公園の樹木に、白っぽい大型のガがとまっていました。クスサン(「楠蚕」)です。後翅に目玉模様があります。
《クスサン 2013/10/10》
公園の樹木に、白っぽい大型のガがとまっていました。クスサン(「楠蚕」)です。後翅に目玉模様があります。
《クスサン 2013/10/10》
9月23日にウスバキトンボの羽化殻について紹介した同じ池で、羽化したばかりのウスバキトンボを見かけました。飛び立って、近くの草むらにとまっている個体もいました。http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/31c032f4eb9823a9beffe491969fbcf0
《羽化して羽化殻につかまり翅を伸ばすウスバキトンボ 2013/10/03》
《羽化して羽化殻につかまり翅を伸ばすウスバキトンボ 2013/10/03》
《水辺の草むらで翅を伸ばすウスバキトンボ 2013/10/03》
公園の中の小さな人工池に、橙黄色のアカトンボがいました。キトンボです。連結して打水産卵しているペアもいました。
キトンボは、翅の基半分が橙黄色のアカトンボです。羽化時期はほかのアカトンボより遅く、「成熟成虫は10月に入ってから個体数が増加(『富山県のトンボ』)します。
キトンボは、「もともと産地が限られていたが、近年減少している」として、富山県では準絶滅危惧種に指定されています。
《キトンボ 2013/10/03》
《キトンボ 2013/10/03》
《キトンボ 2013/10/03》
10月にはいって、見かける昆虫がめっきり少なくなりました。
花の咲いたヨモギで、ヨモギハムシを何頭か見かけました。交尾しているものもいます。体色は、金属光沢のある青色や銅色をしています。
《ヨモギハムシ 2013/10/02》
《交尾するヨモギハムシ 2013/10/02》
庭にオオカマキリがいました。
オオカマキリは、チョウセンカマキリ(カマキリ)と似ていますが、
① 後翅の基部近くに濃い紫褐色斑があること
② 前脚の基節基部の間が淡褐色であること(チョウセンカマキリは鮮やかな橙黄色)
などで見分けることができます。
《オオカマキリ 2013/10/02》
《オオカマキリの後翅と前脚の基節基部の間(赤丸) 2013/10/02》
公園に植栽されているタブノキの新葉では、アオスジアゲハの卵や幼虫をよく見かけます。
アオスジアゲハの終齢(5齢)幼虫は、黒い突起がなくなり目玉模様になるので、写真の幼虫は3齢か4齢ではないかと思います。
少し葉を揺らすと、透き通った黄色の臭角を出し、独特の香りも漂ってきました。
《タブノキの葉を食べるアオスジアゲハ幼虫 2013/10/02》
《タブノキの葉を食べるアオスジアゲハ幼虫 2013/10/02》
《臭角を出したアオスジアゲハ幼虫 2013/10/02》