やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

フクラスズメ(富山市本郷町)

2022-09-30 05:18:00 | 昆虫類

自転車で散歩していると、学校のグランドのフェンスに、黒っぽいものがとまっているのに気付きました。近寄って見ると、フクラスズメです。

フクラスズメはヤガ科シタバガ亜科の大きな蛾で、ふだん見えている前翅は褐色~黒色で地味ですが、後翅には青色の帯があります。人家の戸袋などの暗所で成虫越冬します。

幼虫は、イラクサ、カラムシなどの葉を食べます。今年、この付近ではあまり幼虫を見かけなかったような気がします(カラムシなどを見かけるとアカタテハの幼虫などがいないかつい探してしまいます)。


《学校のフェンスの網にとまっていたフクラスズメ 2022/09/24》


《学校のフェンスの網にとまっていたフクラスズメ 2022/09/24》

※ 北陸自動車道のフェンスのそばでは、秋になって、コムラサキの紫色の実が目立ってきました。もともと法面に植えられていたものが、あちこちに広がったもののようです。
  コムラサキとムラサキシキブの主な見分け方は、次のとおりです。
   1 葉の上半部に粗い鋸歯がある(ムラサキシキブは、葉の縁に細かい鋸歯がある)
   2 花序は葉腋のやや上から出る(ムラサキシキブは、葉腋から花序が出る)


《コムラサキ(葉の上半部に粗い鋸歯) 2022/09/24》


《コムラサキ(花序は葉腋のやや上から出る) 2022/09/24》

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クビキリギス♀(富山市小杉)

2022-09-29 04:09:47 | 昆虫類

自転車でいつものコースを散歩していると、地鉄上滝線と交差する県道のアンダーパスの歩道脇の草叢のそばの壁に、緑色のキリギリスの仲間がとまっていました。自転車を停め、近寄って見ると、とんがり頭です。念のため掴まえて顔を見ると、大あごが鮮やかな朱赤色。クビキリギスです。

クビキリギスの体色は緑色、褐色、赤色とさまざま。成虫で越冬し、春先から「ジーーー」と鳴きます(『ポケット図鑑日本の昆虫1400②』参照)。


《アンダーパスの壁にとまっていたクビキリギス♀ 2022/09/26》


《アンダーパスの壁にとまっていたクビキリギス♀ 2022/09/26》


《アンダーパスの壁にとまっていたクビキリギス♀ 2022/09/26》


《アンダーパスの壁にとまっていたクビキリギス♀ 2022/09/26》


《アンダーパスの壁にとまっていたクビキリギス♀ 2022/09/26》


《クビキリギス♀(大あごが鮮やかな朱赤色) 2022/09/26

日の出前の景色です。日の出前後の空(雲)の変化がすきなので、最近はこの時間帯に自転車で散歩に出かけます。


《日の出前の空と毛勝三山~剱岳への稜線 2022/09/26 05:39》

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ハラビロカマキリ(寺家公園/富山市[大沢野町]寺家)

2022-09-28 04:06:42 | 昆虫類

公園のトイレの壁(天井?)に、ハラビロカマキリがとまっていました。せっかく片道30分ほどかけて通っても、最近はほとんど収穫(といっても、原則、標本作成のための採集はせず)がありません。

見つかったのはハラビロカマキリをはじめ、アマガエル、ヤモリなど虫たち捕食者ばかり。でも捕食者が集まっているということは、被捕食者が集まってきているということ。もう少し早い時間に来ればいいのでしょうか…。

最近、ハラビロカマキリを見つけると、外来種のムネアカハラビロカマキリかどうか確認するようにしています。このカマキリは、在来種でした。(見分け方:①カマのつけ根のイボが在来種は大きいものが3つあるのに対してムネアカは小さなイボが8〜10個並んでいる②在来種の胸部が縞模様であるのに対しムネアカはその名のとおり一面に赤くなっている)

我が家の庭で産卵させようとビニル袋に入れて持ち帰ったハラビロカマキリですが、帰宅して放そうと袋を破ると、ハリガネムシが出てきていました。ハラビロカマキリは、カマキリの中でもハリガネムシの寄生が多いことで知られているようです。


