[PR] ピアノ調律 コールセンター</noscript>
さてさて。
最近の子どもたちにはめずらしいことかもしれませんが,クラスで激しいけんかが起きたとしましょう。
前回は,仲裁に入るべきかを判断するという攻略法を紹介しましたが,今回は,いよいよ仲裁に入ることになってからの話です。
ここからは先生の役割が重要です。
まだ,当事者は涙ながらに「あっちが悪いんだ!」と訴えるかもしれません。けんかになるほどだから,おたがいの感情がとても昂ぶっているはずです。気持ちは分かります。
どのように仲裁したらよいのでしょうか。
ここで大事なことは
ルールにそって,順序を決めて話させる!
ということです。
手順としては,
1.「今からする話し合いは,けんかを終わらせるためにします。決して,さらにけんかするためではありません。いいですね。」と,強く確認する。
2.Aくんが,けんかの経緯と,今の気持ちの全てを話す
→あとからグチグチと言わせないように,全てを話させる
3.Bくんが,けんかの経緯と,今の気持ちの全てを話す
→〃
4.先生が,けんかの全容をシンプルにまとめる
→二人の話に共通していること,矛盾していることを明確にする
5.さらに,どうしても言いたいことがあれば,挙手で言わせる
6.事態を見ながら,どうしても必要であれば第三者を召喚する
7.先生がジャッジする
この中で徹底するルールとしては,
・相手が話している間は絶対に口をはさまない
・けんかを終わらせるための話し合いだということ。この中でさらにひどく相手を攻撃するような言葉づかいには,先生が厳しく叱ります
そして,先生にとって終始必要なことは
・これ以上のけんかは許さんぞという強気な姿勢を見せること。毅然とした口調,強い視線,怒っている雰囲気,です
では,この話し合いを通じて,けんかが丸く収まるかというと,必ずしもそうではありません。
けんかなんて,話し合いで解決しないものばかりです。
ですが,ここで目的としているのは,解決することよりも,お互いの感情を落ち着けること,相手の気持ちを汲み取ることです。
どちらにも,同じくらいの怒りと悲しみがある。
それをお互いがしっかりと感じることです。
その上で,お互いの気持ちが落ち着きだしたときに「7先生がジャッジ」します。
では,どのようにジャッジすればいいのでしょうか。
それは,また次回考えてみましょう!
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