やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

サザナミスズメ(新川神社/富山市向新庄)

2020-07-31 16:52:56 | 昆虫類

月に3回(30分/回)通っているハモニカ教室の近くに、木の茂みが少しある小さな神社があります。時々、時間待ちに(というよりはそのために少し早く来て)神社の中を散歩しています。この日は、今にも降り出しそうな梅雨空。無防備な半袖、半ズボンだったため、手足に藪蚊の集中砲火を浴びました。ニイニイゼミとアブラゼミの羽化殻は各1個ずつ見つけましたが、鳴き声は聞こえてきません(今年は街中で聞くセミの鳴き声が少ない気がします)。

少し大きめのクスノキの幹に、何かがとまっているのに気づきました。中ぐらいの大きさの緑灰色のスズメガの仲間です。

後でウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』で調べると、サザナミスズメかヒメサザナミスズメのようです。ヒメサザナミスズメはより小型で、腹部の腹面は全体に暗く紋がないのが特徴。写真では腹部の腹面が見えませんが、大きさや場所、前翅の波型の横線などから、サザナミスズメではないかと思います。サザナミスズメの幼虫は、モクセイ科のモクセイやイボタノキ、トネリコ、ネズミモチ、ヒイラギ、ヤチダモなどの葉を食べます。


《新川神社 2020/07/29》


《クスノキの幹にとまっていたサザナミスズメ 2020/07/29》


《クスノキの幹にとまっていたサザナミスズメ 2020/07/29》

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シモフリスズメ(富山市太田南町)

2020-07-30 17:12:40 | 昆虫類

北陸自動車道に設けられたトンネルの入り口付近の壁に、大きな灰色っぽいスズメガの仲間がとまっていました。

後で、ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』でスズメガ科を調べると、シモフリスズメとエゾシモフリスズメのどちらかです。エゾシモフリスズメは、シモフリスズメと比べると「前翅真ん中付近の2本の黒スジや先端付近の黒スジが太くなる」とのことなので、写真のガはシモフリスズメのようです。(こんな微妙に違うことが生きものにとってどういう意味があるのでしょうか?…。)

ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/シモフリスズメ』によると(2020/07/30)、シモフリスズメはやや大きめのスズメガ科のガで、頭の先端が鋭角的にとがっているように見え、灰色の翅に不連続な褐色条がまばらに入ります。成虫は、昼間は壁や樹幹などに止まって寝ており、夜になるとホバリングしながら花から花へ蜜を吸います。幼虫の食草は、イボタノキ、クサギ、シソ、ネズミモチ、トネリコ、ノウゼンカズラ、キリ、ナスなど。

よほどこの場所が気に入ったのか、次の日(今日、2020/07/30)も、同じような場所にとまっていました。


《トンネルの入り口付近の壁にとまっていたシモフリスズメ 2020/07/29》


《トンネルの入り口付近の壁にとまっていたシモフリスズメ 2020/07/29》


《トンネルの入り口付近の壁にとまっていたシモフリスズメ 2020/07/29》


《トンネルの入り口付近の壁にとまっていたシモフリスズメ 2020/07/29》


《次の日も同じような場所にとまっていたシモフリスズメ 2020/07/30》 


《次の日も同じような場所にとまっていたシモフリスズメ 2020/07/30》 

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クロバネツリアブ(富山市太田南町)

2020-07-29 19:01:26 | 昆虫類

北陸自動車道の法尻に設けられたフェンスにからまったノブドウの花に、黒っぽいツリアブの仲間が来ていました。後で調べると、クロバネツリアブです。

ツリアブ(吊虻)は、ハエ目(双翅目)ツリアブ科に属する昆虫の総称で、ホバリングしながら空中に静止している様子が吊下げられたように見えることから名づけられたものです。(ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/ツリアブ』参照2020/07/29)


