落ち葉の下からオオヒラタシデムシが出てきました。オオヒラタシデムシはシデムシの仲間ではいちばんふつうに見られる種類だそうです。ミミズの死体などを食べます。
《オオヒラタシデムシ 2011/08/25》
落ち葉の下からオオヒラタシデムシが出てきました。オオヒラタシデムシはシデムシの仲間ではいちばんふつうに見られる種類だそうです。ミミズの死体などを食べます。
《オオヒラタシデムシ 2011/08/25》
家の外にクロゴキブリが瀕死の状態でいました。別のところには、1頭の死体がありました。今年になって初めて見たコロゴキブリです。どこかでゴキブリ駆除剤を食べたのでしょうか、秋が近くなって寿命がきたのでしょうか?
屋内で見かけるゴキブリは、クロゴキブリやチャバネゴキブリ、ヤマトゴキブリ(都市部にはほとんどいない)で、ヤマトゴキブリ以外は外来種です。常時高温多湿の温室などでは、ワモンゴキブリやコワモンゴキブリなどの新顔も見られるようになってきています。
《クロゴキブリ 2011/08/29》
庭の畑にヒシバッタがいました。ヒシバッタは、名前のとおり菱形をした小さなバッタです。ヒシバッタは、最近、ハラヒシバッタ、ヤセヒシバッタ、ヒメヒシバッタの3種に分けられたそうです。
《ヒシバッタ 2011/08/19》
カクレミノの蜜に、アゲハやオオスズメバチなどと混じって、アオスジアゲハが飛んできていました。幼虫の食樹は、タブノキやクスノキなどクスノキ科の葉です。
《アオスジアゲハ 2011/08/19》
毎年、夏の終わりごろになると、庭にヒメジャノメが姿を見せます。
姿かたちのよく似たコジャノメは、丘陵地から低山にかけて見られますが、ヒメジャノメほど普通ではありません。
《ヒメジャノメ 2011/08/26》
カクレミノの花の蜜にオオスズメバチがきていました。富山県内では6種のスズメバチ属のハチが確認されていますが、オオスズメバチは最大の種です。
都市部周辺に多いコガタスズメバチとよく似ており、頭楯(とうじゅん)の形で見分けるのが確実ですが、小楯板に褐色紋があることなどからオオスズメバチと判断しました。
《オオスズメバチ 2011/08/19》
数日前からミヤマアカネが庭にやってきています。ここ数年、毎年晩夏になると、庭にやってきています。ミヤマアカネは、翅の縁紋の内側に褐色の太い帯のあることが特徴のアカトンボです。写真は未熟な個体で黄褐色をしていますが、♂は成熟すると全身が赤くなります。
レッドデータブックとやま(2002)では、「かっては県下全域に見られたが、現在多くの地域で見られなくなっている」として『希少種』に選定されていますが、最近は個体数が回復し、各地で見られるようになってきています。
《ミヤマアカネ 2011/08/24》
庭のキュウリの葉に、カノコガが止まっていました。写真を撮ろうと近寄ると、葉裏に回りこんでしまいます。
カノコガは開張35㎜ほどの小さな昼飛性のガで、幼虫はタンポポやシロツメクサ、トクサなどを食べるといわれています。
《カノコガ 2011/08/23》
河原のヤブガラシの蜜をニホンミツバチがなめていました。ニホンミツバチとセイヨウミツバチとを確実に見分けるためには、後翅の翅脈を比較する必要があります。
《ニホンミツバチ 2011/08/18》
草の多い園路上でアゲハチョウが交尾しており、近づくと飛び立ってケヤキの枝に止まりました。チョウは、一般的に、交尾のときは活動しないが、驚いたりすると交尾したまま飛び立つことがあり、このときは♂か♀のどちらか一方が飛ぶそうです(『原色日本昆虫生態図鑑Ⅲチョウ編』)。しかも、アゲハチョウ科では、必ず♀が飛ぶのです。
《アゲハ(交尾) 2011/08/19》
キマダラセセリは、平地から低山地で見られるセセリチョウの仲間です。写真では翅を閉じて止まっていますが、後翅を全開、前翅を半開にして止まることが多いようです。
《キマダラセセリ 2011/08/19》
トックリバチが、ガの幼虫を捕まえ、仮死状態にするため毒針を刺していました。
トックリバチは、土を用いて徳利(トックリ)のような形の巣を作ります。卵から孵化した幼虫の餌になる仮死状態にしたガの幼虫を詰め込み、ふたをします。
《トックリバチ 2011/08/18》
庭のススキ園芸品種に、イナゴがいました。写真を撮ろうと近づくと、くるりと葉の反対側に回り込みます。
微妙ですが前翅が後膝を超えないようなので、コバネイナゴではないかと思います。
《コバネイナゴ 2011/08/18》
庭の小さな家庭菜園に、イボバッタがいました。止まっていると、色や形が土と似ていてわかりにくいのですが、近づくとすぐに飛び立つので見つけることができます。
前胸背面に疣(いぼ)のような突起があることから、イボバッタと名づけられたようです。
《イボバッタ 2011/08/11》
ツマグロオオヨコバイは、半翅(カメムシ)目の体長13㎜ほどの昆虫で、幼虫、成虫とも植物の汁を吸います。横にずれながら歩くため、ヨコバイ(横這い)の名を付けられたようです。成虫で越冬します。
《ツマグロオオヨコバイ 2011/08/13》