好曲好盤探訪

名曲か、名盤か、というより、個人的好みで好きな曲の好きな演奏との出会いを求めてボチボチと。同じような方の参考になれば

ブラームス 交響曲第1番 ヨッフム/ロンドンフィル

2016-09-19 09:47:16 | ブラームス 交響曲第1番
ブラームス
交響曲第1番

指揮…ヨッフム 
演奏…ロンドンフィル 
好み度…4(5点満点)

熱と気が込められたような厚く重厚感漂う剛毅な響きが印象的。
硬派な重厚感を感じさせつつ沈まずに、弦も管も活力と緊張感を漲らせて、ちょっとむき出しのような荒っぽさも感じさせつつ存分に響き、少しばかり野性味も感じさせる本格派ブラ1といった趣を感じる。
荒っぽいまでの活き活きとした古風で力強い響きが印象的な、感銘深いかどうかは好みによるとして、なかなかの名演と思う。
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ブラームス 交響曲第2番 クリップス/チューリヒトーンハレ管

2016-09-19 09:44:26 | ブラームス 交響曲第2番
ブラームス
交響曲第2番

指揮…クリップス
演奏…チューリヒトーンハレ管 
好み度…4.5(5点満点)

クリップスらしい(私の中のクリップス像ですが)、素朴な厚みと温かみのあるブラ2のように思う。
1960年のライブ録音のようだが、ステレオ録音で、音質もそんなに悪くない。
全編温かみを感じる厚い弦の響きが印象的で、緊張感とか活力とかというよりは、包容力のような力強いおおらかさのようなものを感じる思いがする。
特に情感たっぷりなどというわけではないが、おおらかに響かせながら、結構分厚い重みの効いた響きも聴かせ、終楽章なんかはいろんなエネルギーがいっしょになったような、力のこもったおおらかな明るさと重みをいい具合に共存させながら、内声もふくめて豊かに力強く聴かせて秀逸。
フィナーレは少しスピードを上げてその熱さは爽快だし、トランペットは颯爽と粋である。
どっしりと素朴で明るく温かく力強い、名演。
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ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」 ケンペ/ミュンヘンフィル

2016-09-19 09:41:09 | ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」
ベートーヴェン
交響曲第5番「運命」

指揮…ケンペ 
演奏…ミュンヘンフィル
好み度…4(5点満点)

重厚というわけではないが、しっかりした豊かさと一種爽快な感覚を感じさせる運命である。
豊かさは艶のある弦の響きを中心とした溌剌としたアンサンブルと心地よい内声からきているのかとも思う。
冒頭の動機は激しくはないが厳かに、4音目を長く引いて幕を開ける。第1楽章は、スケール感や特別な重厚感や感情を感じることはないが、ほどよい厚みと厳かなアンサンブルを聴かせる。
第2、第3楽章もしっかりまとめられ、終楽章は冒頭の凱歌は速めに快活に、ただし弦のサポートも感じさせながら吹かれ、その後も明るめの艶と活力を感じさせる響きと豊かな内声が、厚く快活に颯爽と響き好演。
スケール感や重厚感は感じないが、キビキビとした快活さと豊かさを感じさせる良演と思う。
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ブラームス 交響曲第2番 ボールト/ロンドンフィル

2016-09-18 09:29:40 | ブラームス 交響曲第2番
ブラームス
交響曲第2番

指揮…ボールト 
演奏…ロンドンフィル
好み度…3.5(5点満点)

顔写真から連想してしまっているのか、何となく紳士的な(ちょい悪とかでなく至って真面目な)印象を受ける。
模範的であり、感情を出さず、ちゃんと厚さは備えて決してはめを外さず大人である。
響きはやや温かめで厚みもあり、しっかりと備えるものを備えているように感じるが、特有の何かを感じさせるものではない。
立派な模範的な良演であることは確かとは感じるが、何か特有のよさや感銘を受けるかといわれればそうでもない、といった印象。
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チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番 グレムザー/ヴィト/ポーランド国立放送カトヴィツェ響

2016-09-18 09:25:12 | チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番
チャイコフスキー 
ピアノ協奏曲第1番

ピアノ…グレムザー 
指揮…ヴィト 
演奏…ポーランド国立放送カトヴィツェ響
好み度…4(5点満点)

普通といえば普通だが、変な例えだが、関脇が奇策を用いることなく正面から当たっていっているような、そんなものが感じられるような盤。
ピアノもオケもスケール感とか特別な繊細さとかといったものを感じるタイプの演奏ではないが、どちらも虚飾なく熱き普通、とでもいおうか、
名盤として語られる、という盤ではないのだろうけど、個人的には結構好感の持てる盤である。

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