チャイコフスキー
交響曲第6番「悲愴」
指揮…オフチニコフ
演奏…モスクワ放送響
好み度…4(5点満点)
何ともロシアものっぽさ満載の録音のように感じる。響きは弦も管も艶たっぷりに、たっぷりの残響、切り裂くようなトランペットもまたしかり。
そんな響きで、聴かせどころではタメを効かせてわかりやすくロマン色濃く謳うものだから、チャイコにはそれがまた合ってたりする。
大きい音は大きく、美しきは美しく、込められた情感は直接的に、シンプルに堂々とそう割り切っているかのような演奏であり、何か、ある意味で素のチャイコフスキーという気にもさせる。
難しいことぬきに、第1楽章第2主題などおおらかで美しいし、展開部クライマックスは盛り上げるし、第2楽章は華美な雰囲気すら感じさせる。終楽章の主題もゆっくり奏され、悲愴感の表現として美しくわかりやすい。終楽章は絶望感というよりは悲しげではあるが美しい。
深みとか精神性とか高い技術とかより、おおらかに大きく艶たっぷりの音でこの曲の美しさ、「悲」だけでない感情の起伏、ロマン的な側面をストレートに聴かせてしまう(ちょっとその響きとともにエンターテインメント的すぎるきらいも感じないではないが)、そんな演奏のように思う。こういう演奏って、やっぱりロシアの人にしかできないような気もする。
交響曲第6番「悲愴」
指揮…オフチニコフ
演奏…モスクワ放送響
好み度…4(5点満点)
何ともロシアものっぽさ満載の録音のように感じる。響きは弦も管も艶たっぷりに、たっぷりの残響、切り裂くようなトランペットもまたしかり。
そんな響きで、聴かせどころではタメを効かせてわかりやすくロマン色濃く謳うものだから、チャイコにはそれがまた合ってたりする。
大きい音は大きく、美しきは美しく、込められた情感は直接的に、シンプルに堂々とそう割り切っているかのような演奏であり、何か、ある意味で素のチャイコフスキーという気にもさせる。
難しいことぬきに、第1楽章第2主題などおおらかで美しいし、展開部クライマックスは盛り上げるし、第2楽章は華美な雰囲気すら感じさせる。終楽章の主題もゆっくり奏され、悲愴感の表現として美しくわかりやすい。終楽章は絶望感というよりは悲しげではあるが美しい。
深みとか精神性とか高い技術とかより、おおらかに大きく艶たっぷりの音でこの曲の美しさ、「悲」だけでない感情の起伏、ロマン的な側面をストレートに聴かせてしまう(ちょっとその響きとともにエンターテインメント的すぎるきらいも感じないではないが)、そんな演奏のように思う。こういう演奏って、やっぱりロシアの人にしかできないような気もする。
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