ブラームス
交響曲第4番
指揮…ズヴェーデン
演奏…オランダフィル
好み度…4(5点満点)
響きは清らかさと力を同居させ、歌にはほのかに情があり、特に何を誇張しなくても素直に自然に美しい。
第2楽章最初の叙情部での木管なども柔らかく美しいし、協奏部での弦と弦、金管のおおらかな響きや管楽器同士の重なりなどもなかなかブラ4らしい響き。清らかであるが痩せることなく、清らかな厚い美しさを感じる演奏である。
素直で好感の持てる美しさで文句はないが、欲を言えば何らかのインパクトが何かあってもよかったかな、とも思う。
が、そういうのをなくして素直に嫌味なく美しいというのがこの演奏の個性ともいえるのかな。