《トイレの壁にとまっていたハラビロカマキリ 2022/09/25》


《トイレの壁にとまっていたハラビロカマキリ 2022/09/25》


《ハラビロカマキリ(擬死)と出てきていたハリガネムシ 2022/09/25》


《ハラビロカマキリから出てきていたハリガネムシ 2022/09/25》

ハラビロカマキリを見つけると、(迷惑なことですが)威嚇のポーズをとらせたくなります。このポーズは、オオカマキリのポーズより迫力があるように思います。それに、逃げださずにいつまでも挑発に付き合ってくれます。


《ハラビロカマキリの威嚇ポーズ(見分けポイントが一目瞭然) 2022/09/25》

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エビガラスズメ(富山市小杉)

2022-09-27 04:11:38 | 昆虫類

大型で強い台風14号が能登沖を通り過ぎた後、寒気が入り込んで急に秋らしく涼しくなりました。

長袖のシャツに着替えて(下は半ズボンのまま)、強風の生きものへの影響はどうだったのだろうなどと自転車で散歩していると、地鉄上滝線と交差する県道のアンダーパスで、歩道脇に灰褐色で細長く大きなスズメガが落ちていました。エビガラスズメです。

死んでいるのかと思い、少し突っつくと動きます。強く突っつくと、白・桃・黒と三色の派手な横縞模様の腹部見せて激しく翅を震わせ続けました。


《アンダーパスの歩道脇に落ちていた(とまっていた)エビガラスズメ 2022/09/21》


《アンダーパスの歩道脇に落ちていた(とまっていた)エビガラスズメ 2022/09/21》


《アンダーパスの歩道脇に落ちていた(とまっていた)エビガラスズメ 2022/09/21》


《アンダーパスの歩道脇に落ちていた(とまっていた)エビガラスズメ 2022/09/21》


《アンダーパスの歩道脇に落ちていた(とまっていた)エビガラスズメ 2022/09/21》


《三色の派手な横縞模様の腹部見せて翅を震わせ続けるエビガラスズメ 2022/09/21》

※ 年の所為なのか?、痴呆症(若年ではありません)なのか?新しいことが覚えられません。前に聞いた(確かめた)りしたこと自体は覚えているのですが、肝心の言葉や意味が思い出せません。
  例えば、「デジャブ」(既視感)。「デブデブ」「ジャブジャブ」「ヒジャブ」「ダブダブ」果てには「アジャパ」まで語感の似た言葉は出てくるものの、肝心の「デジャブ」がいつもなかなか出てきません。
  そのうえ、意味まで取り違えていました。「デジャブ」(既視感)は「実際は一度も体験したことがないのに、すでにどこかで体験したことのように感じる現象」(『ウィキペディア/既視感』)だそうですが、「いままでにどこかで体験したことがあるけれど、思い出せない現象」だと勘違いしていました。
  おまけに、「既視感と逆に、見慣れたはずのものが未知のものに感じられる」のが「未視感」とくれば、混乱すること必定です。
  何度も覚え直すためにメモを机の前に貼っていますが、メモが増えるばかりで、新しい記憶は…。記憶が80分しか持たないの『博士の愛した数式』のメモ状態です。


《机の前に貼った覚えるためのメモ》

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イチモンジセセリ(富山市堀川本郷)

2022-09-26 04:21:45 | 昆虫類

彼岸の中日(秋分の日)にあたるこの日、朝から時々雨のあいにくの天気。いつもは6時ころから出かける朝の自転車での散歩に7時ころから出かけました。

予定のコースをまわり、予想通り生きものにはほとんど出会わずに帰宅する途中、開店前の100円ショップの入り口のガラス戸に何かがとまっているのに気付きました。珍しいことです。最近は、灯りに虫が集まらない光源を使う場合がほとんどで、この店の前に置いてあった顔写真撮影機も数年前に改良(?)されてから虫が来なくなっていました。

