9月上旬の観察記録です。
天候、気候のよいときは、北陸自動車道に沿った人(車)通りの少ない道を、ポタリングしながら生きものの姿も探しています。
北陸自動車道法面の防護柵にからまったヘクソカズラの葉に、鈍い光沢がある緑色のコガネムシがとまって、葉を食べていました。腹部端に長い毛がはえており、アオドウガネではないかと思います。
《ヘクソカズラの葉を食べていたアオドウガネ 2021/09/03》
《ヘクソカズラの葉を食べていたアオドウガネ 2021/09/03》
9月上旬の観察記録です。
天候、気候のよいときは、北陸自動車道に沿った人(車)通りの少ない道を、ポタリングしながら生きものの姿も探しています。
北陸自動車道法面の防護柵にからまったヘクソカズラの葉に、鈍い光沢がある緑色のコガネムシがとまって、葉を食べていました。腹部端に長い毛がはえており、アオドウガネではないかと思います。
《ヘクソカズラの葉を食べていたアオドウガネ 2021/09/03》
《ヘクソカズラの葉を食べていたアオドウガネ 2021/09/03》
4日前に積もった雪が半分ほど消え残っている公園を散歩しました。
ウスバフユシャクをよく見かけるソメイヨシノの木には、その姿がありませんでした。蘖や枯れ枝がきれいに整理され、病害虫防除のための薬散が行われるなど管理のきちんとされた公園ほど生きものの姿は少なくなります。この公園も、最近、きれいに管理されるようになってきたような気がします。
気を取り直して、そばにあるカリンの木を覗くと、3本のうち2本の幹に、ウスバフユシャクの♂がとまっていました。♀は見つかりませんでした。ウスバフユシャクの幼虫は、ソメイヨシノやリンゴなどバラ科植物の葉を食べるので、このカリンで発生したのだと思います。
《カリンの幹にとまっていたウスバフユシャク♂ 2021/12/29》
《カリンの幹にとまっていたウスバフユシャク♂ 2021/12/29》
《カリンの幹にとまっていたウスバフユシャク♂ 2021/12/29》
※ 雪の中、公園で目についた植物などを紹介します。
「葉書の木」、「郵便局」などとも呼ばれることのあるタラヨウは、赤い実を鈴なりにつけていました。
「ジュウガツザクラ」の名札が付けられたサクラは、数輪が寂しげに咲いていました。桜は、やっぱりこれから季節がよくなる春に満開に咲くのが元気をもらえていいのかな…。
マテバシイの根元近くに生えたサルノコシカケ(コフキサルノコシカケ?)には雪が積もっていました。
9月上旬の観察記録です。
ヒラタグモの巣がいくつもある北陸自動車道と交差する道路のトンネルを自転車で走っているとき、一つの巣に動きを感じました。引き返して、見上げると、巣から出たヒラタグモが獲物を糸で包み込んでいるところでした。
アップで写しましたが、ヒラタグモが捕まえていた獲物は、何だかよくわかりませんでした。
トンネルの壁面は、トンネルの作られた斜面の延長なので、斜面の地表を歩いていたいろいろな生きものが迷い込んできます。コンクリートの壁面は、草も生えていないので、そうした生きものの観察には絶好の場所。トンネルがあると、いつも、壁を見るために往復しています。
《獲物を捕まえていたヒラタグモ 2021/09/03》
《獲物を捕まえていたヒラタグモ 2021/09/03》
《ヒラタグモに捕まえられていた獲物 2021/09/03》
12月も下旬になり、夜に明かりが灯るトイレの壁にとまっている蛾などの生きものも少なくなりました。もうすぐこのトイレも冬期閉鎖になりそうです。
この日トイレの壁にとまっていたのは、ウスバフユシャクとそれとは別のフユシャクの2種だけでした。このフユシャクは、ウスバフユシャクに比べると翅形が幅広く、丸みを帯びていて、斑紋があまりはっきりしていません。
帰宅して、写真をもとにウェブサイト『日本産フユシャク類WEB図鑑』で調べると、どうやらウスモンフユシャクのようです。
これで、今冬になって見たフユシャク(冬尺)は、クロスジフユエダシャク(11/21)、ナミスジフユナミシャク(12/03)、シロオビフユシャク(12/03)、ウスバフユシャク(12/24)、このウスモンフユシャク(12/24)の5種になりました。
《トイレの壁にとまっていたウスモンフユシャク♂ 2021/12/24》
公衆便所のそばにあった焼却炉に、ウスバフユシャク♂がとまっていました。
周りにある数本のサクラの幹を見て回りましたが、この日、♀はみつかりませんでした。
《焼却炉にとまっていたウスバフユシャク♂ 2021/12/24》
