小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

さあけんかの仲裁にはいったぞ!どうする!?

2009-11-02 08:34:19 | 学級生活の攻略法
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さてさて。

最近の子どもたちにはめずらしいことかもしれませんが,クラスで激しいけんかが起きたとしましょう。

前回は,仲裁に入るべきかを判断するという攻略法を紹介しましたが,今回は,いよいよ仲裁に入ることになってからの話です。

ここからは先生の役割が重要です。

まだ,当事者は涙ながらに「あっちが悪いんだ!」と訴えるかもしれません。けんかになるほどだから,おたがいの感情がとても昂ぶっているはずです。気持ちは分かります。

どのように仲裁したらよいのでしょうか。

ここで大事なことは

ルールにそって,順序を決めて話させる!

ということです。

手順としては,

1.「今からする話し合いは,けんかを終わらせるためにします。決して,さらにけんかするためではありません。いいですね。」と,強く確認する。

2.Aくんが,けんかの経緯と,今の気持ちの全てを話す

→あとからグチグチと言わせないように,全てを話させる

3.Bくんが,けんかの経緯と,今の気持ちの全てを話す

→〃

4.先生が,けんかの全容をシンプルにまとめる

→二人の話に共通していること,矛盾していることを明確にする

5.さらに,どうしても言いたいことがあれば,挙手で言わせる

6.事態を見ながら,どうしても必要であれば第三者を召喚する

7.先生がジャッジする

この中で徹底するルールとしては,

・相手が話している間は絶対に口をはさまない

・けんかを終わらせるための話し合いだということ。この中でさらにひどく相手を攻撃するような言葉づかいには,先生が厳しく叱ります

そして,先生にとって終始必要なことは

・これ以上のけんかは許さんぞという強気な姿勢を見せること。毅然とした口調,強い視線,怒っている雰囲気,です

では,この話し合いを通じて,けんかが丸く収まるかというと,必ずしもそうではありません。

けんかなんて,話し合いで解決しないものばかりです。

ですが,ここで目的としているのは,解決することよりも,お互いの感情を落ち着けること,相手の気持ちを汲み取ることです。

どちらにも,同じくらいの怒りと悲しみがある。

それをお互いがしっかりと感じることです。

その上で,お互いの気持ちが落ち着きだしたときに「7先生がジャッジ」します。

では,どのようにジャッジすればいいのでしょうか。

それは,また次回考えてみましょう!

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