引き返して近寄って見ると、ガラス戸の内側にイチモンジセセリがとまっていました。夜に灯火に引き寄せられたのではなく、昼間に屋内に入り込んで閉じ込められていたもののようです。

《100円ショップのガラス戸の内側にとまっていた イチモンジセセリ2022/09/23》

《100円ショップのガラス戸の内側にとまっていた イチモンジセセリ2022/09/23》

《100円ショップのガラス戸の内側にとまっていた イチモンジセセリ2022/09/23》

小雨が降る空一面には灰色の雨雲(乱層雲)が広がり、100円ショップの前の駐車場からは、毛勝三山~剱岳への稜線が霞んで見えました。


《乱層雲が広がり毛勝三山~剱岳への稜線が霞んで見えた 2022/09/23》

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カネタタキ♂(富山市)

2022-09-25 04:03:58 | 昆虫類

「家の中(玄関~階段あたり)で何か虫が鳴いている」という家族の話に、何度か見にいきましたが、鳴き声も姿も確認できませんでした。でも、夕方、階段脇の壁に小さな(1cmに満たない)茶色の虫がいるのを見つけました。鳴いていたのは、この虫です。

近寄ってよく見るとカネタタキで、短い翅のある♂です。

カネタタキについて、『ウィキペディア(Wikipedia)』の説明を引用します。
「カネタタキはバッタ目カネタタキ科の昆虫。
体長はオス、メスとも9 ~15mm程。淡褐色のやや細長く平たい体型である。オスは頭部、前胸背がやや明るい赤褐色、翅が暗赤褐色をしているため、体に横帯が入っているようにみえる。
翅の退化が著しくオスのみ発音用に前翅を持つが鱗状で非常に小さい。メスは無翅。…
成虫は8~12月にかけて出現。…
…樹上性であるが、都市部やその近郊の街路樹や庭木に多く生息し、大都市の中心駅や公園の植生にも多くの個体が認められる。…
…夜間樹皮上を徘徊する。…また、人家の軒先やベランダ、室内に迷い込む…
夜行性。オスは、活動期前半には夜間、気温の低い秋以降は昼夜とわず、梢の中で「チッチッチッチッ」という小さな声で鳴き…」
 
私がカネタタキを写したのは、これが二度目です。


《室内に迷い込んできたカネタタキ♂ 2022/09/24》


《室内に迷い込んできたカネタタキ♂ 2022/09/24》


《室内に迷い込んできたカネタタキ♂ 2022/09/24》

※ 市立図書館から9月24(土曜日)に借り出してきた本です(妻の借りた本が含まれています)。
   1 『シンジュノキワガー日本の昆虫④ー』(宮田彬・著)
   2 『世界のおやつーおうちで作れるレシピ100ー』(鈴木文・著)
   3 『落陽(2分冊)』(朝井まかて・著)
   4 『大都会に造られた森ー明治神宮の杜に学ぶー』(松井光瑤ほか・著)

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ヒメカマキリ(寺家公園/富山市[大沢野町]寺家)

2022-09-24 05:52:23 | 昆虫類

公園のこのトイレは、少し前までもっと虫の姿(生きたものも死んだものも)にあふれていた(ごくふつうの感覚だとちょっと汚いのかも)のですが、ここ数カ月、見違えるようにきれいになって、朝早く行っても灯りに集まってきていたた虫の姿がほとんどありません。

原因について、思い当たることがあります。一度、トイレの清掃をされている人(近所の人でボランティア?)に話しかけられ、ついつい「一晩中点いている灯りに集まってきている虫などを見にきている」などと話してしまったのです。合点顔をされ、その時からこのトイレはきれいになり、私にとっては魅力が激減してしまったのです。それでも、過去の栄光?が忘れられずに(家族からは不審者扱いされるから止めて欲しいと懇願されているにもかかわらず)ときどき立ち寄ります。

この日も、ここで見かけた生きものといえば、先日紹介,したクスサンを除いてはほとんど見当たらず、なのにアマガエルやヤモリなど捕食者が壁にへばりついている状態でした(ということは、捕食者に食べられたのか?)。ただ、同じ捕食者でも早とちりしてちょっと心が躍ってしまったものが壁にとまっていました。体長3cmほどの茶色いカマキリです。

