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今から算数の授業です。3年生の三角形の授業。
いつもどおりの算数の授業ですが,こんな授業の中での教師の立ち位置を考えてみましょう。
子どもたちは三本のストローを組み合わせて,いろいろな形の三角形をつくりました。
それを集めて,黒板にマグネットで並べてみます。
「おぉ,いろんな三角形があるねぇ」
「あっ,ゆうたくんのは,ぼくのと一緒の形だよ」
「かなこさんが作ったのは,おもしろい形してるね」
みんな,たくさん並んだ三角形に興味津々です。
この授業のねらいとしては,「三角形の仲間分け」です。
辺の長さなどに注目して,正三角形や二等辺三角形を見つけ出したい。
徐々に子どもたちからおもしろいつぶやきが出てきました。
「あれ?三角形をぶらさげると,傾き方が…」
「緑色のストローを2本使った三角形は,どれも…」
などと,授業もおもしろい場面に入ってきそうです。
さあ,こんな場面で,先生はどこに立ちましょうか。
前回紹介したように,ドンと子どもたちの正面に立つか。いやいや,こんなときは…
子どもが黒板に注目しているときは,黒板と子どもたちの間,斜め横に立つ!
これがベストポジションではないかと。
教室の斜め前方,黒板の端のところです。
ここに立って,黒板と子どもたちの間に体を向けるように立ち,首は黒板を向いたり,子どもを向いたりできます。
そうすると,学習者である子どもと,学習材である黒板を結ぶような,仲立ちするような役をすることができます。
ここで,あまり多くはしゃべらず,子どもたちの発言にうなずいてあげたり,相槌を入れてあげたり,発表をさせる際のコーディネーターをしてあげたりします。
必要ならば,子どもたちに視点を与えるアドバイスや発問もしてあげます。
そんな,「名脇役」になるポジションですね。
せっかく子どもたちが黒板の三角形に注目しているのに,先生が前にしゃしゃり出てくる必要はありませんよね。
出てきてべらべらしゃべっても
(ちょっと,先生で見えないんだけど!)(先生だまってて!)
子どもはそう思うはず。
ここは空気を読んで,少し控え目なポジショニングをとることです。
この立ち位置のよさは,子どもたちの全体を斜め前から見ることができるという点もあります。
黒板に注目している子ども様子を見ながら,授業の展開を考えましょう。
私は,普段の授業で,このポジションにいることが結構多いです。
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