《ノブドウの花にきていたクロバネツリアブ 2020/07/27》


《ノブドウの花にきていたクロバネツリアブ 2020/07/27》


《ノブドウの花にきていたクロバネツリアブ 2020/07/27》

※ 最近、種々の理由から「料理する」ことに少し興味が出てきました。今図書館から借りてきている『こいしいたべもの』(森下典子著)を読んでいて、「アサリの白ワイン蒸し」に挑戦しようと思い立ちました。スーパーでの食料品買い出しの手伝いの際、アサリも1パックもぐりこませました。
  出来上がった「アサリの白ワイン蒸し」を肴にペットボトルの白ワインを少々、テレビで大相撲観戦です(地元出身の朝乃山が新大関の場所なので、家族で盛り上がっています)。 


《『こいしいたべもの』(森下典子著)とできあがった「アサリの白ワイン蒸し」》

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アオオビハエトリ(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-07-28 19:58:20 | クモ類

樹木園に行くと、必ずこの立ち枯れした枯木を見てきます。周囲の状況からすると、ヤマナラシの枯木ではないかと思いますが定かではありません。この日も、何種類かの生きものがこの枯木にきていました。

アオオビハエトリは、ハエトリグモ科の地上性のきれいなクモです。写真にはうまく写っていませんが、太くて黒い毛が多い第1脚をいつも高く上げています。頭胸部と腹部は暗緑色でわずかに金属光沢があり、腹部の中央に幅の広い黒い横帯があるのが目立ちます。このクモはアリを専門に食べます。(ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/アオオビハエトリ』2020/07/28参照)

この枯木には赤いテープで印がつけられており、早晩伐採処理されるものと思います。公園を管理する立場からすると、利用者が怪我などしないためには必要な措置だと思いますが、枯木は多くの生きものにとってはなくてはならないものです。伐採はしても、倒した木は隅のほうの利用者に害を与えないところに横たえておいてもらえると有難いのですが…。


《枯木の上を歩くアオオビハエトリ 2020/07/22》


《枯木の上を歩くアオオビハエトリ 2020/07/22》

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フタモンアシナガバチ(営巣その②)(富山市)

2020-07-28 10:54:45 | 昆虫類

2020/06/08のブログで紹介したフタモンアシナガバチの営巣のその後です。

当初は、テラスに置いてある椅子に腰かけて上を見上げると見えていた巣ですが、ゴーヤのカーテンが生い茂り、まったく見えなくなりました。それでも、ハチのが出入りが見えるので、営巣を続けているのはわかりました。

昨日、その後の営巣状況を調べました。初め女王バチ1頭だった巣に成虫がその時見えただけで5頭、巣の大きさも2か月足らずのうちに4倍以上になっていました。これまでにどれだけの青虫などを食べてくれたでしょう?おかげで、原則無農薬の家庭菜園がなんとかやっていけています。


《テラスの屋根の裏側のフタモンアシナガバチの巣 2020/07/27》


《テラスの屋根の裏側のフタモンアシナガバチの巣 2020/07/27》


《フタモンアシナガバチの営巣状況の比較:左(2020/06/08)右(2020/07/27)》

※ 孫娘も大きくなり(高3の17歳)、今年は七夕飾りをしませんでした。ところが、(7月7日にTVのニュースを見て)「いつものように飾って欲しい」と言われ、新暦月遅れの8月7日に向けての七夕飾りをテラスの柱に取り付けました。笹は近くの用水縁りから調達、短冊は100円ショップの「カラーホイルおりがみ」です。欲張りなので、お願いだけはたくさんしておきました。風が吹くと、笹の葉や短冊の擦れあう音がして、いい心地です(眠たくなります)。

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オニヤンマ(羽化殻)(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-07-27 09:24:53 | 昆虫類

ミズバショウ苑の中央を流れる小さな流れから5mほど離れた所にあるコナラの幹に、オニヤンマの羽化殻が残っていました。この小さい流れにヤゴが生息しているのだと思います。

この日、この付近で何回かオニヤンマがパトロールするのを見かけましたが、写真には撮れませんでした。


《流れから5mほど離れたコナラの幹に残されていたオニヤンマの羽化殻 2020/07/22》


《流れから5mほど離れたコナラの幹に残されていたオニヤンマの羽化殻 2020/07/22》


《オニヤンマのヤゴが生息していると思われる小さな流れ 2020/07/22》

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カバキコマチグモ(富山市新名など)

