物館・岩田さんにアドバイスしていただきました。)

《側溝の中にいたルイスオオゴミムシ 2017/06/18》 

《側溝の中にいたルイスオオゴミムシ 2017/06/18》

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ジグモ(富山市)

2017-06-17 06:02:36 | クモ類

不要となった植木鉢やプランターを整理していると、プランターに植えたローズマリーの幹に、ジグモの巣がついていました。根がギュウギュウに詰まって硬くなった土をなんとかほぐすと、地下部の方はうまく取り出せませんでしたが、ジグモは見つかりました。

ジグモの巣はわかりやすいので、大木のそびえる神社などジグモのいそうな場所は注意して見ていますが、県内ではジグモをあまり見かけません。

ジグモは、「樹木や草の根元、塀・石垣の下部などに、地上から地下まで続く管状(長い袋状)の住居を作り、地上部の表面には土を付着させ…脱皮殻や食べかすなどを付けている個体も多」く「住居の長さは地上部、地下部ともに成体で10~15㎝」(『日本のクモ』)あります。 

《プランターに植えたローズマリーの幹に付いたジグモの巣の地上部 2017/06/16》

 《プランターに植えたローズマリーの幹に付いたジグモの巣の地上部 2017/06/16》

《地中から出てきたジグモ 2017/06/16》

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ミドリバエ(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市[婦中町]新町)

2017-06-16 07:20:18 | 昆虫類

ササの葉に緑色のハエがとまっていました。ミドリバエではないかと思います。

《ミドリバエ 2017/06/14》

《ミドリバエ 2017/06/14》 

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ホシミスジ(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2017-06-16 06:25:55 | 昆虫類

池の傍のアジサイの葉に、ミスジチョウの仲間がとまっていました。コミスジとはちょっと感じが違うと思いましたが、なかなかうまく写せる場所に来てくれませんでした。後になって写真をよく見ると、この公園では初めてのホシミスジでした。

ホシミスジは「本県では記録が大変少なく、局地的に産地があるが、富山市内(標高10m~20m)…などの平地で得られたこともある。最近の記録は、概ね、標高200m~1300mの丘陵地・山地で得られた」(『富山県の蝶(Ⅱ)』)そうです。

翅に破れ(赤矢印)があるのは、鳥に嘴で噛まれたのではないでしょうか? 

《アジサイの葉にとまるホシミスジ 2017/06/13》 

《ホシミスジ 2017/06/13》

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