ブラームス
交響曲第1番
指揮…マゼール
演奏…クリーヴランド管
好み度…4(5点満点)
余計な脂を落としたかのような、重厚だったり熱かったりというよりは、どこか透明感を感じるような、スリムでクリアでちょっとひんやりした響きで、低弦もよく響いているが、金管も含めて圧するようなところはない。
どうもクリーブランド時代のマゼルは覇気にも面白みにも欠ける印象があるが、そんな中ではマゼルらしいちょっとすましつつの機能的な力感と美しさが感じられるようではある。
第1楽章はテンポは速くないが雰囲気としてちょっとキビキビした機能的なものも感じさせ、第2楽章もややゆっくりめに機能的に美しく聴かせている。終楽章は冒頭のソロは雰囲気あってなかなか美しいが、全体的にちょっと第1楽章で感じられた力感が薄まるような感があり(そういう演奏が結構多いのは何でだろう)、フィナーレの凱歌もゆっくりやっている割にはあんまり覇気も感じられない印象。まぁ、良演とは思うが、何かちょっと物足りない感も、といった感じかな。
交響曲第1番
指揮…マゼール
演奏…クリーヴランド管
好み度…4(5点満点)
余計な脂を落としたかのような、重厚だったり熱かったりというよりは、どこか透明感を感じるような、スリムでクリアでちょっとひんやりした響きで、低弦もよく響いているが、金管も含めて圧するようなところはない。
どうもクリーブランド時代のマゼルは覇気にも面白みにも欠ける印象があるが、そんな中ではマゼルらしいちょっとすましつつの機能的な力感と美しさが感じられるようではある。
第1楽章はテンポは速くないが雰囲気としてちょっとキビキビした機能的なものも感じさせ、第2楽章もややゆっくりめに機能的に美しく聴かせている。終楽章は冒頭のソロは雰囲気あってなかなか美しいが、全体的にちょっと第1楽章で感じられた力感が薄まるような感があり(そういう演奏が結構多いのは何でだろう)、フィナーレの凱歌もゆっくりやっている割にはあんまり覇気も感じられない印象。まぁ、良演とは思うが、何かちょっと物足りない感も、といった感じかな。