2020-07-26 10:01:41 | クモ類

以前から、ススキの葉を巻いて巣にしているクモのことは気になっていて、何度か写真に撮ろうとしましたが、「このクモには毒がある」と言われていたので、独りで巣を開いて飛び出すクモをうまく写せませんでした。

このところよく犬と散歩する北陸自動車道に沿った車道の縁のススキにも、カバキコマチグモのものと思われる巣がいくつもあります。今回は慎重に開いて、何枚かの写真を撮ることができました。

ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/カバキコマチグモ』(2020/07/26参照)によると、カバキコマチグモの「カバキ」は「樺黄」で体色が黄色いことから。日本在来のクモの中で最も毒が強く、国内のクモ刺咬症例の大半を占めている毒グモです。ススキなどの大型のイネ科植物の葉を巻いて巣にし、巣は脱皮や交尾など目的別に作り替えるとされます。いわゆるクモの巣は張らず、夜間草むらを徘徊して昆虫を捕食。♂は♀の巣に侵入して交尾。♀は夏に巣の中で100前後の卵を産み、孵化するまで巣の中で卵を守り、生まれた子グモは、1回目の脱皮がすむと一斉に生きている母グモにとりついて体液を吸い取り、母グモは半日程度で体液を吸い尽くされます。

一つ目の三角形に折りたたまれた巣には、♂だけが入っていました。

二つ目の巣には、♂と♀が入っていました。


《ススキの葉に作られた三角形の巣(♂だけが入っていました)2020/07/09》


《ススキの葉に作られた三角形の巣(♂だけが入っていました)2020/07/09》


《ススキの葉に作られた三角形の巣の中の♂ 2020/07/09》


《ススキの葉に作られた巣(♂と♀が入っていました)2020/07/09》


《ススキの葉に作られた巣(♂と♀が入っていました)2020/07/09》


《ススキの葉に作られた巣に入っていた♂ 2020/07/09》


《ススキの葉に作られた巣に入っていた♂ 2020/07/09》


《ススキの葉に作られた巣に入っていた♀ 2020/07/09》

カバキコマチグモの毒性については、ウェブサイト『アウトドア趣味 HOME > 死ぬほど危険な生き物情報 > 日本の毒グモ カバキコマチグモ』(2020/07/26参照)に次のように書かれていました。「カバキコマチグモは日本在来種の毒グモ…。人間の死亡例はありませんが、咬まれると激痛に襲われます。…「猛毒動物最恐50」(今泉忠明著、サイエンス・アイ新書)によると、カバキコマチグモの半数致死量(LD50)は0.005mg/kgとされ、その毒性は世界最強の毒ヘビとされるインランドタイパン(LD50=0.025mg/kg)の5倍、ハブクラゲに次いで猛毒ランキングの第6位にランク付けされています。幸いにも、カバキコマチグモは牙が小さく、注入される毒量も少ないことから人間が死亡した事例は見当たりません。…」

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カトウカミキリモドキ?(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2020-07-25 17:59:53 | 昆虫類

市立図書館から借りてきていた『くらべてわかる甲虫1062種』の返却期限が近づいてきたので、ページをパラパラとめくっていると、少し前に名前がわからずお蔵入りさせていた虫に似た虫が目に入りました。カミキリムシのようですが、身体が華奢で、黒く大きな眼が特徴的な虫です。数種類出ていた中では、アオカミキリモドキにとても似ていましたが、「カトウカミキリモドキやシリナガカミキリに似ており同定には注意が必要」との注意書き付き。

念のため、ウェブサイトで調べると、ピッタリのものがありました。『北茨城周辺の生き物/カトウカミキリモドキとアオカミキリモドキ』です。これによると、両者の違いは足の色にあるようです。
  ① カトウカミキリモドキ 根元から足の先まで橙色
  ② アオカミキリモドキ  腿節が橙色で、脛節からは黒色
これからすると、写真の虫は脛節から先も橙色に見えるので、カトウカミキリモドキです。なお、カトウカミキリモドキの体液にはカンタリジンが含まれていて、肌に付くと火傷に似た炎症を起こすので掴んだり潰したりしない方がいいとのことです。