私は、カマキリの仲間でも、ウスバカマキリとヒナカマキリを見たことがないので、いちど見たいと(いつも)思っています。ヒナカマキリは、なぜか常緑樹で鬱蒼とした境内林の林床で見つかるというイメージが私の中で定着しており、このあたり(アカガシ林が近くにある)で見つかるのでは?という期待をもっていました。

そんな中、茶色い小さなカマキリです。ヒナカマキリが「体長2cm以下」「翅はきわめて小さい」ことなど忘れ、「鎌の内側に白と黒の帯がない」のでコカマキリではなく、ひょっとしてと持ち帰って確かめることにしました。でも、写真をよく見ると(よく見ないでも)、ヒメカマキリとすぐにわかるはずでした。

標本にして調べようと持ち帰って冷凍庫にいれていたカマキリを出してきてビックリ。腹端から黒い紐が出ています。これもよく考えてみると、お腹に寄生していたハリガネムシが寄主が死んであわてて出てきてこれまた凍え死んでしまったものです。ハリガネムシを見るのは、子どものとき以来のことです。

持ち帰ったカマキリは、もちろん、ヒメカマキリでした。


《トイレの壁にとまっていたヒメカマキリ 2022/09/17》


《トイレの壁にとまっていたヒメカマキリ 2022/09/17》


《死んだヒメカマキリから出てきていたハリガネムシ 2022/09/17》


《死んだヒメカマキリから出てきていたハリガネムシ 2022/09/17》

※ サンショウ(山椒)の実が赤く色づいてきたので、「赤い山椒粉」を作りました。選別してゴミや果梗などを取り除き、天日で乾燥。2日ほど経って中から黒い種が出てきたら、種を取り除き、必要な分だけ電動スパイスミルなどで粉にします(残りは冷凍保存しておくといいようです)。
  我が家では、これを麻婆豆腐づくりに使って、香りと辛みを楽しんでいます。
  なお、私自身、用語が混乱しているので私なりに少し整理してみます。
   サンショウ(山椒)‥日本に自生、雌雄別株、葉・花・果皮を香辛料に利用
   カホクザンショウ(華北山椒)‥サンショウとは別種、果皮を香辛料に利用
   花椒(ホアジャオ)‥カホクザンショウの果皮から作られた粉末状の香辛料


《赤くなってきたサンショウ(山椒)の実 2022/09/15》


《採取した赤いサンショウ(山椒)の実 2022/09/15》


《天日乾燥して種子を取り除いたサンショウの果皮 2022/09/17》


《取り除いたサンショウの種子 2022/09/17》

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ホシホウジャク(富山市)

2022-09-23 06:18:05 | 昆虫類

庭で秋蒔き野菜の種を蒔いていると、後翅がオレンジ色の蛾がホバリングしながらブルーサルビアの花を次々に訪れ蜜を吸っていました。手を休めて写真を撮りに行きましたが、もう吸い終わったのか最後の花から飛び去る後姿の一部しか撮れませんでした。

どこにいくのかと眼で追っていると、スーッと枯れかけたシュウメイギクの葉にとまりました(最初からそこにとまるつもりをしていたかのように)。でも、茶褐色で模様や形が周辺に溶け込んでわかりにくい状態です。

雨が降ってきてしばらくたち、どうしているだろうかと雨間にのぞいてみましたが、もうそこにはいませんでした。

いつものように、写真をもとに、「みんなで作る日本産蛾類図鑑V2」のスズメガ科ホウジャク亜科の成虫縮小画像一覧を順に見ていき、ホシホウジャクにたどりつきましたが、クロホウジャクにも似ているようなので?付きです。


《ブルーサルビアの花から吸蜜していたホシホウジャク? 2022/09/22》


《シュウメイギクの葉で休むホシホウジャク? 2022/09/22》


《シュウメイギクの葉で休むホシホウジャク? 2022/09/22》

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アオマツムシ♀(富山市布市)

