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今日は,クラスの学級PTAです。
学校によっては,保護者会と言ったりもします。
学期始めや終りに,学級の保護者の方々が集まって,担任の先生と学級経営について話し合う場です。
私は若い頃,と言わず今でもですが,この学級PTAでは緊張しました。
普段は小さな子どもたちの前でえらそうにしているのが先生ですが,いざ大人をズラッと目の前にすると,弱いものです。
この学級PTAでは,今後の学級経営の方針や,これまでの反省を述べます。
当然,学級PTAに来られた保護者の方々は,学校での子どもたちの様子を知りたいわけです。
そこで先生は,
「6年生という立場を考えて,行動する場面が増えてきました」
「男女の仲が深まってきたことを,うれしく感じます」
「授業では,真剣に考え,進んで発表する子が増えてきました」
「来月に迫った運動会に向けて,気持ちが高まっているようです」
「新学習指導要領を受けて変わった内容に関しても,理解を深めようとがんばっています」
などと,喜んでもらえるような話を,できるだけうまくしゃべろうとします。
が。
なぜか,こんな話を聞く保護者の方々の表情が冴えません。
先生もずいぶん話の内容を考え,事前に準備して話しているし,数名の方は熱心に聞いてくれているようにも見えますが,多く方は,そこまで興味がなさそうにしています。
・・・なぜ?
ここでは,保護者の方々が,こんな機会に聞きたいと思っていることを,もっと考えてあげなくてはいけませんね。
きっとこうでしょう。
保護者は,子どもに関する具体的な話に興味がある!
ということです。
上に示したような,先生の「あいまいな」話では,我が子の姿がよく見えないのです。
「『運動会に向けて気持ちが高まってきた』って,どういうこと!?」
と思っていることでしょう。
先生が,いかにも先生たちが使うような小奇麗な言葉で子どもの姿を表現しても,保護者にとっては,よく分らないのです。
だから興味がない。
先生側からすれば,学級全体のことを話そうとするので,話自体が包括的で,あいまいなものになってしまうのは仕方のないことかもしれませんが,そこを一工夫してみましょう。
できるだけ具体的な話をするのです。
「ある子が,運動会に向けて昼休みにかけっこの練習をしだしたんです。すると,それを見た多くのクラスメイトが,一緒にやろうと呼びかけました。今では,自分たちで日を決めて,かけっこやリレーの練習をしていますよ。頼もしいことです。」
なんて話をすると,いつもは学校にいない保護者の方でも,リアルに子どもたちの様子が想像できるでしょう。
コツとしては,クラスの現状を説明するのに,もっとも代表的な例となる場面を取り上げることです。
男女の仲が深まってきたことを伝えたい → 文集制作係の子たちの姿がよく表している →「先日こんな場面がありました。文集制作係の子たちが…」
という具合に。
できるだけ具体的に子どもの姿を伝える話の方が,ぐっと保護者の心をひきつけること,間違いなしです。
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