カトウカミキリモドキは、炊事棟のコンクリートの柱にとまっていました。


《炊事棟のコンクリートの柱にとまっていまたカトウカミキリモドキ 2020/06/04》


《炊事棟のコンクリートの柱にとまっていまたカトウカミキリモドキ 2020/06/04》


《市立図書館から借りてきていた『くらべてわかる甲虫1062種』》

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ハラビロカマキリ(幼虫)(富山市太田南町)

2020-07-25 09:47:40 | 昆虫類

いつものように、北陸自動車道に沿った車道を犬と散歩していて、路傍に生えたネムノキの葉の上にハラビロカマキリの幼虫を見つけました。腹部を反り返らせるのは、ハラビロカマキリの幼虫の独特のポーズです。富山弁でいうところの、「こわくさい」(小生意気だ)感じでしょうか(もっとも私は就職してから富山に移り住んだので少しニュアンスが違うかも知れません)。

このあたり、オオカマキリの幼虫はときどき見かけていますが、ハラビロカマキリの幼虫を見るのは今年初めてです。トンネルの中にコカマキリの卵鞘があったので、コカマキリもいるようです。


《ネムノキの葉の上のハラビロカマキリの幼虫 2020/07/23》


《ネムノキの葉の上のハラビロカマキリの幼虫(腹部を反り返らせる独特のポーズ) 2020/07/23》


《ススキの葉の上のハラビロカマキリの幼虫 2020/07/23》

※ 昨日の朝、新聞を見ていて、夜の9時からNHKBSプレミアムで『養老先生時々まる』の放送があることを知りました。その時間帯に起きている保証はないので、録画予約です(あとで妻に聞くと、やはりその時間にはもう熟睡していたそうです)。 

  今朝、いつもどおり3時半ころに起床、犬の散歩や菜園の収穫、朝食などいつもどおりのことをこなしてから、録画を見ました。妻からは「いつも同じ話だから…」と言われているとおり、ほとんど同じ話です。ブレない人です。

  自分の部屋が欲しいと思います(倉庫になるだけですが…)。

  自分の都合つごうのいいように見ている人です。でも、養老さんのおかげで、道端で虫を見ていても、写真を撮っていても、「変人」と思わない人が増えてきたような気がします…。  

  私も、しょっちゅう、(迷惑がる)犬を膝に乗せたりしていますが…。猫と犬の違いはとてつもなく大きいですネ!

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カラスヨトウ(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-07-24 17:18:45 | 昆虫類

ヤマナラシの幹を見て回っていて、幹に溶け込むような黒っぽい色合いの蛾がとまっているのに気づきました。カラスヨトウです。

黒っぽい幹にとまっていた黒っぽいカラスヨトウを見て、思い出しました。日本で公害問題が騒がれていたころ、工業暗化(19世紀後半からヨーロッパの工業都市の発展につれ、その付近に生息するガに暗色の変異が増加)の例として、オオシモフリエダシャクの写真が教科書などにも載せられていたことを。しかし、カラスヨトウの黒色はこれとは関係ありません。


《ヤマナラシの幹に溶け込むようにとまっていたカラスヨトウ 2020/07/22》


《ヤマナラシの幹に溶け込むようにとまっていたカラスヨトウ 2020/07/22》


《ヤマナラシの幹に溶け込むようにとまっていたカラスヨトウ 2020/07/22》

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ヒメシロモンドクガ(終齢幼虫)(富山市太田南町)

2020-07-24 15:46:08 | 昆虫類

路傍のメドハギに(キタ)キチョウが産卵しているのを見てから、メドハギを見かけるとキチョウの幼虫がいないか、注意して見るようになりました。先日もそれらしき幼虫を見つけ、確認のため自宅に持ち帰って飼育していたのですが死なせてしまい、キチョウの幼虫と確認できませんでした。

