ベートーヴェン
交響曲第5番「運命」
指揮…ボールト
演奏…ロンドンフィルハーモニックプロムナード管
好み度…4(5点満点)
ちょっと拾い物の感のあるいい盤。
同じコンビの「英雄」の投稿でも書いたが、オケは聞かない名前だが、ロンドンフィルのよう。聴いていてもしっかりしたオケであることが感じられる。
オーソドックスに、力と熱気を感じさせる演奏は、素の力強さとそこから醸し出されるちょっと温かな古風な雰囲気がなんだかいい。
やはりこの曲はあれこれいじるより、そのままをどこまで音に中身を込めて響かせられるか、なんじゃないかと思わせ、特に終楽章の躍動感と熱気を帯びた(しかし全然崩れない)演奏は爽快。
弦も低弦含めよく響き、随所でのホルンも含め金管も爽快に響いている。
56年の録音のようだが、録音はときにちょっと不安定を感じるところもあるが、音質は問題なし。
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