2022-09-22 04:32:45 | 昆虫類

大型で強い台風14号が能登沖を通り過ぎた後、寒気が入り込んで急に秋らしく涼しくなりました。

長袖のシャツに着替えて(下は半ズボンのまま)自転車で散歩していると、北陸自動車道と交差する道路のトンネルの壁に緑色のずんぐりしたものがとまっていました。

明治期に中国から侵入してきたとも言われている緑色のマツムシで、リィーリィーと大きな鳴き声が昼間にも聞こえてきます。ふつう樹木の葉の上で見つかりますが(声のする付近を探してもなかなか見つかりません)、壁にとまっているのを見るのは初めてです。

前翅が全体緑色で、翅脈が複雑に入り組んだ茶褐色の部分がないので、♀です。


《トンネルの壁にとまっていたアオマツムシ♀ 2022/09/21》


《トンネルの壁にとまっていたアオマツムシ♀ 2022/09/21》


《トンネルの壁にとまっていたアオマツムシ♀ 2022/09/21》


《トンネルの壁にとまっていたアオマツムシ♀ 2022/09/21》

※ 台風の通り過ぎた後、ススキの穂が逆光に揺れていました。今年、このあたりではススキの穂が昨年より少ない気がします。


《逆光に揺れて光るススキの穂 2022/09/21》


《逆光に揺れて光るススキの穂 2022/09/21》

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アオダイショウ(幼蛇)(死骸)(富山市石田)

2022-09-21 05:08:47 | 爬虫類

運動のため自転車で散歩していると、北陸自動車道と交差する道路のトンネルの入り口(出口?)近くに何か細長いものが落ちているのに気づきました(ちょっと前に同じ場所を往きに逆方向から通っているのですが、気づきませんでした)。

灰色に褐色の銭模様のような紋が規則的に入ったアオダイショウの幼蛇(全長30~40cm)です。死んでからそれほど時間は経っていないようで、目立った外傷はなく、轢死ではないようです。

アオダイショウは、体色が暗黄褐色からくすんだ緑色、背面に4本の不明瞭な黒褐色の縦縞が入る個体が多いのですが、縦縞がない個体もあり、日本本土では最大(全長100~200cm)のヘビです。幼蛇の体色は灰色で、マムシに似た梯子状に褐色の斑紋が入ります。5~6月に交尾、7~8月に卵を産み、2カ月ほどで孵化します。(『ウィキペディア(Wikipedia)/アオダイショウ』参照)


《トンネルの入り口付近で死んでいたアオダイショウの幼蛇 2022/09/18》


《トンネルの入り口付近で死んでいたアオダイショウの幼蛇 2022/09/18》


《トンネルの入り口付近で死んでいたアオダイショウの幼蛇 2022/09/18》


《トンネルの入り口付近で死んでいたアオダイショウの幼蛇 2022/09/18》

※ 北陸自動車道のフェンスに絡まったキカラスウリには、まだ花の咲いているものもあり、お腹の大きなクロウリハムシが花弁を食べていました。


《キカラスウリの花とそれを食べるクロウリハムシ 2022/09/18 06:27》

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クスサン♀(ビークマーク?)(富山市小杉)

2022-09-20 04:31:30 | 昆虫類

朝の5時半ころ、水遣りに庭に出ると朝焼けの雲がきれいだったので、水遣りは後まわし。自転車でいつものコースに散歩に出かけました。地鉄上滝線と交差する県道のアンダーパスの壁に、薄茶色の大きな蛾がとまっていました。

クスサン♀で、右後翅が少し欠けています(ビークマークbeak markでしょうか?)。触角が両櫛歯状のようなので(♂の触角は羽毛状)、♀だと思います。

ビークマークについて知ろうとウエブサイトで検索すると、Togetter(Twitterまとめメディア)の「ビークマーク備忘録」に高校時代の友だちの名前が出ていたので、メールで尋ねてみました。
返事のメールです。「ビークマークは鳥、爬虫類、コウモリなどに襲われて一部が食いちぎられている羽根のことをそう呼んでいます。本体を食われてしまうと生き延びることができないので、捕食者に襲われて生き延びた個体であることを示すマークと考えています。でも、あくまで推測にすぎません。襲われる場面を目撃し、生き延びた個体を捕獲できれば確認できるのですが、まだ、そういう機会に恵まれていません。…」(下線は、「やまぼうし」による)


