今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

三國神社(福井県坂井市三国町山王6-2-80)

2024年08月23日 | 神社・仏閣
訪問日 令和6年5月31日

三國神社(別名:山王宮、お山王さん)
この近くを何度か走っていたのだが、訪れたのは今回が初めてとなる
正面鳥居の右側50mの所に駐車場がある

社号標
天文9年(1540年)竹田川 の支流の兵庫川から流れてきたとされる御神体を住人が拾い、当地の正智院に納めたのに始まる
天文13年(1544年)正智院の院主・澄性が境内に小社を建立
永禄7年(1564年)澄性の弟子の澄元が現在地の桜谷を開き、「山王宮を建立」したのが創建年となる



鳥居
額には「三國神社」
明治2年(1869年)山王宮を桜谷神社に改称
明治18年(1885年)に三國神社と改称し、現在に至る
地元では「おさんのさん(お山王さん)」と呼ばれている






狛犬1






手水舎



大好物のツブ貝が奉納されている
日本海の豊富な海産物に恵まれ、近くには有名な観光地「東尋坊」がある



随身門(福井県指定文化財)
鳥居の正面に見えるのが随身門
この楼門は元治元年(1864年)に釘始・明治3年(1870年)に完成した



棟梁・森町大工・安右ェ門・23歳
神社楼門(随身門)は和様を基調としながら扇垂木など禅宗様を加味している



楼門上の額「光華閣」は慶応4年(1868年)第17代福井藩主 松平茂昭の寄進



随身像
明治2年(1869年)松ケ下町の寄進



随身像の作者は志摩竜斉









宝物殿



山王宮旧跡



天文9年に「御神体」を拾い上げ、永禄7年に「山王宮」を建立した場所となる
御神体:大山咋命(山王権現)



跡地に「大岩」を据え鳥居を建てるとある



木立神社



明治24年(1891年)に三国神社内に建立



狛犬2






祭神:松平慶永
*伝説的な英雄ではなく、幕末から明治における福井藩の名君



郷土出身の彫刻師島雪斎が彫刻した松平慶永の寿像に太刀一振りと立願文を添えて氏子が祭った



随身門と直線で結ばれる地点に社殿が建っている



八幡神社



扁額には社号の「八幡神社」



拝殿正面の彫刻






祭神:応神天皇
「桜谷地主神」として古くから祀られていた
鍛冶職が多く居住していた関係から、弓矢の神である応神天皇が守護神として崇敬されていた



初めて訪れたこともあり、左回りで移動してきた
最後になったが、三國神社の拝殿に着いた



拝殿
天保2年(1831年)窮民救済のため社殿改築、境内整備の工事がはじまる
天保11年(1840年)還宮式 棟梁 八十島四郎兵衛



狛犬3






拝殿正面



額には「三國神社」



拝殿内部



主祭神の額が掲げられている
右から「大山咋命(山王権現)」「継体天皇」



唐破風の彫刻
大きな「鳳凰」が目立つが、一番下にある「群猿像(28匹)」が坂井市の文化財に指定されている



本殿
祭神:大山咋命(おおやまくいのかみ)
*竹田川 の支流の兵庫川から流れてきた御神体
明治5年(1872年)に水門宮の御神体 継体天皇を合祀



神輿堂






撮影 令和6年5月31日

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