じつは、シロチョウの幼虫については、大恥(?)をかいたことがあります。昔(40年ほど前のことです)、娘(あるいは息子)が小学校にモンシロチョウの幼虫を持っていくことになり、(自称)虫に詳しい父親が「まかせておけ」と、近くのキャベツ畑にでかけて、幼虫を数匹とってきました。ところが、たまたま家に遊びにきた友達に、それは蛾の幼虫だよと指摘され、父親の威厳は大いに失墜。それがトラウマとなり、イモムシの同定には特に自信がもてなくなりました。このため、見つけたキチョウらしき幼虫も、ブログで紹介できずにいます。

閑話休題。先日も、キチョウの幼虫はいないかと、犬と散歩しながらも注意の半分以上は路傍のメドハギに向いている状態で歩いていると、背中に黄色い4本の歯ブラシのような毛束があるドクガの仲間の幼虫を見つけました。

帰宅して、写真をもとにウェブサイトなどで調べると、ヒメシロモンドクガの終齢幼虫のようです。『イモムシハンドブック②』には、終齢幼虫の特徴が「頭部は黒色」「前胸の赤色瘤起から黒色長毛束」「第1~4腹節背面に白色~褐色の歯ブラシ状毛束」「第2腹節側面に黒色毛束」である説明されており、褐色に見える頭部の色のほかはあてはまりました。


《メドハギについていたヒメシロモンドクガの終齢幼虫 2020/07/23》


《メドハギについていたヒメシロモンドクガの終齢幼虫 2020/07/23》

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クロカタビロオサムシ(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-07-23 16:54:23 | 昆虫類

このあたりには大小10本ほどのヤマナラシが生えているので、風が吹くと風にそよぐ葉音が大きく聞こえてきます。ヤマナラシの木を1本1本見て回っていて、高さ3mほどのところに黒いものがとまっているのに気づきました。逆光気味ですが、ズームやフラッシュでなんとか撮影。画像を見るとクロカタビロオサムシで、ヤマナラシの樹液を舐めているようでした。

クロカタビロオサムシは、黒色で、上翅が四角くがっしりした感じがするオサムシ。平地や山地の森林や樹木の上でよく見られ、ガの幼虫などを捕らえて食べます。後翅が退化していて飛べないものがほとんどのオサムシの中で、カタビロオサムシの仲間は立派な翅を持ち、飛ぶことができます。(ウエブサイト『昆虫エクスプローラ/クロカタビロオサムシ』参照2020/07/23)

ちなみに、今では胸高直径50㎝ほどもある大木のヤマナラシもありますが、40年ほど前、私がこの近くで働いていたころは胸高直径10㎝ほどの木ばかりでした。夏になると、昼休みにヤマナラシの幹を蹴って揺らし、バラバラと落ちてくるノコギリクワガタやアカアシクワガタを捕った記憶があります。もちろん、当時は「グリーンパーク吉峰」などもなく、開拓地の面影が色濃く残る人影の少ない寂しいところでした。


《ヤマナラシの樹液を舐めているクロカタビロオサムシ 2020/07/22》


《ヤマナラシの樹液を舐めているクロカタビロオサムシ 2020/07/22》


《ヤマナラシの樹液を舐めているクロカタビロオサムシ 2020/07/22》

※ 昨日届いた『JAFMait2020/8-9』に「読書で巡る日本の風景」と題し、角田光代さんなど旅を愛する5人の著名人と書店員が選んだ、日本各地の風景を描いたとっておきの1冊を紹介するページがありました。全部で20冊のうち、読んだ(り読みかけたりした)ことのある本は5冊だけでした。紹介文の内容を見て、おもしろそうな本を数冊、図書館に予約することにとにしました。
  脳梗塞で二度倒れてから、高速には一度も乗らず、長時間の自動車運転はしないようにしていますので、せめても本の中で日本の風景を楽しみたいと思います。


《『JAFMait2020/8-9』の「読書で巡る日本の風景」のページ》

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オオハキリバチ?(死骸)(富山市太田南町)