《アンダーパスの壁にとまっていたクスサン♀ 2022/09/19》


《アンダーパスの壁にとまっていたクスサン♀ 2022/09/19》


《クスサン♀(ビークマークなのか?右後翅が少し欠けている) 2022/09/19》


《クスサン♀( 触角が両櫛歯状)2022/09/19》


《クスサン♀(少し刺激して後翅を開かせた) 2022/09/19》


《クスサン♀(少し刺激して後翅を開かせた) 2022/09/19》

※ 北陸自動車道のフェンスの至る所に絡んでいるノブドウの実が色づいてきました。今度は、自転車から降りて、ゆっくり歩きながらブドウトリバ(幼虫の食草はノブドウなどブドウ科植物)などの生きものを探してみようと思います。


《色づいてきたノブドウの実(富山市石田) 2022/09/18》

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チョウセンカマキリ♂(富山市布市)

2022-09-19 03:37:39 | 昆虫類

運動のため自転車で散歩していると、北陸自動車道と交差する道路のトンネルの壁に大きなカマキリがとまっていました。私は、ふつうに見ただけではオオカマキリかチョウセンカマキリか、見分けることができません。

見分けるために、少し刺激して「威嚇のポーズ」をとってもらおうとしましたが、逃げて反抗してきません。仕方がないので、捕まえて別の場所で前脚の基部と後翅を確かめました。前脚の基部が橙黄色(オオカマキリは淡い黄色)、後翅の付け根が透き通った薄い褐色(オオカマキリは濃い紫褐色)なので、チョウセンカマキリでした。腹端部に産卵器がないので、♂だと思います。


《トンネル壁にとまっていたチョウセンカマキリ♂ 2022/09/17》


《トンネル壁にとまっていたチョウセンカマキリ♂ 2022/09/17》


《チョウセンカマキリ(後翅の付け根が透き通った薄い褐色)♂ 2022/09/17》


《チョウセンカマキリ(前脚の基部が橙黄色)♂ 2022/09/17》

《トンネル壁にとまっていたチョウセンカマキリ♂ 2022/09/17》

参考までに、同じアンダーパスの壁で先日見かけたオオカマキリの写真です。


《オオカマキリの「威嚇のポーズ」(後翅が紫褐色、前脚基部が淡黄色 2022/09/08》

※ このブログ、カテゴリーに「植物」を設けたものの、これまでに(タイトルとして)紹介したのは「ギンリョウソウ(芽生え?)」「ヒメリュウキンカ?」「ドクダミ」の3件にすぎません。これは、動物以上に植物を見分ける自信がないのが原因の一つです。
(『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、生きものとは、動物・菌類・植物・藻類などの原生生物・古細菌・細菌などを総称した呼び方です。)
  しばらく、散歩の途中で見かけた秋の植物も紹介しようと思います。
  北陸自動車道のフェンスにはいろいろな蔓植物がからまっています。カラスウリもありますがキカラスウリもあります。キカラスウリは、『富山県植物誌』(1983)には「上市町以東、県東部に多」いとありますが、このあたり(富山市南部)でも増えてきているような気がします。


《キカラスウリの若い実(富山市布市) 2022/09/15》


《キカラスウリの若い実(富山市布市) 2022/09/15》

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クスサン♂(寺家公園/富山市[大沢野町]寺家)

2022-09-17 22:18:59 | 昆虫類

久しぶりに訪れた公園のトイレの壁に、黒っぽく大きな蛾がとまっていました。今年初めて見るクスサン(樟蚕)です。

外敵に襲われでもしたのか?右の前翅が大きく破れています。

クスサンについてのいちばん古い記憶は、小学高低学年のころ(1950年代後半)です。当時通っていたS小学校の近くにあったK神社の境内にあったクスノキに、 白い長毛を生やした大きなアオムシがたくさんついていたことです(特徴から、たぶんクスサンの幼虫だろうと思っています)。


