ドヴォルザーク
交響曲第9番「新世界より」
指揮…ビエロフラーヴェク
演奏…チェコフィル
好み度…5(5点満点)
少しも虚勢とか過剰なものを感じさせず、ゆったりと素直で、厚みのある、柔らかく温かい響きがなんともビエロらしい新世界。
派手さはないし郷土色豊かなというわけでもないのだが、何の変哲もないようでいて軽くもなく弛緩せず安易でなく、重心低めだけどそれは重ったるさでなく安定感のある美しさとなって、なんとも心地よい。終楽章はじめのファンファーレなんかはかっこつけてないけど十分にかっこいいし。
同じコンビで新世界は2回録音されているようで、私が聴いたのははじめのほう(1989年録音)。このころの盤には、ブラームスのピアノ協奏曲1番(ピアノ:モラヴェッツ)やドヴォ8など、派手じゃないけど豊かな滋味が感じられるような、ビエロならではの感性が感じられて、いい(ブラームスのP協1も後のBBCとの録音よりどちらかといえばチェコフィルとの演奏をとる)。
録音も優秀(ただ、ジャケットは白黒の摩天楼で、これはちょっと損しているような気がする)。
交響曲第9番「新世界より」
指揮…ビエロフラーヴェク
演奏…チェコフィル
好み度…5(5点満点)
少しも虚勢とか過剰なものを感じさせず、ゆったりと素直で、厚みのある、柔らかく温かい響きがなんともビエロらしい新世界。
派手さはないし郷土色豊かなというわけでもないのだが、何の変哲もないようでいて軽くもなく弛緩せず安易でなく、重心低めだけどそれは重ったるさでなく安定感のある美しさとなって、なんとも心地よい。終楽章はじめのファンファーレなんかはかっこつけてないけど十分にかっこいいし。
同じコンビで新世界は2回録音されているようで、私が聴いたのははじめのほう(1989年録音)。このころの盤には、ブラームスのピアノ協奏曲1番(ピアノ:モラヴェッツ)やドヴォ8など、派手じゃないけど豊かな滋味が感じられるような、ビエロならではの感性が感じられて、いい(ブラームスのP協1も後のBBCとの録音よりどちらかといえばチェコフィルとの演奏をとる)。
録音も優秀(ただ、ジャケットは白黒の摩天楼で、これはちょっと損しているような気がする)。