2022年5月下旬の観察記録です。
山林の下草の葉の上に、全身が黄褐色のシリアゲムシがとまっていました。山林に「ふつう」とされているスカシシリアゲモドキではないかと思います。腹端が写っていないので、♂か♀かはわかりません。
《山林の下草の葉の上とまっていたスカシシリアゲモドキ? 2022/05/28》
《山林の下草の葉の上とまっていたスカシシリアゲモドキ? 2022/05/28》
2022年5月下旬の観察記録です。
山林の下草の葉の上に、全身が黄褐色のシリアゲムシがとまっていました。山林に「ふつう」とされているスカシシリアゲモドキではないかと思います。腹端が写っていないので、♂か♀かはわかりません。
《山林の下草の葉の上とまっていたスカシシリアゲモドキ? 2022/05/28》
《山林の下草の葉の上とまっていたスカシシリアゲモドキ? 2022/05/28》
2022年4月上旬の観察記録です。
公園のトイレの壁に茶色の小さな蛾がとまっていました。翅の開き方が独特です。
ソトカバナミシャクかなと思いますが、似た種がいるようなので自信はありません。
ウェブサイト『北茨城周辺の生き物』には、ソフトカバナミシャクについて、次の2つの紋様がはっきりしている蛾と説明されていました。
① 白い亜外縁線とそれに沿った焦茶紋(前縁部分)と黒点(5~6個)
② 前翅前縁中央付近にある焦茶紋とその中にある黒点
ソフトカバナミシャクは、早春に現れるカバナミシャクの仲間。幼虫は、ヤマツツジなどの葉を食べます。
《トイレの壁にとまっていたソトカバナミシャク? 2022/04/09》
《トイレの壁にとまっていたソトカバナミシャク? 2022/04/09》
※ 市立図書館から1月28日(土曜日)に借り出してきた本です(妻の借りた本が含まれています)。
1 『飛び立つ季節ー旅のつばくろー』(沢木耕太郎・著)
2 『とるにたらないもの』(江國香織・著)
3 『犬は東に日は西に』(中野幸次ほか・著)
4 『ブィヨンの気持ち』(糸井重里・著)
5 『ターシャ・テューダー人生の楽しみ方(食野雅子・著)
2022年6月上旬の観察記録です。
公園のトイレの壁に、小さく白っぽいシャクガがとまっていました。
前翅の前縁沿いなどに茶色い模様があり、ホソバナミシャクではないかと思います。
《トイレの壁にとまっていたホソバナミシャク 2022/06/02》
《トイレの壁にとまっていたホソバナミシャク 2022/06/02》
2022年6月中旬の観察記録です。
公園のトイレの窓に、薄い茶色に濃い茶色の筋模様のシャクガがとまっていました。フタテンオエダシャクだと思います。
同じ属のよく似たウスオエダシャクとの区別点は、前翅中横線が前縁近くで内側に曲がらないこと(ウェブサイト『北茨城周辺の生き物/ウスオエダシャク』参照)、尾状突起があること(ウェブサイト『暁の蛾類図鑑/ウスオエダシャク』参照)などです。
《トイレの窓にとまっていたフタテンオエダシャク 2022/06/20》
《トイレの窓にとまっていたフタテンオエダシャク 2022/06/20》
参考までに、富山市布市~横内で見かけたウスオエダシャクの写真を載せておきます。前翅中横線(赤矢印)が前縁近くで内側に曲がり、尾状突起がほぼありません。
《マメ科植物の茂みにとまっていたウスオエダシャク 2021/09/03》
※ 市立図書館から1月21日(土曜日)に借り出してきた本です(妻の借りた本が含まれています)。
1 『驚異の標本箱ー昆虫ー』(丸山宗利ほか・著)
2 『旅行鞄のガラクタ』(伊集院静・著)
3 『計算する生命』(森田真生・著)
4 『日本史の探偵手帳』(磯田道史・著)
5 『諦念後ー男の老後の大問題ー』(小田嶋隆・著)
2022年6月上旬の観察記録です。
池の縁に生えた単子葉の植物の葉に、1~2cmと小さな蛾がとまっていました。シャチホコガの仲間のヒナシャチホコではないかと思います。
ヒナシャチホコは、日本最小のシャチホコガと言われる小さな蛾で、幼虫の食餌植物はヤマナラシです。ヤマナラシはこの近くに数本生えています。(ウェブサイト『K'S LIFE LIST/ヒメシャチホコ』参照)
《池の縁の葉にとまっていたヒナシャチホコ 2022/06/01》
《池の縁の葉にとまっていたヒナシャチホコ 2022/06/01》
《いろいろな生きものが見られる池 2022/06/01》
2022年5月中旬の観察記録です。
歩道の縁の木の葉に、扁平で前胸と前翅の周辺が透明なハムシがとまっていました。
帰宅後、『日本の昆虫1400①』で調べると、イチモンジカメノコハムシです。イチモンジカメノコハムシは、幼虫、成虫ともにムラサキシキブなどを食べるカメノコハムシ類です。
