好曲好盤探訪

名曲か、名盤か、というより、個人的好みで好きな曲の好きな演奏との出会いを求めてボチボチと。同じような方の参考になれば

ベートーヴェン 交響曲第7番 ブルゴス/ロンドン響

2015-04-18 23:58:38 | ベートーヴェン 交響曲第7番
ベートーヴェン
交響曲第7番

指揮…ブルゴス
演奏…ロンドン響
好み度…4(5点満点)

中庸といえば中庸。
だが、とても気落ちのよい中庸。
特に第一楽章での快活な感じなど結構快感である。
録音もよく、透明感と明るさのある響きもこの曲に合っていて心地よい。
第1楽章や終楽章での主題の裏のホルンも元気で、また、フィナーレもなかなかに力強い。
カップリングの運命とともに、中庸といえば中庸、ただ上質の中庸であり、良盤といえると思う。

ベートーヴェン 交響曲第7番 ケーゲル/シュターツカペレ・ドレスデン

2014-10-20 23:36:18 | ベートーヴェン 交響曲第7番
ベートーヴェン
交響曲第7番

指揮…ケーゲル
演奏…シュターツカペレ・ドレスデン

好み度…5(5点満点)

これはこの曲の大名盤だと思う。
渋く重厚な響きとベートーヴェン的な響き、幾層にも重なる管弦楽の醍醐味、うなるような低弦だったり、力強い金管だったり、輝くようなヴァイオリンだったり、といった各パートが生き生きと、見事に引き出され、これらを兼ね備えながら、何と言っても躍動感に満ちている。
熱さという点でもかのクライバー盤にひけをとらず、しかも乱れもほころびもない。
デイビス盤での上品な響きと同じ楽団とは思えないくらいの何かをかなぐり捨てたかのような、それでいて何か無性に楽しいような、緊張感みなぎる、あっという間の36分15秒である。
フィナーレの高揚感も素晴らしい。