ドヴォルザーク
交響曲第9番「新世界より」
指揮…レナルト
演奏…ブラティスラヴァ放送響
好み度…5(5点満点)
ブラティスラヴァはスロヴァキアの首都、ブラティスラヴァ放送響は多分スロヴァキア放送響と同一。
地場もののよさとはこういう響きをいうのかもしれない。
うまいとか完成度とか(下手なわけでも完成度が低いわけでもないけど)、というより響きの素朴さに惹かれるような。
地場ものといっても明るい舞曲風というのではなく素朴な大地を感じさせるという意味で。
多分旋律の歌いまわしなんかも微妙なところでご当地の感覚が出ているのかもしれない(日本の歌だってきっと外国の人がきれいになぞるのと日本人が歌うのはちがうんだと思う)。
結構オーソドックスだけど、綺麗にまとめておしまい、って演奏に終わっていないのはその辺なのかな、と思う。というか地場もの云々抜きにしても素朴で自信に満ち堂々とした聴き応えのある演奏と思う。第2楽章は切実な郷愁、というよりはもう少し明るい回想するような郷愁の雰囲気。
「最も音楽的に完成された」盤でないのは確かだろうけど「最も新世界らしさを堪能できる」盤といったらこれを挙げるのもありではないか、なんて思ったりする。
洗練さとか美しく小綺麗な、とかとはちがうとこにある、しかし大オケの立派な交響曲演奏にはない魅力をもった盤のように思う。
交響曲第9番「新世界より」
指揮…レナルト
演奏…ブラティスラヴァ放送響
好み度…5(5点満点)
ブラティスラヴァはスロヴァキアの首都、ブラティスラヴァ放送響は多分スロヴァキア放送響と同一。
地場もののよさとはこういう響きをいうのかもしれない。
うまいとか完成度とか(下手なわけでも完成度が低いわけでもないけど)、というより響きの素朴さに惹かれるような。
地場ものといっても明るい舞曲風というのではなく素朴な大地を感じさせるという意味で。
多分旋律の歌いまわしなんかも微妙なところでご当地の感覚が出ているのかもしれない(日本の歌だってきっと外国の人がきれいになぞるのと日本人が歌うのはちがうんだと思う)。
結構オーソドックスだけど、綺麗にまとめておしまい、って演奏に終わっていないのはその辺なのかな、と思う。というか地場もの云々抜きにしても素朴で自信に満ち堂々とした聴き応えのある演奏と思う。第2楽章は切実な郷愁、というよりはもう少し明るい回想するような郷愁の雰囲気。
「最も音楽的に完成された」盤でないのは確かだろうけど「最も新世界らしさを堪能できる」盤といったらこれを挙げるのもありではないか、なんて思ったりする。
洗練さとか美しく小綺麗な、とかとはちがうとこにある、しかし大オケの立派な交響曲演奏にはない魅力をもった盤のように思う。