《木の葉の上にとまっていたイチモンジカメノコハムシ 2022/05/20》
《木の葉の上にとまっていたイチモンジカメノコハムシ 2022/05/20》
2022年6月中旬の観察記録です。
公園のトイレに大きなスズメガの仲間がとまっていました。
ブドウスズメとよく似ていますが、前翅の亜外横線(前翅後縁沿いの白色の線)が後角まで届いているようなので、ハネナガブドウスズメだと思います。(ウェブサイト『虫ナビ/ハネナガブドウスズメ』参照)
《公園のトイレにとまっていたハネナガブドウスズメ 2022/06/17》
《公園のトイレにとまっていたハネナガブドウスズメ 2022/06/17》
このところ数日晴れた日が続いているので、年末年始の運動不足解消のために公園などを歩くようにしていました。
人気の少ない馴染みの公園を歩きまわりましたが、冬なのでなかなか生きものに出会えません。
それではと、昨年モンスズメバチが営巣していたコブシの枯木を見にいきました。根元の穴は枯木などにほぼ埋まっていたので、ステッキで掻き出しました。腐植の中から出てきたのは、1匹の白いカブトムシの幼虫です。ほかに2匹、死んで黒くなった幼虫も出てきました。
カブトムシは、晩秋までには終齢である三齢幼虫となり、そのまま越冬するようです。
《枯れ木の株元の腐植の中から出てきたカブトムシの幼虫(青丸内は死んでいた幼虫) 2023/01/13》
《枯れ木の株元の腐植の中から出てきたカブトムシの幼虫(3齢=終齢幼虫) 2023/01/13》
※ 市立図書館から1月15日(土曜日)に借り出してきた本です(妻の借りた本が含まれています)。
1 『キリンのひづめ、ヒトの指ー比べてわかる生き物の進化ー』(郡司芽久・著)
2 『こころの散歩』(五木寛之・著)
3 『小さいコトが気になります』(益田ミリ・著)
4 『美しいものを見に行くツアーひとり参加』(益田ミリ・著)
5 『ひとり老後楽生き事典』(辻川覚志・著)
6 『やまと尼寺精進日記②ふたたびの年』(NHK「やまと尼寺精進日記」制作班・著)
雪のない1月が続き、久しぶりに庭を一回り。エゴノキの小枝にオオカマキリの卵のうが産み付けられているのに気づきました。これまで、この狭い庭を何度も歩いていたのに、気づきませんでした。
昨年、晩秋に出会ったオオカマキリ♀を10匹ほど庭に放していたので、おそらくそのうちの1匹が産んだのだと思います。産卵しているところを見たかったのですが…。
(昆虫の数え方は、学術論文などでは「頭」で数えるのが一般的なようですが、私は「頭」という数え方が馬や象など大きな哺乳類を連想してしまうので、匹を使ってしまいます。昆虫の数え方については、ウェブサイト『迷鳥ウオッチング/チョウの数え方、昆虫の数え方』に詳しくまとめられています。)
《エゴノキの小枝に産み付けられていたオオカマキリの卵のう 2023/01/12》
《エゴノキの小枝に産み付けられていたオオカマキリの卵のう 2023/01/12》
《エゴノキの小枝に産み付けられていたオオカマキリの卵のう 2023/01/12》
2021年11月上旬の観察記録です。
いろいろ教えてもらっているブログ『今日も、こっそり自然観察!』の『新春早々のプレゼント…』、新春早々にフジの蔓で見つけたウラナミシジミの幼虫についての記事を見て、思い出したことがあります。この幼虫、「最初はフジの葉芽を食べているのだろうと想っていたのだが、こうして観ると、葉芽とと言うよりはむしろ蔓の表皮を食べている様に観える」と書かれていました。
一昨年のことです。秋遅くになってもキュウリを収穫できないかと、夏にプランターに植えたキュウリが思ったほど採れないうちに枯れてきたので、処分していました。すると、「うらなり」のキュウリに、わらじ型の幼虫がついているのに気づきました。ウリ科のキュウリを幼虫が食べる蝶はいるはずがないと頭から思い込んでいたので、とりあえず写真だけ撮って処分してしまいました。
後で写真を整理していて、あのわらじ型の幼虫はウラナミシジミの幼虫で、しかもキュウリの皮を食べていたのではないかという思いが、頭をよぎりました。でも、時すでに遅し。あの時、幼虫を処分せずに飼育してその後の経過を見ていればと、観察例のない「ウリ科のキュウリの皮を食べるウラナミシジミの幼虫」が確認できていたのかも知れないと、今でも後悔しています。
《キュウリについていたウラナミシジミ?の幼虫 2021/11/02》
《キュウリについていたウラナミシジミ?の幼虫 2021/11/02》
