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喜多方発・・・蔵の街の地域情報を主に発信します。観光・歴史・文化・催しその他等。

喜多方発・日本の北限の田植神事。

2010-07-02 17:42:10 | Weblog
蔵のまち、喜多方から、

雨の中、慶徳稲荷神社のお田植え祭りです。日本の北限の田植え神事と言われています。

毎年7月2日の半夏生・はんげしょう・の日に行なわれます。神事が始まる頃からあいにくの雨の中を慶徳小学校の早乙女たちが、神社前の神田に田植えを行ないました。

約500年ほど前、慶徳城主が稲荷神社に神田を寄付し、お祭にはお供えをし、その年の吉凶を占い、そして、田植えうたをうたいながら神田に田植えをしたのが始まりといわれ、
今でも神田での田植えは地域の早乙女により行なわれています。
また、当時のうたに合わせて、史実をもとに創作を加えた早乙女踊りが慶徳小学校児童により、半夏生に行なわれます。

雨の中でした、無事に田植えを終えてほっとしている早乙女たちです。

慶徳稲荷神社も社歴に寄れば由緒ある神社です。寛治5年(1091)に源義家により造営され、新宮熊野神社(応徳2年1085)と共に義家によって造営された、歴史ある神社です。境内のご神木である大杉は「長床」の大いちょう、同様に長い歴史をみつめながら今日に至っています。慶徳稲荷神社へ是非詣でてください。
境内に鐘楼があり大きな鐘が吊るしてあります。