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さあ,いよいよ先生がけんかのジャッジをします。
この先生のやり方には,けんかの当事者も固唾を飲んで注目するでしょう。
ところで。
最近の子どもたちが,あまり激しいけんかをしないことについて。その背景にあるのは…
・子どもたちの感情が熱くなりにくくなっている
・クールを装うことがかっこいいような風潮がある
・相手に強く何かを伝えるための術を知らない。また,その意欲も弱い
・人間関係,友人関係が希薄なものになってきている
・暴力で解決することを社会全体が許さなくなってきている
・大人のけんかを間近で見ることがない
・けんかに対する教師,学校の姿勢が厳しくなっている
ということが考えられるように思います。
いい面も,そうでない面もありそうですね。
いずれにせよ,けんかという人間どうしの濃い接触の中で得られる感情や,経験というのは,子どもの人格の成長に大きく影響すると思います。
さて,話を戻して,けんかのジャッジ。
結論から言いますと,これが一番かと。
基本的に,けんかは両成敗!
でしょう。
前の仲裁で,子どもに満足いくまで話をさせましたが,それは「どちらが悪い」という判断をするためではなく,けんか自体を落ち着かせるためです。
確かにどちらかが悪い場合もありますが,ここでは,その子を叱ることよりも,それがけんかに至ってしまったという,その事実を叱るようにします。
「二人で,話し合って冷静に解決できず,激しいけんかになってしまったことがいけない。未熟だ。けんかはいいことではない。」
もう一つは,けんかになっている時点で,お互いが相手を攻撃しているわけだし,お互いが傷ついています。だから両成敗。
「きみたちの言った一言,手を出してしまったことで,大事な友だちがとても傷ついています。深く反省しなさい。」
こうすることで,子どもたちの間に不満や,遺恨も残らなくなるし,先生は平等に物事を見るという姿勢が伝わるでしょう。
「どっちが悪い」じゃなくて,「けんかがいけない」というジャッジです。
そして,そのジャッジを厳しく伝えた上で,まだ涙を流している二人には,優しいフォローも忘れないようにしましょう。
・原因となるよくない言動があったならば,それは絶対にやめるよう,個別に約束する
・「雨降って地固まる」けんかを通して成長できることを教える
・お互いに謝れる雰囲気があれば,「最後に,相手に言いたいことはありませんか」と促してみる。(もし謝れたときには,笑顔で頭をなでてあげる)
すべてのけんかにこれが絶対,というわけではと思いますが,これが基本だと思います。
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