ラフマニノフ
ピアノ協奏曲第3番
ピアノ…バルト
指揮…エッシェンバッハ
演奏…ロンドンフィル
好み度…4.5(5点満点)
ややゆっくりめのテンポで、ピアノもオケも強さや緊張感よりは、録音による印象もあるようにも思うが、しっとりと落ち着いた印象を受けるくらいの雰囲気。
第1楽章前半は強い起伏はあまり見せないが、ゆっくりめのテンポの中、その叙情性は独特の雰囲気をつくって印象的であり、大カデンツァは低音の迫力も印象的に重量感と情感に満ちた聴き応えのあるものになっている。
第2楽章はゆっくりと静かに確かな重みを持つかのような響き。
終楽章はピアノもオケも堂々とした力強さを加え、また、叙情部もさらに叙情性を濃くしたかのようなであり、かなりゆっくり情感込めて奏されるフィナーレもこの演奏にはしっとりあっているように思う。
歯切れのよさや厳しさや華やかさ、引き締まった感には欠けるかもしれないが、この曲はこんなに叙情系の曲だったっけ、と思うくらいの、悪い意味でなく沈んだ感じのたっぷりの叙情性や重量感を感じる魅力を持った盤のように思う。
ピアノ協奏曲第3番
ピアノ…バルト
指揮…エッシェンバッハ
演奏…ロンドンフィル
好み度…4.5(5点満点)
ややゆっくりめのテンポで、ピアノもオケも強さや緊張感よりは、録音による印象もあるようにも思うが、しっとりと落ち着いた印象を受けるくらいの雰囲気。
第1楽章前半は強い起伏はあまり見せないが、ゆっくりめのテンポの中、その叙情性は独特の雰囲気をつくって印象的であり、大カデンツァは低音の迫力も印象的に重量感と情感に満ちた聴き応えのあるものになっている。
第2楽章はゆっくりと静かに確かな重みを持つかのような響き。
終楽章はピアノもオケも堂々とした力強さを加え、また、叙情部もさらに叙情性を濃くしたかのようなであり、かなりゆっくり情感込めて奏されるフィナーレもこの演奏にはしっとりあっているように思う。
歯切れのよさや厳しさや華やかさ、引き締まった感には欠けるかもしれないが、この曲はこんなに叙情系の曲だったっけ、と思うくらいの、悪い意味でなく沈んだ感じのたっぷりの叙情性や重量感を感じる魅力を持った盤のように思う。