《焼却炉にとまっていたウスバフユシャク♂ 2021/12/24》
※ 富山地方は、12/26に強い冬型の気圧配置となり、県内ほとんどの市町村に大雪警報が出されました。(旧)富山市内も39㎝、南郊にある我が家では40㎝を超える積雪がありました。後期高齢者に近くなり、雪かきも5分しては休みと、休み休みできる範囲で。これで降り止んでくれるといいのですが…。
《昼間も降り続く雪 2021/12/26》
公衆便所の近くの電柱に、2センチほどの小さなシャチホコガがとまっていました。
写した写真を、ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』でシャチホコガ科の「成虫縮小画像」と見較べていき、クシヒゲシャチホコにたどりつきました。
名前のいわれと言われる♂の長くふさふさした羽毛状の触角は確認できませんが、発生時期や大きさ、色合い、シャチホコガ科の特有のとまり方、毛深かさ、目の上の白っぽく長い毛などを総合的に勘案してクシヒゲシャチホコではないかとしました。
《公衆便所の近くの電柱にとまっていたクシヒゲシャチホコ 2021/12/24》
《クシヒゲシャチホコ 2021/12/24》
《クシヒゲシャチホコ(目の上の白っぽく長い毛が目立つ) 2021/12/24》
12月16日にこのブログで紹介したモズの速贄(コバネイナゴ)のついた同じ枯草で、昨日確認すると、新たにもう1匹のコバネイナゴが速贄になっていました。
《新たにコバネイナゴ1匹がモズの速贄になっていた(赤線内)枯草 2021/12/24》
《新たにコバネイナゴ1匹がモズの速贄になっていた(赤線内)枯草 2021/12/24》
《1週間ほど前の同じ枯草に作られていたモズの速贄(コバネイナゴ) 2021/12/16》
※ 市立図書館から12月25日(土曜日)に借りだしてきた本です(妻の本も含まれています)。
1 『岩石・鉱物図鑑ー自然散策が楽しくなる!ー』(川端清司・監)
2 『星空教室』(藤井旭・著)
3 『60歳からの海外山旅日記』(深澤裕・著)
4 『記憶に残る廃村旅』(浅原昭生・著)
5 『ご機嫌剛爺ー人生は、面白く楽しく!ー』(逢坂剛・著)
6 『九十歳ーわたしの暮らしかたー』(曽野綾子・著)
7 『一人でぽつんと生きればいい』(曽野綾子・著)
8 『すごいトシヨリ散歩』(池内紀・川本三郎・著)
9 『きらきらと闇に堕ちて』(山崎洋子・著)
10 『表装入門ーはじめての掛け軸ー』(表導会・編)
9月上旬の観察記録です。
天候、気候のよいときは、北陸自動車道に沿った人(車)通りの少ない道を、ポタリングしながら生きものの姿も探しています。
北陸自動車道法面の防護柵にからまったクズの葉に、キマダラセセリがとまっていました。
キマダラセセリは、オレンジ色~褐色の斑模様があるセセリチョウで、林縁や疎林、河川敷などでよく見られ、あまり市街地には現れません。すばやく飛び、花によく集まるほか湿地で吸水したり、汚物や腐果にも来たりします。成虫は年2~3回発生(寒冷地では年1化)、6月から9月にかけて見られますが、7月~8月初めは少なめです。(ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/キマダラセセリ』2021/12/24参照)
《クズの葉にとまっていたキマダラセセリ 2021/09/03》
《クズの葉にとまっていたキマダラセセリ 2021/09/03》
9月上旬の観察記録です。
北陸自動車道法面の草藪に、小さく白いシャクガがとまっていました。全部同じ種かどうかはわかりませんが、よく見かける蛾です。
写した写真を、ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』でヒメシャク亜科の「成虫縮小画像」と見較べていき、ウンモンオオシロヒメシャクにたどりつきました。
少し心配になって、ウエブサイトを「ウンモンオオシロヒメシャク/やまぼうし」で検索すると、これまでにこのブログで3回もウンモンオオシロヒメシャクを紹介していました。それなのに、この蛾の名前はすっかり忘れてしまっていたのです…。
《クズの葉にとまるウンモンオオシロヒメシャク 2021/09/03》
《クズの葉にとまるウンモンオオシロヒメシャク 2021/09/03》
9月上旬の観察記録です。
北陸自動車道の法面のマメ科植物の茂みに、薄茶色で3本の褐色線がある小さめのシャクガがとまっていました。蛾は(も)詳しくないので、とりあえず写真を撮って、帰宅してから名前を調べます。
ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』で「成虫縮小画像」を見ていくと、よく似た蛾がいました。シャクガ科 エダシャク亜科のウスオエダシャクです。
ウスオエダシャクは同じChiasmia属のフタテンオエダシャクとよく似ていますが、前翅中横線(赤矢印)が前縁近くで内側に曲がります。(ウェブサイト『北茨城周辺の生き物/ウスオエダシャク』参照)
《マメ科植物の茂みにとまっていたウスオエダシャク 2021/09/03》
《マメ科植物の茂みにとまっていたウスオエダシャク 2021/09/03》
9月上旬の観察記録です。
北陸自動車道法面の藪に張ってあったナガコガネグモ♀の網に、私が見ている前でコガネムシの仲間がかかり、あっという間に蜘蛛の糸でぐるぐる巻きにされてしまいました。
ナガコガネグモは、♂と♀とで大きさが大きく異なり、♂は♀の1/2から1/4しかありません。
《網にかかったコガネムシの仲間を捕食するナガコガネグモ♀ 2021/09/03》
《網にかかったコガネムシの仲間を捕食するナガコガネグモ♀ 2021/09/03》
9月上旬の観察記録です。
北陸自動車道と立体交差する道路の薄暗いトンネルの壁を、黒いものが歩いていました。自転車をとめ、近寄ってみると、コクワガタの♂です。このあたりではコクワガタを見かけたことはありません。
飼われていた個体なのか、このあたりに生息している個体なのか、わかりません。体に蜘蛛の糸がからんでいることも、気になります。
《トンネルの壁を歩いていたコクワガタ♂ 2021/09/03》
《トンネルの壁を歩いていたコクワガタ♂ 2021/09/03》
9月上旬の観察記録です。
昨年、我が家の庭のエノキに産卵したハラビロカマキリの卵のう、気がつくと、ほとんどなくなって、中に数匹のカツオブシムシの幼虫がいました。カマキリの卵のうを食べるカマキリタマゴカツオブシムシの幼虫ではないかと思います。
カマキリタマゴカツオブシムシについては、『自然保護NOV. / DEC. 2012 No.530/カマキリの卵鞘を探してみよう』に次のように書かれていました。「…甲虫の一種であるカマキリタマゴカツオブシムシは、晩秋に卵鞘へ産卵、幼虫は冬越ししながら卵を食べて育ちます。翌年の春に羽化した成虫は、カマキリが孵化して空となった卵鞘殻を探して産卵します。夏に育つ幼虫は、卵ではなく殻を食べて育ち秋に成虫になるという1年に2世代のライフサイクルがあります。…」
私が見たのは、卵のう(卵鞘)の殻を食べて育っていた秋に成虫になる第2世代のカマキリタマゴカツオブシムシだったようです。
《ハラビロカマキリの卵のうにいたカマキリタマゴカツオブシムシ?の幼虫 2021/09/01》
《ハラビロカマキリの卵のうにいたカマキリタマゴカツオブシムシ?の幼虫 2021/09/01》
10月下旬の観察記録です。
道端のイラクサ科の葉に、食痕がたくさん残されていたので、葉裏を覗いてみました。食痕の主は、黄土色に黒丸の立体的な模様がある、長さ4~5㎝の幼虫です。
ウエブサイトなどで調べると、キシタアツバ類の幼虫のようです。
《イラクサ科の葉裏についていたキシタアツバ類?の幼虫 2021/10/26》
《イラクサ科の葉裏についていたキシタアツバ類?の幼虫 2021/10/26》
※ 市立図書館から12月18日(土曜日)に借りだしてきた本です(妻の本も含まれています)。
1 『くらべてわかる昆虫』(永幡嘉之・文・写真ほか)
2 『スタジオジブリの想像力ー地平線とは何かー』(三浦雅士・著)
3 『荒野渺茫(第Ⅰ部)』(内橋克人・著)
4 『神々の山嶺(上)』(夢枕獏・著)
5 『歎異抄ー仏にわが身をゆだねよー(NHK100分で名著)』(釈徹宗・著)
11月上中旬の観察記録です。
庭の播種したポットの側面やフェンスに置いてあるレンガに、アゲハの蛹がついていました。近くにユズが2本植えてあるので、そこで育ったアゲハだと思います。
《播種したポットの側面で蛹化していたアゲハ 2021/11/06》
《播種したポットの側面で蛹化していたアゲハ 2021/11/06》
《播種したポットの側面で蛹化していたアゲハ 2021/11/06》
《フェンスに置いたレンガで蛹化していたアゲハ 2021/11/17》
《フェンスに置いたレンガで蛹化していたアゲハ 2021/11/17》