《キュウリについていたウラナミシジミ?の幼虫 2021/11/02》
2022年4月上旬の観察記録です。
公園のトイレの窓に、茶色で大き目のシャクガの仲間がとまっていました。
写真をもとに、「みんなで作る日本産蛾類図鑑V2」のシャクガ科の成虫縮小画像一覧を順に見ていってたどりついたのは、ヒゲマダラエダシャクです。
ヒゲマダラエダシャクは、春の蛾で、触角の背面は白と黒の斑になっています。
《トイレの窓にとまっていたヒゲマダラエダシャク 2022/04/06》
《トイレの窓にとまっていたヒゲマダラエダシャク 2022/04/06》
2022年5月下旬の観察記録です。
公園のトイレの壁に淡黄色のシャクガがとまっていました。前翅前縁の二つの褐色紋と前翅の2本の横線が特徴的で、なんとか種名がわかりそうです。
写真をもとに、「みんなで作る日本産蛾類図鑑V2」のシャクガ科の成虫縮小画像一覧を順に見ていき、ツマトビシロエダシャクにたどりつきました。
《トイレの壁にとまっていたツマトビシロエダシャク 2022/05/24》
《トイレの窓にとまっていたツマトビシロエダシャク 2022/05/24》
※ 市立図書館から1月7日(土曜日)に借り出してきた本です(妻の借りた本が含まれています)。正月休みを間にはさんで2週間分の本なので、なかなか読み切れないと思います。
1 『虫のくる宿』(森上信夫・著)
2 『ときめくチョウ図鑑』(今森光彦・文・写真)
3 『光の田園物語ー環境農家への道ー』(今森光彦・著)
4 『40歳からは自由に生きるー生物学的に人生を考察するー』(池田清彦・著)
5 『神々の復讐ー人喰いヒグマたちの北海道開拓史』(中山茂大・著)
6 『ドリトル先生航海記』(ヒュー・ロフティング・著、福岡伸一・訳)
7 『天路の旅人』(沢木耕太郎・著)
8 『東京あたふた旅』(益田ミリ・著)
9 『歩きながら考える』(ヤマザキマリ・著)
10 『小川洋子と読む内田百閒アンソロジー』(内田百閒・著)
11 『雨はコーラがのめない』(江國香織・著)
12 『湊かなえのことば結び』(湊かなえ・著)
2020年6月中旬の観察記録です。
公園のトイレの白い壁に溶けこむような色合いの、白くて小さめのツバメエダシャクの仲間がとまっていました。
顔面は見えませんが、「小さい」「横線はうすい灰色で茶色がかっていない」「後翅の横線がまっすぐに伸びて後角付近で曲がる」ことなどから、コガタツバメエダシャクだと思います。
《トイレの壁にとまっていたコガタツバメエダシャク 2022/06/20》
《トイレの壁にとまっていたコガタツバメエダシャク 2022/06/20》
2022年6月中旬の観察記録です。
公園のトイレの壁に、灰色のシャチホコガがとまっていました。前翅に焦げ茶色の独特の模様があるので、モンクロギンシャチホコだと思います。
《トイレの壁にとまっていたモンクロギンシャチホコ 2022/06/20》
《トイレの壁にとまっていたモンクロギンシャチホコ 2022/06/20》
《トイレの壁にとまっていたモンクロギンシャチホコ 2022/06/20》
※ 先月の新聞で、自然写真家「山口進」さんの亡くなったことを知りました。享年74歳、私と同い年。ついこの間、山口さんの著書『クロクサアリのひみつ』を図書館から借りだして読んだところでした。
山口さんは小学生向けノート『ジャポニカ学習帳』表紙の昆虫写真で有名なようですが、私は丸山宗利・文『わくわく昆虫記ー憧れの虫たちー』の撮りおろしの写真が好きでした。写真がいいのは当然ですが、写真に添えられた山口さんの撮影談もよかった。例えば、スズムシの写真に添えられていたのは、「鳴き声はするのに主が見つからない。近づく時に草を踏むと、その音で鳴くのをやめてしまうから厄介だ。数日狙って、秋の日差しに輝く翅が草間に見えた。息を殺して接近するが失敗。しつこく待って一枚だけ撮影できた」。自分までが写真を見ながら息を殺してしまいます。
《山口進・写真の『わくわく昆虫記ー憧れの虫たちー》
2022年10月21日の観察記録です。
キャンプ場炊事棟の床に、見たことがあるような気がする蛾が、腹部を横に曲げる独特のポーズでとまって(落ちて?)いました。触ると動くので、生きています。
過去の自分のブログを調べると、2021年に同じキャンプ場で見ていたオオノコメエダシャクのようです。
《炊事棟の床にいたオオノコメエダシャク? 2022/10/21》
《炊事棟の床にいたオオノコメエダシャク? 2022/10/21》
2021年に同じキャンプ場で見ていたオオノコメエダシャク。
《トイレの壁にとまっていたオオノコメエダシャク 2021/10/29》