チャイコフスキー
交響曲第6番「悲愴」
指揮…ホレンスタイン
演奏…ロンドン交響楽団
好み度…4(5点満点)
骨太な響きで、旋律を情感込めて謳わせた名演と思う。
単に重いというのではなく、強く美しい。
美しいといっても武骨さを伴うような美しさであり、少し昔風のぬくもりのある音質がその感を強くさせているのかもしれない。
第1楽章は出だしから雰囲気たっぷりであり、第2主題も強く弾きながらも美しい。
展開部以降も腰の据わった骨太な響きであり、再び緩やかになっての主題の再現もゆったりと美しい。
第3楽章は小気味よさだけを前面に軽快に走りすぎる演奏とはちがい、ゆっくりめのテンポでしっかり堂々盛大な鳴りっぷり。
終楽章は少しゆっくりのテンポで、弦楽器の重厚な美しさが印象的な、情感を感じる演奏となっている。
ちょっと不器用だが、骨太で、それでいてどこか温かい切なさにも似た美しさと悲しみを想起させるような、名盤だと思う。
20200927追記
上記投稿したときは上のように思ったのは確かなのだろうけど、先日久しぶりに聴いてそこまでの感銘はなく、確かにちょっと古風な骨太感のある、金管が少し前に出た感じのある、でも特に、という感じでもない印象だったので、好み度4.5→4に変更。
交響曲第6番「悲愴」
指揮…ホレンスタイン
演奏…ロンドン交響楽団
好み度…4(5点満点)
骨太な響きで、旋律を情感込めて謳わせた名演と思う。
単に重いというのではなく、強く美しい。
美しいといっても武骨さを伴うような美しさであり、少し昔風のぬくもりのある音質がその感を強くさせているのかもしれない。
第1楽章は出だしから雰囲気たっぷりであり、第2主題も強く弾きながらも美しい。
展開部以降も腰の据わった骨太な響きであり、再び緩やかになっての主題の再現もゆったりと美しい。
第3楽章は小気味よさだけを前面に軽快に走りすぎる演奏とはちがい、ゆっくりめのテンポでしっかり堂々盛大な鳴りっぷり。
終楽章は少しゆっくりのテンポで、弦楽器の重厚な美しさが印象的な、情感を感じる演奏となっている。
ちょっと不器用だが、骨太で、それでいてどこか温かい切なさにも似た美しさと悲しみを想起させるような、名盤だと思う。
20200927追記
上記投稿したときは上のように思ったのは確かなのだろうけど、先日久しぶりに聴いてそこまでの感銘はなく、確かにちょっと古風な骨太感のある、金管が少し前に出た感じのある、でも特に、という感じでもない印象だったので、好み度4.5→4に変更。