《公園のトイレの壁にとまっていたクスサン 2022/09/17》


《公園のトイレの壁にとまっていたクスサン 2022/09/17》


《トイレの壁にとまっていたクスサン(右の前翅が大きく破れている) 2022/09/17》

※ 市立図書館から9月17(土曜日)に借り出してきた本です(妻の借りた本が含まれています)。
   1 『ゴキブリ ハンドブック』(柳澤静雄・著)
   2 『作家と犬』(平凡社編集部・編)
   3 『この世あそび』(徳井いつこ・著)
   4 『吉村昭の人生作法ー仕事の流儀から最期の選択までー』(谷口桂子・著)
   5 『こうしておれは父になる』(のか・著)
   6 『一生ものの台所道具』(平松洋子・著)  
         7 『写真で見る京都今昔』(菊池昌治・著)
   8 『イタリアの小さな村へ』(中橋恵ほか・著)
   9 『またいつか歩きたい町ー私の街並み紀行ー』(森まゆみ・著)
    10 『ぼくは写真家になる!』(太田順一・著)  
  1、4は、富山市立図書館の新着図書案内から選んだ本です。

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クワコ(幼虫)(富山市太田南町)

2022-09-17 05:42:40 | 昆虫類

道端のヤマグワ?に、クワコの終齢幼虫がついていました。

淡褐色~灰褐色で、中・後胸と第1腹節は大きく膨らみ、背面には眼状紋があります。また第8腹節背面に突起があります(『イモムシ ハンドブック』参照)。刺激を与えると、この胸部を大きく膨らませ眼状紋を強調してびっくりさせます。じっとしていると、枝に同化しているようで、目立ちません。

カイコはクワコを家畜化したともいわれ、カイコの成虫は飛べません(人間が都合のいいように改良したため)が、クワコの成虫は飛ぶことができます。クワコの成虫をいちど見てみたいと思っていますが、日中にふつうに散歩しているだけではなかなか見つからないようです。(近くに一晩中紫外線を出す昔ながらの灯りをつけている公の施設があれば…と、自分勝手に思ってしまいます。)

道のそばにヤマグワがあると、クワコやクワエダシャクの幼虫などがいないかと、ついつい立ち止まって探してしまいます。


《道の脇に生えたヤマグワ?の若木 2022/09/10》


《ヤマグワ?の若木の葉を食べるクワコ(終齢幼虫) 2022/09/10》


《ヤマグワ?の若木の葉を食べるクワコ(終齢幼虫) 2022/09/10》


《ヤマグワ?の枝に同化したようなクワコ(終齢幼虫) 2022/09/10》


《ヤマグワ?の枝に同化したようなクワコ(終齢幼虫) 2022/09/10》


《ヤマグワ?の枝に同化したようなクワコ(終齢幼虫) 2022/09/10》

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トビイロスズメ(富山市布市)

2022-09-16 05:19:08 | 昆虫類

運動のため自転車で散歩していると、北陸自動車道と交差する道路のトンネルの壁にやや大きめの薄茶色の蛾がとまっていました。スズメガの仲間ですが、高い場所なので大きく撮れません。

写真をもとに、「みんなで作る日本産蛾類図鑑V2」のスズメガ科の成虫縮小画像一覧を順に見ていき、トビイロスズメに行きつきましたが、成虫出現月が7~8月となっているのが気になりました。念のため「富山県産蛾類博物館」で確かめると成虫確認時期が6月下旬~9月下旬となっていたので、スズメガ科 ウチスズメ亜科のトビイロスズメだと思います。


《トンネルの壁にとまっていたトビイロスズメ 2022/09/15》


《トンネルの壁にとまっていたトビイロスズメ 2022/09/15》


《トンネルの壁にとまっていたトビイロスズメ 2022/09/15》


《トンネルの壁にとまっていたトビイロスズメ 2022/09/15》

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