ベートーヴェン
交響曲第9番「合唱」
指揮…メニューイン
演奏…ロイヤルフィル
合唱…ブライトンフェスティヴァル合唱団 他
好み度…3.5(5点満点)
そう、あのヴァイオリニストのメニューインだそうです。
楽器奏者から転向の指揮者の演奏はどこか緊張感に欠けたり、よくてうまくなぞっているとこまで、との印象がないでもないが、第1楽章などはなかなか堂に入った響き。ロイヤルフィルの華やかみを帯びた厚い響きによるところも大きいかもしれないけど。
第2楽章はやや速め、標準的に鳴らして特に緊張感とか激しさとか何かを感じるということもない。
第3楽章は冒頭も特にゆっくり謳うというタイプではないが明るさを帯びて清廉な美しさは漂わせる。
終楽章では合唱も大きく響いているが、どこか表層的というか、「何か」を感じることがない感じ。
全体として、よく鳴らしているけど特に感銘を受けることもないか、といった印象。
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