やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

アサギマダラ(吸水)(猿倉山森林公園/富山市[大沢野町]舟倉)

2021-09-30 05:27:28 | 昆虫類

林の中のキャンプ場では、建物の壁面などにとまっている虫たちを見つけやすいので、炊事棟に入ってみました。一通り見てまわって、外へでようとしたとき、1頭のアサギマダラが飛び立ちました。静かに動かないでいると、ふわりふわりと建物の周りを飛んでまた元のあたりのコンクリートにとまります。何か執着しているようです。後で写真で確かめると、口吻を伸ばして何かを吸っていました。コンクリートだけでなく、鉄筋にもとまって、口吻をのばしていました。

アサギマダラヒヨドリバナなどの花で吸蜜するほか、まれに吸水するようです。


《炊事棟のコンクリートで吸水するアサギマダラ 2021/09/28》


《炊事棟のコンクリートで吸水するアサギマダラ 2021/09/28》


《炊事棟のコンクリートで吸水するアサギマダラ 2021/09/28》


《炊事棟の鉄筋で吸水するアサギマダラ 2021/09/28》

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クロミスジシロエダシャク(猿倉山森林公園/富山市[大沢野町]舟倉)

2021-09-29 04:39:35 | 昆虫類

久しぶりに猿倉山森林公園のキャンプ場に行ってみました。以前クマ除けに大音量で鳴らしてあったラジオは、置いてありませんでした。若い男性が一人、キャンプしています。

トイレの壁面には何も見当たりませんでしたが、内部のドアに目立つ模様のシャクガがとまっていました。下の写真でわかるように、それほど大きいものではありません。種類が多く、また似たものも多い蛾は、名前を調べるのに苦労しますが、この蛾ならわかりそうです。

帰宅して調べると、クロミスジシロエダシャクでした。蛾の生態写真と標本写真の両方を掲載した図鑑『蛾の生態標本図鑑』にはこう書かれていました。「開帳:30~40mm…本州中部では年1化9月から10月に出現する。寄主植物はエゴノキなど。」


《猿倉山キャンプ場 2021/09/28》


《トイレのドアにとまっていたクロミスジシロエダシャク 2021/09/28》


《トイレのドアにとまっていたクロミスジシロエダシャク 2021/09/28》

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コガタスズメバチ(吸蜜)(富山市)

2021-09-28 04:30:39 | 昆虫類

秋になると、咲き出した庭のシソの花にいろいろな虫がやってきます。

コガタスズメバチも時々きます。小さな花から丹念に蜜を吸っていました。


《シソの花の蜜を吸うコガタスズメバチ 2021/09/27》


《シソの花の蜜を吸うコガタスズメバチ 2021/09/27》


《シソの花の蜜を吸うコガタスズメバチ 2021/09/27》

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ウラギンシジミ♀(神通川右岸河川敷/富山市新保)

2021-09-27 04:55:13 | 昆虫類

神通川右岸の河川敷を歩いていると、足元から銀色にきらめくチョウが飛び出しました。翅表の水色が見えたので、ウラギンシジミの♀です。

ウラギンシジミ♀は近くのクズの葉にとまった後、別の葉の裏に飛び込むようにとまりましたが、その間ずっとツバメシジミの♂が交尾をせまっていました。


《クズの葉にとまるウラギンシジミ♀と交尾をせまるツバメシジミ♂ 2021/09/25》


《クズの葉裏にとまるウラギンシジミ♀と交尾をせまるツバメシジミ♂ 2021/09/25》

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ウラナミシジミ(交尾)(神通川右岸河川敷/富山市新保)

2021-09-26 04:01:06 | 昆虫類

すっかり秋になったクズやススキなどが茂る河原を歩いていると、見かけるシジミチョウのほとんどがウラナミシジミです。風で大きく揺れるクズの葉の上でも、ウラナミシジミが交尾していました。

ウラナミシジミは、「移動性が高いチョウで、春から秋にかけて温帯域に分布を広げ、冬には寒さのため死滅するというサイクルを繰り返している。日本でも西日本の温暖な地域では1年中見られるが、東日本では夏から秋にかけてが多く、冬から春にはあまり見られない。」(ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/ウラナミシジミ』(2021/09/26)

 


『クズの葉の上で交尾するウラナミシジミ 2021/09/25》


『クズの葉の上で交尾するウラナミシジミ 2021/09/25》

神通川は、落ち鮎釣りの釣り人でいっぱい。隣県や遠く関東地方のナンバーの車も。下の写真の赤丸は、大型のテントなどで、長野ナンバーの車がそばに。


『クズやススキなどが茂る神通川右岸の河川敷 2021/09/25》

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ジムグリ(富山市布市~横内)

2021-09-25 04:40:58 | 爬虫類

いつものように、北陸自動車道に並行して伸びる道路を、横断する一般道路などのトンネルに出合うたびにトンネル壁面に注意しながら往復。

ある人通りの少ないトンネルの出口(入口?)付近で、ヘビが道路を横断しているのに出会いました。体長は1mほどで、全体にずんぐりとした印象、アオダイショウやシマヘビとは感じが違います。近づいてよく見ると、腹面の黒い斑紋の一部が見え、ジムグリです。

