マーラー
交響曲第5番
指揮…クーベリック
演奏…バイエルン放送響
好み度…4.5(5点満点)
1981年ライブ。セッション盤から10年。タイム的には終楽章以外はこちらのほうが時間をかけた演奏となっていて、印象としても陰を漂わせて所謂マーラーらしい雰囲気が強くなっている印象を受け、深みと大きさを増したように思う。ただ、実直にこの曲の素のよさを力強く熱っぽく訴えかけてくるようなセッション盤がこちらに劣るかというとそういうわけでもなく好みの範疇かとも思う。
アダージェットは、セッション盤では他の盤に比べ明るいものであったが、この盤では静かにゆっくりと、特に激しい起伏づけはないが、このコンビらしい透明感ある弦の響きに情感が濃く漂い、開放感のある広がりも感じさせる美しいアダージェットであり、静けさの中の透き通るように重なる弦が印象的で、悲しみもほのかに加わったような感も受ける。
明るく活力があり健康的であったセッション盤よりもオケの音としてのレンジの幅、スケール感、音や情においての幅ときめ細かさ、などの点で、好みは別として、マーラーの演奏としてはこちらが上位にランクされるものと思われる。
交響曲第5番
指揮…クーベリック
演奏…バイエルン放送響
好み度…4.5(5点満点)
1981年ライブ。セッション盤から10年。タイム的には終楽章以外はこちらのほうが時間をかけた演奏となっていて、印象としても陰を漂わせて所謂マーラーらしい雰囲気が強くなっている印象を受け、深みと大きさを増したように思う。ただ、実直にこの曲の素のよさを力強く熱っぽく訴えかけてくるようなセッション盤がこちらに劣るかというとそういうわけでもなく好みの範疇かとも思う。
アダージェットは、セッション盤では他の盤に比べ明るいものであったが、この盤では静かにゆっくりと、特に激しい起伏づけはないが、このコンビらしい透明感ある弦の響きに情感が濃く漂い、開放感のある広がりも感じさせる美しいアダージェットであり、静けさの中の透き通るように重なる弦が印象的で、悲しみもほのかに加わったような感も受ける。
明るく活力があり健康的であったセッション盤よりもオケの音としてのレンジの幅、スケール感、音や情においての幅ときめ細かさ、などの点で、好みは別として、マーラーの演奏としてはこちらが上位にランクされるものと思われる。
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