好曲好盤探訪

名曲か、名盤か、というより、個人的好みで好きな曲の好きな演奏との出会いを求めてボチボチと。同じような方の参考になれば

ブラームス 交響曲第1番 ヨッフム/ベルリン・ドイツ響

2016-07-06 22:30:23 | ブラームス 交響曲第1番
ブラームス 
交響曲第1番 

指揮…ヨッフム
演奏…ベルリン・ドイツ響
好み度…4(5点満点)

ネットでの評は上々のようだが、個人的には響きの厚みならロンドンフィル盤、ライブの凄みと特有の雰囲気ならフランス国立管、との印象。
オケの力量の差なのか、ただ、これはこれでヨッフムの剛毅さとそれとない渋い味が感じられる盤であるとも思う。
第2楽章等では「やわ」でない美しさを聴かせ、両端楽章では派手ではないが、実直に頑固に情を込めてゴツゴツするような響きを聴かせている。
結構いい盤だと思うけど、この盤も含めて上記ヨッフム3盤で比較するとやはり他の2盤に軍配かな、と思う。
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ブラームス 交響曲第2番 ベーム/ウィーンフィル

2016-07-04 22:38:47 | ブラームス 交響曲第2番
ブラームス 
交響曲第2番 

指揮…ベーム
演奏…ウィーンフィル
好み度…4.5(5点満点)

貫禄の演奏。
美しい弦、潤いある木管、適度な重みで響く金管、響きの強さ、厳格なまでにできたアンサンブル、良演の典型のごとく全てを揃え、あまりにまっとうといえばそうかもしれないが、この域までくればそれはもう風格という域とも思える。
特に何かを強調したり変わったことをしているわけではないが(第2楽章は結構ゆっくり)、この曲がもつ情感とかこの演奏独自の雰囲気とかも自然に伴うものかのように漂わせている。
出だしのホルンもウィーンフィルならではの何とも味わい深いものだし、その後の弦の響きや気持ちよく吹かれる金管のアンサンブルもさすがだし、フィナーレも豪快で爽快。
いい意味でやや古風な響きと活力に満ちた、一時代を築いたこのコンビの風格を感じる、やっぱり名盤でしょうねぇ。
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ブラームス 交響曲第1番 チェリビダッケ/ミュンヘンフィル

2016-07-04 22:36:05 | ブラームス 交響曲第1番
ブラームス 
交響曲第1番 

指揮…チェリビダッケ
演奏…ミュンヘンフィル
好み度…4(5点満点)

好みにもよるだろうけれど、ブラ2やブラ4で聴かせた美しさは、ブラ1にはちょっと合わない感を感じた。
ゆっくり丁寧に独自の世界をつくっているのはある意味共通しているが、ブラ1にはもうちょっと力がほしい気がする。
第2楽章、第3楽章はチェリらしく美しいし、終楽章はフィナーレの凱歌が、むしろそこだけ速めなのがちょっと残念ではあるが、出だしのホルンの独奏部でのホルンの重なりも美しいし、第1楽章よりは力も感じるし、ホルンを思い切り引っ張った強奏等は新鮮で聴き応えあったりと、ならではのよさもそこここに聴かれもするが、同じコンビの2番、4番がとてもよいだけに、ちょっと合わないかな、との感を受ける。

2016.12.17 追記
久しぶりに聴いてみた。※ただ、前回の投稿時の演奏と同音かどうかは不明。
改めて聴いてよかったと思う。
確かに長い。普通の演奏より1楽章分くらい余計に聴くような感さえ受ける。ただ、これだけゆっくりやりながらかえって密度が濃いような独特の響き、第1楽章の、のしかかるような独特の雰囲気、終楽章ホルンの独奏から例の主題が終わるあたりまでの敬虔なまでの大きく深い美しさ、等など、これはもうやはりチェリにしかできない演奏。
第1楽章中盤の高揚部で顕著だが、トランペットが結構印象的に使われているのもチェリならでは。フィナーレの凱歌がちょっと速くて流されるような感じなのが相変わらずちょっと残念だが、それは他で聴けばいいし、代わりに他では聴けないものが沢山あって、そういうことはこの演奏ではどうでもいいような気になるような、チェリワールドたっぷりの魅力ある演奏。(好み点3.5から4に変更)
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チャイコフスキー 交響曲第5番 ビュンテ/ベルリン響

2016-07-04 22:32:20 | チャイコフスキー 交響曲第5番
チャイコフスキー 
交響曲第5番 

指揮…ビュンテ
演奏…ベルリン響
好み度…3.5(5点満点)

いくつかのサイトで「力のある名演」みたいなことを書いていたので聴いてみたが、
音の厚み、勢い、緊張感、新鮮な楽器の出し入れ、あるいはフィナーレの雄大さとか、その演奏にしかない雰囲気とか、どれをとっても特に感じるところは私にはなかった。
特に悪いところもないが、普通のライブといったところではないだろうか。
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