昨年(2020/06/27)も、こことは少し離れていますが、同じく北陸自動車道のそばでジムグリをみかけているので、この付近の北陸自動車道法面の半自然林一帯に生息しているのではないかと思います。


《トンネル出口付近で道路を横断するジムグリ 2021/09/03》


《トンネル出口付近で道路を横断するジムグリ 2021/09/03》


《トンネル出口付近で道路を横断するジムグリ 2021/09/03》


《トンネル出口付近で道路を横断するジムグリ 2021/09/03》

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マメハンミョウ(富山市布市~横内)

2021-09-24 03:12:43 | 昆虫類

広い水田地帯の農道を犬と散歩していて、足元に黒地に白い縦線模様、体長1~2㎝の小さな虫がいるのに気づきました。昨年(2020/11/27)、この近くの農道で初めて見たマメハンミョウです。

マメハンミョウについて、ウェブサイト『昆虫写真図鑑/マメハンミョウ』には、こう紹介されていました。「秋に畑作のダイズなどや野辺の各種の植物に集団で集まり加害する。産卵はバッタ類が地中に産卵した卵塊のそばに行われ、孵化した幼虫はバッタの卵塊を食べて成長する。マメハンミョウの体内には猛毒の物質があるといわれ、鳥が食べない。近年草地の減少でバッタが少なくなり、マメハンミョウも各地で見られなくなった。」


《水田地帯の農道を歩いていたマメハンミョウ 2021/09/23》


《水田地帯の農道を歩いていたマメハンミョウ 2021/09/23》

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オナガサナエ♂(県総合運動公園/富山市南中田)

2021-09-23 05:02:27 | 昆虫類

公園を散歩していて、スイフヨウの茂みにトンボがとまっているのに気づきました。はじめは、シオカラトンボかなとも思いましたが、それより少し大きめのサナエトンボの仲間です。

尾部の様子からウチワヤンマ?と一瞬思いましたが、大きさが違い、大きな池なども近くにありません。とりあえず写真に撮って、帰宅してから調べることにしました。

『ポケット図鑑日本の昆虫1400②トンボ・コウチュウ・ハチ』で、サナエトンボ科の検索で調べ、オナガサナエにたどりつきました。

「富山県のトンボ(2020年度記録)」によると、オナガサナエは、「2016年に滑川市で県内からは57年ぶりに発見され…2020年は35ヶ所で確認」されるなど、近年各地で確認されているようです。


《スイフヨウの茂みにとまっていたオナガサナエ♂ 2021/09/21》


《スイフヨウの茂みにとまっていたオナガサナエ♂ 2021/09/21》


《スイフヨウの茂みにとまっていたオナガサナエ♂ 2021/09/21》

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ルリタテハ(幼虫)(富山市)

2021-09-22 15:21:47 | 昆虫類

庭のエゴノキの下に植えてあるホトトギスの葉が、食べられていました。よく見ると、ルリタテハの幼虫が食べています。

「毎日が日曜」なので四六時中庭を見ていますが、いつの間に産卵したのか、成虫の姿は見かけていません。


《ホトトギスの葉を食べるルリタテハの幼虫 2021/09/22》


《ホトトギスの葉裏のルリタテハの幼虫 2021/09/22》

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ツクツクボウシ♀(呉羽山/富山市安養坊ほか)

2021-09-21 19:37:21 | 昆虫類

呉羽山の麓、市民俗民芸村の駐車場に車を停め、展望台までを往復しました。山と名前がついていても呉羽山の標高は80メートルです。

車道に沿って設けられた歩道を、防護柵に何かとまっていないか気にしながら歩きます。登るときはいませんでしたが、帰りには2箇所で防護柵にとまっていたツクツクボウシを見つけました。両方とも、何故か♀でした。


《歩道の防護柵にとまっていたツクツクボウシ♀ 2021/09/14》


《歩道の防護柵にとまっていたツクツクボウシ♀ 2021/09/14》

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アケビコノハ(幼虫)(富山市布市~横内)

2021-09-20 13:41:24 | 昆虫類

いつものように、北陸自動車道に沿った道を、何かいないか?と脇見半分のポタリング。

自動車道のフェンスに絡んだツル植物に、茶色っぽいものがとまっていました。自転車を停め、近寄って見ると、独特の形のアケビコノハの幼虫です。何度見ても、奇妙奇天烈な姿です。アオツヅラフジを食べていました。

アケビコノハの幼虫の食餌植物はアケビ、ミツバアケビ、ムベなどアケビ科の植物のほか、アオツヅラフジ(ツヅラフジ科)やヒイラギナンテン(メギ科)などです。暗紫褐色やくすんだ緑色、緑色がかった淡褐色など色彩には変異があります。頭部と胸部を丸め、腹端を持ちあげた独特のポーズで静止していることが多く、体側の大きな眼状紋が印象的です。(ウェブサイト『芋活.com/イモムシ・ケムシ図鑑/アケビコノハ』参照)


