ベートーヴェン
交響曲第9番「合唱」
指揮…ハイティンク
演奏…ロイヤルコンセルトヘボウ管
合唱…オランダ放送合唱団 他
好み度…4(5点満点)
合唱は美しく、広がりや力感も感じさせる。ただ輝きを感じるのは合唱が出てきてからで、それまでの楽章は美しいが今ひとつ感じるものがないようでもある。
第1楽章なんかも残響も美しくよい響きだとは思うが、どうしてそこまで力を抑えるのか、もどかしく感じるようなところもあり、全体の印象として何か響いてこないもどかしさみたいなところがある。
オーソドックスといえばそうなのだが、同じコンセルトヘボウでのオーソドックスな演奏でもサヴァリッシュ盤に感じられる確固と香るような、一途な風格が感じられない。よい例えではないが美術の先生の絵と一心に絵を描き続ける画家の絵を見比べるような。美しくほどよいところでまとめているが「その先」を見せることもない、というか。
合唱は結構よく、歓喜の歌の後などしばらくは崇高な雰囲気を感じさせたりもしているし、全体としても標準以上の良演とは思うし、まぁ好みの問題なのだろうと思う。
交響曲第9番「合唱」
指揮…ハイティンク
演奏…ロイヤルコンセルトヘボウ管
合唱…オランダ放送合唱団 他
好み度…4(5点満点)
合唱は美しく、広がりや力感も感じさせる。ただ輝きを感じるのは合唱が出てきてからで、それまでの楽章は美しいが今ひとつ感じるものがないようでもある。
第1楽章なんかも残響も美しくよい響きだとは思うが、どうしてそこまで力を抑えるのか、もどかしく感じるようなところもあり、全体の印象として何か響いてこないもどかしさみたいなところがある。
オーソドックスといえばそうなのだが、同じコンセルトヘボウでのオーソドックスな演奏でもサヴァリッシュ盤に感じられる確固と香るような、一途な風格が感じられない。よい例えではないが美術の先生の絵と一心に絵を描き続ける画家の絵を見比べるような。美しくほどよいところでまとめているが「その先」を見せることもない、というか。
合唱は結構よく、歓喜の歌の後などしばらくは崇高な雰囲気を感じさせたりもしているし、全体としても標準以上の良演とは思うし、まぁ好みの問題なのだろうと思う。