小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

学級PTAで,保護者に共感してもらえたら…!

2009-11-15 10:46:45 | 保護者への攻略法
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学級PTAでの話ネタについて続編。

いかにも先生らしいという話を工夫して,堂々とすることも大きな効果があります。

保護者の方はそんな先生の姿を頼もしく感じるでしょう。

前回までに紹介したように,

・子どもの具体的な姿を伝える

・新聞や雑誌のネタを話す

というのも,そのための攻略法の一つです。

そして,それとは別に,保護者の方をひきつける一味違った話というものがあります。

この話を上手にできる先生は,保護者からの共感を得られます。

この「共感」というのは大きいですね。

保護者と先生とをつなぐ人間関係の中でも,共感し合える関係というのはとてもいいものです。

私は,駆け出しのころはこの「共感」を得ることが苦手でした。

若くて,年齢的にも保護者の方との距離があったし,何より自分が先生という立場に力んでいたので,親しみを感じられなかったのではないかと思います。

当然,学級PTAでも,堅い話に終始して,会の雰囲気を和らげるような「共感」を呼ぶ話というのはできませんでした。

時折,こんな話もしてみたいですね。

自分のエピソードで共感を得る!

ということです。

えらそうな話ばかりせずに,たまには保護者の方々と同じ目線に立って,共感してもらえるような自分のエピソードを惜しげもなく語ってみましょう。

こんなとき,基本的には「失敗談」です。

人間とは,他人の失敗がかわいく見えます。

同情心から,親しみがわきます。

それも,保護者の方々も経験しているような失敗談だと,さらに好感がもてます。

子もちの先生であれば,探せばたくさんそんな話が見つかるのではないでしょうか。

「実は,娘となかなか話が合わなくて,最近はけんかばかりなんです。昨日だって,携帯電話がほしいって言い出すから…」

「うちの息子の,誕生日をうっかり忘れちゃったんです。それで,もうカンカンに怒ってるんですよ。こんなときどうフォローすればいいか,どなたか教えてくださいませんか!」

なんて笑顔交じりで話すと,保護者の方も笑顔でうなずいてくれますね。

こんな話ができるのは,子もちの先生の特権です。

身内話は少し抵抗があるかもしれませんが,家族にも許してもらえる範囲で話せるといいですね。

子どものいない先生も一工夫しましょう。

「子どものいない先生には,親の苦労なんて分からないのよ」なんて思っちゃう保護者の方もいるかもしれません。

でも,そんな先生だって,自分が子どもだったときの親との思い出もあるはずです。親戚や近所の親子を間近で見ることだってあるでしょう。

「私の兄には6歳になる男の子がいるんですけど,まあしつけが大変そうです。学校と家とでは,また子どもの様子も違うんですね。」

こんな話をすると,先生と保護者との距離がグッと近くなるような気がします。

そんな関係になれれば,いざというとき,保護者が助けの手を差し伸べてくれるようになります。うれしいことですね。

※ただし,こんな失敗談は本当におもしろいから,つい盛り上がりすぎて,学級PTA自体が横道にそれてしまうことのないように,お気をつけて!(笑)

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