《フェンスに絡まったアオツヅラフジを食べていたアケビコノハの幼虫 2021/09/18》


《フェンスに絡まったアオツヅラフジを食べていたアケビコノハの幼虫 2021/09/18》

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ハエトリグモの一種(捕食)(神通川左岸河川敷/富山市[婦中町]塚原)

2021-09-19 05:28:03 | クモ類

河川敷に広がる草原のクズの葉の上で、ハエトリグモの一種と思われる小さなクモが、ヒメウラナミシジミを捕食していました。

ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/ハエトリグモ』(2021/09/19)によると、ハエトリグモは、「正面の2個の大きな目が目立つ小型のクモ。非常に多くの種類があり、世界で命名されている種が約6000、日本では105種が確認されている。いずれも比較的小型で足も長くないがよく走り回り、ジャンプも得意。歩きながら餌を探す徘徊性のクモ」だそうです。


《ハエトリグモの一種が捕食していたヒメウラナミシジミ 2021/09/12》


《ハエトリグモの一種が捕食していたヒメウラナミシジミ 2021/09/12》

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ホウジャク(富山県空港スポーツ緑地/富山市秋ヶ島)

2021-09-18 05:23:16 | 昆虫類

久しぶりに訪れた富山県空港スポーツ緑地の展望広場で昼食を食べた後、三方に設けられた石積みを見て回っていると、ホウジャク類の蛾がその石積みの隙間に飛び込みました。これはチャンスと、ゆっくり近づきましたが意外と敏感で、見えるところまで行きつく前に、飛んで逃げられました。

幸い、十数メートルほど離れた別の石積みの隙間にまた飛び込んだので、今度はもっと慎重に近づきました。ここなら姿がわかる筈というところで、眼を凝らしましたが、わかりません。周りの風景に溶け込んでいるようです。とりあえず、とまっているはずの場所を中心に遠景写真(上の写真)を撮ってから、もう少し近づきました。間詰のコンクリートの色合いに紛れて、何かがとまっているのが確認できたところで、望遠で1枚(下の写真)。もう少し大きく写そうと近づいて、逃げられてしまいました。

帰宅後、写真で確認。どうやら、ホウジャクです。ウェブサイト『昆虫エクスプローラ/昆虫図鑑/ホウジャク』によると、ホウジャクは、灰褐色で、前翅に黒い帯模様があるスズメガ。後翅は黄色く、日中花で吸蜜、幼虫は、カワラマツバ、アカネ、オオバヤエムグラなどの葉を食べます。


《石積みの隙間にとまっていたホウジャク 2021/09/15》


《石積みの隙間にとまっていたホウジャク 2021/09/15》

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アゲハ(交尾)(富山市)

2021-09-17 04:31:00 | 昆虫類

庭のトマトの株の茂みに、交尾中のアゲハがいました(2021/08/26/16:51)。翌朝、同じところに、交尾中のアゲハがいました(2021/07/45)。驚かせたので、少し飛んで移動しましたが、昨日と同じペアだと思います。そうだとすると、確かなだけでも15時間近く交尾し続けていたことになります。

アゲハの交尾の継続時間について、ウエブサイトなどにほとんど情報が見当たりませんが、「Yahoo!知恵袋」には、「庭の木で二日前からアゲハチョウが交尾」しているとの情報が載せられていました。

ちなみに、我が家の庭には、ユズ、キンカン、サンショウとアゲハの幼虫の食餌植物が植えてあり、アゲハがしょっちゅう飛んできています。


《庭のトマトの茂みで交尾していたアゲハ 2021/08/26/16:51》


《庭のトマトの茂みで交尾していたアゲハ 2021/08/26/16:51》


《翌朝、同じところで交尾していたアゲハ 2021/08/27/07:45》

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ジャコウアゲハ(蛹化)(飼育)

2021-09-16 06:19:46 | 昆虫類

神通川左岸河川敷で遊歩道の上を彷徨い歩いていた(21/09/12/11:03)ジャコウアゲハの終齢幼虫、自宅に持ち帰って飼育ケースに入れ、夕方に(21/09/12/16:37)確認したところ、ケースの上蓋で前蛹になっていました。

その後、頻繁に状態を確認していましたが、昨日、外出して帰宅したら(21/09/15/14:36)、蛹化していました(この間、約3日)。蛹化したばかりのようにみえました。帯糸はきっちり着いていましたが、尾端がはずれてぶら下がっています。

次は、羽化の確認です。見やすいように、蛹を割りばしに瞬間接着剤で張り付け、テラスの柱に取り付けました。


《飼育ケースの上蓋で前蛹になったジャコウアゲハ 2021/09/12》


《飼育ケースの上蓋で前蛹になったジャコウアゲハ 2021/09/12》


《飼育ケースの上蓋で蛹になったジャコウアゲハ 2021/09/15》


《飼育ケースの上蓋で蛹になったジャコウアゲハ 2021/09/15》


《割りばしに張り付けてテラスの柱に取り付けた蛹 2021/09/16》

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