チャイコフスキー
交響曲第5番
指揮…カヒッゼ
演奏…トビリシ響
好み度…4.5(5点満点)
冒頭の木管からしてロシア情緒たっぷりの響きである。何を以ってロシア的になるのかはわからないがそうなのであり、ロシアの寒く大きな大地が連想されるようである。
その後の混沌としたまま塊として押し寄せる強奏もチャイコフスキーらしい。
第1楽章は繊細な甘さを強調することもなく、太く情感濃く力強く押し切る感を受け、武骨なまでに太く大きな第1楽章であるが、弦も金管もたっぷり鳴らして(けどうるさくない)謳ってどこか甘美でもある。
第2楽章もホルンのソロはじめ太く音量大きめの響きで強奏部と弱奏部で音量の差はあまりない中での起伏だが、単調な印象はなくむしろこの曲を大きく骨太に聴かせているようである。
第3楽章は少し力を抜いた明るめの響きで前2楽章とはよいコントラストになっているように感じる。
終楽章は大きな音にこちらが慣れてしまったのか、少し迫力に欠け単調な感もないではないが、フィナーレは大きな構えと響きだし、全体としておおらかに力強く鳴らしつつ甘さの漂う、何ともロシア的、チャイコフスキー的な魅力を感じさせるチャイ5のように思う。
交響曲第5番
指揮…カヒッゼ
演奏…トビリシ響
好み度…4.5(5点満点)
冒頭の木管からしてロシア情緒たっぷりの響きである。何を以ってロシア的になるのかはわからないがそうなのであり、ロシアの寒く大きな大地が連想されるようである。
その後の混沌としたまま塊として押し寄せる強奏もチャイコフスキーらしい。
第1楽章は繊細な甘さを強調することもなく、太く情感濃く力強く押し切る感を受け、武骨なまでに太く大きな第1楽章であるが、弦も金管もたっぷり鳴らして(けどうるさくない)謳ってどこか甘美でもある。
第2楽章もホルンのソロはじめ太く音量大きめの響きで強奏部と弱奏部で音量の差はあまりない中での起伏だが、単調な印象はなくむしろこの曲を大きく骨太に聴かせているようである。
第3楽章は少し力を抜いた明るめの響きで前2楽章とはよいコントラストになっているように感じる。
終楽章は大きな音にこちらが慣れてしまったのか、少し迫力に欠け単調な感もないではないが、フィナーレは大きな構えと響きだし、全体としておおらかに力強く鳴らしつつ甘さの漂う、何ともロシア的、チャイコフスキー的な魅力を感じさせるチャイ5のように思う。
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