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「どこに立つ!?」シリーズも5回目になります。お付き合いありがとうございます。
今日はこれから算数の単元末の練習問題に取り組む時間です。
単元での一通りの学習を終え,この時間にできるだけたくさんの問題に取り組み,習熟を図りたいところです。
授業の始めに,今日取り組む問題と,やり方を説明しました。
そして,子どもたちはコツコツと問題に取り掛かり始めました。
感心なもので,みんな集中してがんばっているように見えます。
しかし,時間が経つにつれて,色々な様子が見えてきました。
得意気にどんどん問題を解いていく子
少し困った顔をしてなかなか先に進めない子
あきらかに集中できていない子
他の子へのちょっかいをねらっている子 ・・・
個人差は当然ですね。
さあ,そんな様子にも気が付きながら,こんな風に,何かにじっくりと子どもたちを取り組ませたいとき,先生は教室のどこにいるべきでしょうか。
やはり,ここはこうでしょうか。
子どもにじっくり取り組ませるときは,教室内をウロウロする!
ウロウロする,とは言葉がよくないようですが,いわゆる机間巡視です。
「どこに立つ」と固定的にならず,教室内のいろいろなところに行き,いろいろなところを眺めましょう。
上に挙げたように,同じ課題に取り組んでいても,子どもたちの実態,様子は様々です。
そんな子たちに個別に,場合によっては何人かまとめて対応しなくてはいけません。
そのためには早期発見が何よりです。
教室内をウロウロすることで,子どもたちの様子がいろいろな距離・角度から見えて,早期発見ができます。
どんどん進む子には「新たにこのプリントに挑戦してみようか」
困った顔をしている子には「なかなか難しいよね。お手伝いしようか」
集中できていない子には「とおるくん。4番まで解いたら手を挙げて教えてください」
ちょっかいを出す子には「たけるくん。1回目の注意をします。2回目は怒ります」
適切な支援をしてあげましょう。
コツは,教室内をウロウロしながらも,近くにいる子を見て声をかけるばかりでなく,歩きながら遠くにいる子を見て,その子に声をかけることです。
そうすることで,近くにいる子は先生の存在を感じれるし,しかも遠くにいる子も先生の目が届いていることに気付く。(先生すげぇな…)
結果,どこを歩いていも,教室のかなり広い範囲を治めることができます。
もう一つ。
この「ウロウロする」には気配りが必要です。
あまりスピードをあげてセカセカ動くのは子どもにとって目障りです。
また同じコースばかり歩いているとマンネリ化します。
適度なゆっくりとした速度で,コースをランダムに変えながらいきましょう!
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