2020-07-23 09:50:39 | 昆虫類

北陸自動車道に沿った車道を犬と散歩していると、路上に大きなハバチの死骸が落ちていました。少し潰されているので確かではありませんが、「全身が黒色」「胸部と腹部第1節の背板に黄褐色の毛を密生」などの特徴から、オオハキリバチではないかと思います。


《路上に落ちていたオオハキリバチ?の死骸 2020/07/21》


《路上に落ちていたオオハキリバチ?の死骸 2020/07/21》

※ 側溝にゲンノショウコの花が数輪、咲いていました。


《側溝に咲いていたゲンノショウコ 2020/07/21》

※ 今日は朝から梅雨らしいしっとりした雨です。世間では4連休ですが、私は365連休。雨の日は(外へ出るのを諦めて)、ゆっくり写真の整理や読書などで過ごします。

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ニイニイゼミ(羽化)(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-07-22 10:17:03 | 昆虫類

2020/07/19のブログで書いたとおり、この日は朝から晴天、午前中は樹木園でゆっくり過ごそうと、8時前には駐車場に着きました。ぶらぶらと樹木園内を歩いて、1時間ほどたったころ(8時52分ころ)、サクラ(?)の幹の根元近くで、まさしく羽化途中(殻からほぼ体を出してのけ反った状態)のニイニイゼミに出会いました。どんなに近づいても逃げる相手ではないので、傑作写真を撮ってやろうと、いろいろな角度から撮り始めた途端、あっけなく電池切れ。

(ここからは、2020/07/19のブログそのままです)呆れてモノも言えません。カメラが使えないのに絶好の場面に出会うと悔しいので、1時間ほどしか経ちませんが家に帰りました。カメラなし、自分の眼だけで自然を楽しめないなんて、本末転倒です…。


《殻からほぼ体を出してのけ反った状態のニイニイゼミ 2020/07/19》


《殻からほぼ体を出してのけ反った状態のニイニイゼミ 2020/07/19》


《木にとまっていたニイニイゼミ(羽化途中のものとは別個体) 2020/07/19》


《木にとまっていたニイニイゼミ(羽化途中のものとは別個体) 2020/07/19》

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ハグルマトモエ?(富山市太田南町)

2020-07-21 18:41:35 | 昆虫類

北陸自動車道に沿った車道の路傍の草むらに、前翅に巴型の紋がある中型の蛾がとまっていました。ハグルマトモエなのか、オスグロトモエなのか、いつも迷ってしまい、いつまでたってもきちんと見分けられません。

ウェブサイト『生き物写真館/ハグルマトモエと似ているけど違うオスグロトモエメス』に、ハグルマトモエのオスグロトモエと比較した特徴が書かれていました。
  1:巴紋がオスグロより大きい。
  2:前翅の地色が淡く、全体的にメリハリがある。
  3:オスグロより小さい。
  4:前翅の二本の筋がやや広がっていく。

改めて写真の蛾を見ましたが、同定力不足で、やはり決められません。なんとなく「ハグルマトモエ」かな、という感じです。


《路傍の草むらにとまっていたハグルマトモエ? 2020/07/15》


《路傍の草むらにとまっていたハグルマトモエ? 2020/07/15》


《路傍の草むらにとまっていたハグルマトモエ? 2020/07/15》

※ 私がこのブログ『やまぼうしー自然の記録帳ー』を書いている理由(わけ)を、私なりにまとめてみました。 「やまぼうし」のタイトルは、引っ越しする前の自宅の居間の窓の外に植えてあったシンボルツリーで、シジュウカラが巣箱を利用する様子が眺められるなど、家族皆が親しんでいた樹にちなんだものです。
   1 富山県内の自然を中心に、自然や自然現象などを記録(記憶)にとどめておきたい。
   2 自然の中で時間を過ごすのが好きなので、ブログの話題探しに野外に出かけることができる。
   3 頭のリハビリ(生きものを探す、名前を調べる、文章をつくる、パソコン・カメラを操作するなど)
   4 手のリハビリ(パソコンを操作する、写真を撮るなど)
   5 足のリハビリ(生きものを探して野外を彷徨する)
   6 社会とのつながりができる。
   7 気晴らしになる。

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