ブラームス
交響曲第2番
指揮…ヤンソンス
演奏…ロイヤルコンセルトヘボウ管
好み度…4.5(5点満点)
ヤンソンスのこの曲の録音は、私の知っている限りオスロフィルとのものとバイエルン放送響とのものが他にあり、オスロフィルとのものは聴いていないが、バイエルン盤との比較でいえば録音時期がバイエル盤が2006年、こちらが2004年でこちらが先、どちらも厚く、また、丁寧に気配りの効いたよい演奏と思うが、印象として、バイエルン盤がちょっと明るめの透明感のある厚みと少し熱を帯びた響きが印象的であるのに対し、こちらは柔らかく厚い上質の絨毯のような質感を感じるように思う。
厚みとか熱とかで押していく雰囲気はなく、こころもちゆったりしたテンポで、痩せずに、しかし丁寧に、風格と叙情性をまとった上質な響きが印象的。
音質も上々で、しっとり感と艶のある響きが上質感を感じさせて心地よい。
流麗という雰囲気でもなく、緩むことのない重さも保っている。まっとうといえばまっとうだし、特に活力とかを聴かせる類でもないが、その深みのある艶と完成度はさすがと思わせる。
個人的にはなかなか手の伸びる盤ではないが、バランスのよい厚みと深みと叙情性と高い完成度を併せもった上質のブラ2を聴く思いのする、これはなかなかよいなぁ、と感じさせる盤である。
交響曲第2番
指揮…ヤンソンス
演奏…ロイヤルコンセルトヘボウ管
好み度…4.5(5点満点)
ヤンソンスのこの曲の録音は、私の知っている限りオスロフィルとのものとバイエルン放送響とのものが他にあり、オスロフィルとのものは聴いていないが、バイエルン盤との比較でいえば録音時期がバイエル盤が2006年、こちらが2004年でこちらが先、どちらも厚く、また、丁寧に気配りの効いたよい演奏と思うが、印象として、バイエルン盤がちょっと明るめの透明感のある厚みと少し熱を帯びた響きが印象的であるのに対し、こちらは柔らかく厚い上質の絨毯のような質感を感じるように思う。
厚みとか熱とかで押していく雰囲気はなく、こころもちゆったりしたテンポで、痩せずに、しかし丁寧に、風格と叙情性をまとった上質な響きが印象的。
音質も上々で、しっとり感と艶のある響きが上質感を感じさせて心地よい。
流麗という雰囲気でもなく、緩むことのない重さも保っている。まっとうといえばまっとうだし、特に活力とかを聴かせる類でもないが、その深みのある艶と完成度はさすがと思わせる。
個人的にはなかなか手の伸びる盤ではないが、バランスのよい厚みと深みと叙情性と高い完成度を併せもった上質のブラ2を聴く思いのする、これはなかなかよいなぁ、と感じさせる盤である。